タイトル | Mac OS X 10.1では日本語のファイル名でも255文字までの利用が可能 | カテゴリー | Mac OS X |
作成日 | 2001/9/27 15:48:45 | 作成者 | 新居雅行 |
Mac OS Xのファイル管理に関する情報について、訂正しなければならないことがある。2001年3月31日に発行した記事の「Browsing Mac OS X》Carbonアプリケーションでロングファイルネームに対応するには」では、Mac OS XのHFS+フォーマットのボリュームでは、UTF-8フォーマットで記録されているという旨のことを記載している。しかしながら、Technical Note 1150によれば、UNICODEで255文字までのファイル名やフォルダ名の保持ができると記載されている。したがって、素直に解釈すると、UTF-16でファイル名が保持されているということになる。 ◇Technote 1150: HFS Plus Volume Format http://developer.apple.com/technotes/tn/tn1150.html ただ、Mac OS X 10.0については、実際には255文字の日本語文字列をファイル名に設定するといったことはできなかった。どこかで、UTF-8化と255バイトでのカットが行われていることは明白である。また、シェルスクリプトでも、UTF-8の漢字ファイル名を認識していた。こうした事実から、HFS+はUTF-8であると解釈していたが、この点については間違っていたようで、訂正したい。 この点について、ウォーターの渡辺竜生さんがMac OS X 10.1のプレス向けブリーフィングのときに確認をしてくれたので、その内容をお伝えしたい。(渡辺さんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。) それで、HFS+でのエンコードは確かにUTF-16であるけど、Mac OS X 10.0で日本語文字列が80数文字で切られてしまったのは、なんらかのバグであるということだ。ただ、バグ修正をいろいろなところに渡って行ったので、どの部分のバグなのかということについては明確には分からないそうである。いずれにしても、Mac OS X 10.1からは、日本語でも255文字までのファイル名を扱えるということになったというわけである。 | |
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