タイトルMac OS 9.2.1が日本語版も含めて公開、Mac OS XでのClassic環境での動作を改善カテゴリーClassic, Mac OS 9, OS関連ソフトウエア
作成日2001/8/22 18:57:48作成者新居雅行
Mac OS 9.2.1が公開された、英語版だけでなく日本語版などを含む各国版も同時にリリースされている。ソフトウエア・アップデートでは執筆時点ではアップデート項目は登場せず、以下のページから、アップデータをダウンロードして作業する必要がある。アップデータは103.5MBものサイズだが、ブロードバンド系インターネット利用者にとっては大したサイズでもないだろう。なお、15MB程度のファイルで7つに分かれている分割ファイルでも入手できる。

◇Mac OS 9.2.1 アップデート
 http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/macos_9.2.1_update.html

◇KBase》Mac OS 9.2.1: Document and Software
 http://www.info.apple.com/kbnum/n120030

◇KBase》Mac OS 9.2.1: System Requirements
 http://www.info.apple.com/kbnum/n106436

Mac OS 9.2.1は、PowerPC搭載機が対象ではなく、「Mac OS Xが稼動するハードウエア」が対応機種となった。つまり、601〜604までの初期のPowerPCマシンでは稼動しないMac OS 9なのである。従って、初期のPowerPCマシンは基本的にはMac OS Xも稼動しないので、Mac OS 9.1が最終システムとなるだろう(68kマシンの最終システムがMac OS 8.1であることに、バージョン番号が良く似ている)。
Mac OS 9.2.1はMac OS 9.1ないしは9.2からのアップデートとなるため、それ以前のバージョンのユーザは、9.1へのアップデートを行う必要がある。アップデート後にMacヘルプを参照すると、Mac OS 9.2.1についてや、あるいは新機能としての項目が参照できるが、アップデートによって大きな変更はないようだ。新機能としていくつかあげられていることは、Mac OS 9.1でも実現していたことが多い。米国のMac OS 9のサイトでは、9.2.1はClassic環境の互換性を高めるとしている。Mac OS 9のアップデートであるが、実質的にはMac OS Xでの利用環境を向上させることがいちばんの目的であるようだ。システム機能拡張などでバージョンが細かくアップしているものもあるのだが、システムに関しての目立った違いは見られない。気が付いたところでは、CarbonLibがVer.1.4になっている。Authoring Supportも1.1.2となっている。「起動ディスク」コントロールパネルは、Ver.9.2.2になっているといったところだ。FireWireの機能拡張はVer.2.8.2となっている。
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