タイトルMac OS X版のJBuilder 5の試用期限切れに伴いライセンスキーの再配付で期限延長カテゴリー開発ツールその他, 開発ツール
作成日2001/7/31 13:12:24作成者新居雅行
2001年5月に開催されたWWDC 2001で、BorlandのJava開発ツールのJBuilder 5 Professional for Mac OS X Preview Releaseが参加者に配付されたが、その仕様期限は7月31日となっていた。その期限が切れる日に、登録者にメールが届けられ、あらためてライセンスキーを取得することで、2001年11月15日まで期限をのばすことができるとしている。つまり、無償でのプレビュー版利用期間の延長が行われたということになる。なお、登録者にはこのお知らせのメールが来ているので、新しいライセンスキーの入手方法はそちらを参照していただきたいのだが、ちょっと迷うかも知れない。いったん、Borland Communityのログインができる状態になっていれば、指定とおりにページのリンクをクリックすると、ライセンスキーを送付するメールアドレスを問い合わせる。しかし、ログインできない状態、つまりパスワードなどを入力しないといけない状態だと、いったんログインをしてから、もう一度指定のページに戻って再度リンクをクリックすることで、メールアドレスの問い合わせになる。その後、メールでライセンスキーが送られてくるので、Licensing Informationというアプリケーションでキーの追加を行えばよい。ソフトウエア自体はアップデートされない。
JBuilderはJavaで作られたJavaの統合開発ツールで、エディタ、コンパイラ、プロジェクト内のファイル管理に加え、GUIを手軽に作成できるRADツール、デバッガなど、開発に必要なものが1つにパッケージされたものである。言語はJavaに限定されるが、Pure Javaのアプリケーションやサーバーコンポーネントに加えて、Cocoa-Javaのアプリケーション作成なども将来的にはできるようになる見込みだ。なお、Windows向けなどのJBuilder 5はすでに発売が開始されている。ライセンスキーのアップデートを促すメールの内容には、はっきりとは書かれていないが、Mac OS XのJava VMのファイナル版が入手できないので期限を延ばす、といった主旨が書かれている。予定では、Java VMのアップデートが7月いっぱいに行われる予定だったのが、Mac OS X 10.1といっしょかそれ以降になるということなのかもしれないが、それは想像だ。
関連リンクJBUILDER 5 MAC OS X PREVIEW RELEASE