タイトル | REALbasic 3.5の英語版が正式リリース、データベースや3D、Office対応などの強化 | カテゴリー | 開発ツール, REALbasic |
作成日 | 2001/8/21 11:12:27 | 作成者 | 新居雅行 |
Real Softwareは、Mac OS Xに対応した開発ツールのREALbasicの最新版Ver.3.5を正式にリリースした。新しいバージョンでは、Mac OS X対応を改良すると共に、3Dグラフィックス機能の追加や、Microsoft Officeのコントロールを行う機能などが追加されている。また、データベース処理を行うコンポーネントが機能アップし、文字列で正規表現が利用できるようになり、さらにRbScriptとして、内部でのスクリプト処理ができるようにもなった。Ver.3.0でMac OS XのCarbon対応となり、開発ツールおよび作成したアプリケーションのいずれもがMac OS Xとなっているが、その後は頻繁なアップデートがくり返されている。Ver.3.5のリリースを2001年後半に行うことはすでに明らかになっており、さらにVer.4.0として2002年にリリースを行うことも表明されている。新しい機能を積極的に追加することに加えて、状況が変化するMac OS Xに対応するためにこまめにバージョンアップを行うという姿勢も取っているようだ。Ver.3.5は有償アップデートとなるが、データベースを利用したアプリケーションが作りやすくなることや正規表現サポートあるいはOffice対応などは、実用アプリケーションを作っている利用者にとってはそれなりに価値のあるアップデートであると言えるだろう。Standard版は$149.95、データベース処理機能やWindows向けのアプリケーション生成機能を含むProfessional版が$349.95となっている。これまではフリーアップデートであったが、Ver.3.5へのアップデートは有償となっており、Standard版のアップデートは$79.95、Professional版のアップデートは$139.95、Standard版からProfessional版へのアップデートは$249.95となっている。いずれも、Ver.3.xからのアップデートのみが設定されている。 ◇REALbasic http://www.realbasic.com/realbasic/ なお、日本でのREALbasic 3.5対応だが、2001年8月25日より英語版のダウンロード版の販売を開始する。そして、日本語版は9月中旬、ユーザーライセンスパックは10月末の予定となっている。日本語版ライセンスのアップデート料金はStandard版が4,500円、Professional版が10,000円、Standard版からProfessional版へは30,500円となている。日本語版ユーザーライセンスパックのアップデートは、それぞれ6,500円、12,000円、31,500円、英語版のアップデートはそれぞれ、4,000円、9,500円、30,500円となっている。なお、8月20日以降、Ver.3.5の発売日までの間に、Ver.2.xからのアップデートやあるいは新規にREALbasic 3.0のライセンスなどを購入すると、Ver.3.5へは無償アップデートとなる。 ◇REALbasic日本語版 http://www.ascii.co.jp/realbasic/ | |
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