タイトル大津真=XはUNIXでサーバで》Mac OS X用パッケージの作り方(5)カテゴリー開発情報, 大津真=XはUNIXでサーバで
作成日2001/9/25 17:39:1作成者新居雅行
――――付録〈UNIX基礎知識〉#1 - bzip2の使い方
ファイルを圧縮するには

bzip2 ファイル名

とする。これでファイルが圧縮され、元のファイルの代わりに「ファイル名.bz2」の圧縮ファイルが生成される。

解凍するには

bzip2 -d 圧縮ファイル名

もしくは

bunzip2 圧縮ファイル名

とする。なお、bzip2にはアーカイバの機能はないのでディレクトリごと圧縮したい場合などはtarコマンドなどと組み合わせて使用する。

――――付録〈UNIX基礎知識〉#2 - シンボリックリンクとハードリンク
UNIXの異なるパス名で同じファイルやディレクトリにアクセスする仕組みにはシンボリックリンクとハードリンクがある。シンボリックリンクの方はリンク元のパスを記憶し、ハードリンクのほうは同じ実体を別の名前を参照するものだ。通常はシンボリックリンクを使用すればいいだろう。シンボリックリンクを張るにはlnコマンドに-sオプションを付けて実行する。

ln -s リンク元のパス 別名となるパス

引数の順番が間違えやすいが、cpコマンドと同じく、元のパスを最初に記述する。

――――付録〈UNIX基礎知識〉#3 - シェルの履歴機能
シェルにはTerminal上で以前に実行したコマンドを覚えておく機能がある。ひとつ前のコマンドを呼び出すにはControl+Pキー(もしくは↑キー)、ひとつ後のコマンドを呼び出すにはControl+Nキー(もしくは↓キー)を押す。なお、コマンド履歴は~/.tcsh_historyに格納される。

――――付録〈UNIX基礎知識〉#4 - rehashコマンド
コマンドの検索を高速化すためのハッシュテーブルを作り直す。通常、シェル(tcsh)は、環境変数PATHで設定されたディレクトリに置かれたコマンドを検索し実行する。ただし、新しいコマンドを追加した段階では、ハッシュテーブルは更新されないため、コマンドは見つからないというエラーになる。その場合、rehashを実行すればいい。なお、新規のTerminalウィンドウを開いた場合には、reashを実行する必要はない。
関連リンクhttp://www.o2-m.com/