AppleWorks 6.2への日本語版のアップデータが公開された。Mac OS XではVer.6.2となるが、Mac OS 9.xではVer.6.1.2となる。AppleWorks 6.2はCarbon対応のアプリケーションであり、Mac OS X版はCFMベースのバイナリオブジェクトとなっている。アプリケーションのパッケージには、Mac OS Xの実行アプリケーションと、Mac OS向けのアプリケーションが別々に入っている。Carbonアプリケーションではあるが、バイナリを共通化しているわけではなく、実行アプリケーションのファイルはまったく別のものをOSごとに利用するようなパッケージになっている。Mac OSでの利用では、CarbonLib 1.2.5でもことえりの入力時にcontorl+Kなどの文字種変換機能は問題なく利用できた。また、メニューバーがちらつくといった現象も見られない。Mac OS Xで稼動させると、ホームフォルダにあるDocumentsフォルダに「AppleWorks User Data」という名前のフォルダが作られ、そこに最近使った項目など各種のデータが保存されるようになっている。なお、UFSフォーマットの場合にはAppleWorksがインストールできないとした注釈が見られるため、アップデートする場合でも、AppleWorksの利用はUFSボリュームを避けた方がいいかもしれない。インストール後に、AppleWorksのフォルダにある「最新情報」のフォルダを開いて、その中にある情報は確認しておくのが良いだろう。いずれにしても、Mac OS XあるいはアップデートされたCarbonLibでのAppleWorksの利用は大きく制限されていたし、英語版はプレビュー版等があったものの、日本語版のアップデートはなかなか行われなかった。これでやっと、AppleWorksも基本的な問題がなく使えるアプリケーションとして戻ってきたというところだ。 |