統合文書作成ソフトのAppleWorks 6のMac OS X対応正式版がリリースされていた。これまでは、英語版のPublic Preview版のみが公開されていたが、Ver.6.2としてMac OS X対応正式版としてリリースされた。従来バージョンのAppleWorks 6からはフリーでアップデートでき、14MBほどのアップデータをダウンローすることでアップデートが可能だ。ただし、今回リリースされたVer.6.2は英語版のみであり、アップデータを含めて日本語版のAppleWorksには対応していない。新しい機能としては、Word 2001やExcel 2001のファイルフォーマットでの読み込みや書き出しに対応していることであるが、とにかくMac OS Xネイティブで稼動するというのがいちばんの変更点だろう。なお、AppleWorksのページではPDFファイルに印刷できるというメリットを記載しているが、これはMac OS Xのプリント機能にあるもので、AppleWorksに特別に組み込まれた機能ではない。 日本語版も早く用意してほしいという要望も持ってしまうところだ。いずれにしてもこの時期までかかっての正式版というのは、Carbon対応だからといって簡単にはMac OS Xネイティブなアプリケーションとしてリリースできるわけではないということを図らずも示したものと言えなくはないだろうか(もちろん、作業の都合上…という理由もあるのかも知れないのだが)。 |