Mac OS 9.xでもよく使われている画面キャプチャー作成ソフトのSnapZのMac OS Xネイティブ版がAmbrosia Softwareから正式にリリースされた。画面キャプチャー作成はMac OS Xの標準機能としても使えなくはないが、キー操作で次々に画像ファイルに保存される点から、効率的にキャプチャーファイルを作成するにはなくてはならないユーティリティである。Mac OS Xではウインドウにシャドウができりるが、ウインドウとそのシャドウだけを含むキャプチャーが作成できる点は大きな特徴となるだろう。また、SnapZ自体はバックグランドアプリケーション的に動き、Dockにアイコンはあらわれない。しかしながら、プロセスの一覧には出てくる(この動作の実現方法にも興味があるところだが、外見からは判断できないだろう)。キー操作で呼び出すわけである。初期設定はCommand+Shift+3になっているが、まずこのキー操作でSnapZのダイアログボックスを呼び出して、そしてキーの変更をすればよい。従来のバージョンから画面のムービー制作もできるが、その機能もMac OS X版に組み込まれている。ただ、理由は不明だが、筆者の環境では、ムービーへの保存時にエラーが出た。なお、日本語向けのリソースも含まれているのだが、ダイアログボックスの定義などは英語のままになっているため、日本語環境でも英語のダイアログボックスがでてくる。将来に組み込まれる予定の機能として、国際化にきちんと対応するということが記載されている。価格は、ムービー保存が可能なバージョンが$49、画面キャプチャーだけのものが$29となっている。従来のバージョンSnapZ Pro 2からのアップデートも受け付けており$10のディスカウントとなっている。 |