タイトル | マクロメディアがアプリケーションサーバのColdFusion Server 5の日本語版を発売(2) | カテゴリー | サーバー製品 |
作成日 | 2001/9/11 14:7:40 | 作成者 | 新居雅行 |
続いてユーザ事例をアイ・ティ・フロンティアのシリウス事業部の丸山三生氏から紹介された。国内では6000以上のサーバを出荷しており、楽天などの有力サイトやNTT各社などの導入企業一覧が示された。導入企業は2100社と紹介された。テレビ局の番組連動したECサイトや、日経新聞のサイト、建築現場での労務管理サーバなどがあるといった話がされた。また、公開サイトの一覧についても示された。詳しいサイトの紹介として、@LAWSONが紹介された。コンビニと連動したECサイトをColdFusionで構築している。2ヶ月半といった短期間で設計から構築までを行い、複数の決済手段を含む複雑なサイトの構築が可能となった。そして、イントラネットの事例として、ソフトバンク・テクノロジーの「四半期開示システム」が紹介された。受注や日報、顧客管理などを含むプロジェクトの収支管理を行う業務システムで、短い研修期間でプロジェクトを立ち上げることができ、100人月レベルの大規模のシステムを6ヶ月で構築し、パフォーマンスや安定性にも問題ないと評価されている。システムインテグレートを行うSI業者は130社以上あり、ECサイトや教育関連などを含むパッケージや関連製品も50製品以上ある。さらにユーザグループは2500人以上が参加しており書籍も出版されている。 最後に、マクロメディアのセールスディレクターである成川智彦氏より販売に関する情報が示された。販売開始は2001年10月26日(金)となっており、ProfessionalとEnterpriseのエディションがある。さらに2年間のバージョンアップを無償で受けられるサブスクリプション付きと、そのサービスがないものがある。また、本日より発売日までにVer.4.5の日本語版を購入者に対しては無償アップデートを行う。それ以前のVer.4.0/4.5ユーザに対しては有償アップグレードを行う。アプリケーションサーバーのColdFusion Server 5は、Windowsで利用できるProfessional版が\328,000(サブスクリプション付き\448,000)、WindowsないしはSolarisで利用できるEnterprise版が\1,200,000(同\1,680,000)となっている。開発ツールのColdFusion Studio 4.5日本語版はWindowsで利用でき、\128,000となっている。 Q&Aで出された質問と答えは次の通りだ。まず、Linux版の出荷はどうなるのかということについて、英語版は出荷しているが、日本語版については検討中であり、近い将来に説明できると回答があった。 マクロメディア社の他の製品との連係はもっと行わないのかという問に関する答えは次の通り。統合は今後もさらに進める。Server 5は合併以前から開発が行われていたたものの、Generatorを含めることは合併前から決まっていた。以前から製品の統合については積極的に行っていた。 Webサービス対応はどうなっているのかという問に対する答えは次の通りだ。Allaireでは、WDDXプロトコルとして開発を進めてきており、さまざまなデータソースからのクエリを行うことなどは2年以上前にAllaireで開発された技術である。その意味ではWebサービスは昔から行ってきた。SOAP等については、将来のサービスで付加したいが、WDDXサービスでWebサービスを提供することを考えている。(WDDXはXMLを利用し、HTTPやFTPなどのプロトコルでWebサーバ同士のデータ交換を行う技術で、Allaireで開発されマクロメディアに引き継がれたもの) Macintosh対応という点についての答えは次の通り。ColdFusion StudioのMac版は最近のバージョンではリリースされていないが、Dreamweaver UltraDeveloperでの開発は可能だ。アプリケーションサーバーについては、Mac OS Xなどについては研究中である。Server 5については予定はないが将来のバージョンでは可能性がないわけではない。 | |
関連リンク | Macromedia ColdFusion Server 5 |