John C. "Hsoy" Daub氏によるMac OS X向けのユーティリティ「UUID Generator」は、UUID(Universally Unique Identifiers)を生成してクリップボードに取得したり、あるいは標準出力に書き出す。UUIDは、ネットワークアダプタのMACアドレスと日付をもとに作成されるIDデータで、たとえばオブジェクトに含め、オブジェクトが同一のものかどうかの識別に使われる。リモート環境でのメソッド呼び出しなどで使われているが、IDL(インタフェース定義言語)のインタフェース定義などでは、ソースにUUIDを記述する。また、Mac OS Xのコンテキストメニュー用プラグインをCore FoundationのCFPlugInから作成する場合に、UUIDの記述が必要になる。Core FoundationにはUUIDを自動的に生成する機能はあるものの、プログラムから呼び出すしか機能的には用意されていないため、Hsoy氏はそのためにこのユーティリティを作ったそうだ。ウインドウにはUUIDの文字列が表示されるが同時に標準出力にも書き出されてそちらは16進表示も含まれている。標準出力に書き出されるものは、Consoleユーティリティで参照できる。Hsoy氏はMac OS 8/9向けにコンテキストメニューのプラグインをいくつも出しているが、Mac OS X向けにも開発がすすめられているようで、そちらも楽しみだ。 |