タイトルサービスメニューからシェルコマンドやダウンロードができるユーティリティカテゴリーユーティリティ, ユーザインタフェース, Mac OS X
作成日2001/10/13 17:4:14作成者新居雅行
Mac OS X 10.1ではサービスメニューの利用形態が広がっているが、その機能を利用したユーティリティを紹介しよう。Stas Pietrucha氏による「Terminal Services 1.0」は、サービスメニュー専用のユーティリティで、サービスメニューの特定の項目を選択することで、シェルのコマンドを発行したり、あるいはcurlコマンドを実行することができる。ダウンロードすると、Terminal Servicesというアプリケーションがダウンロードできる。これを、自分のホームフォルダにあるLibraryフォルダのServicesフォルダに入れておく。Servicesフォルダは存在しないかもしれないので、その場合は単にFinder上で自分で作成して名前を間違えないようにつけておけば良い。そして、ログアウトし、ログインする。すると、サービスメニューに「Terminal」という項目が加わり、「curl-it」「sh-it」という2つの階層メニューが加わる。たとえば、Project BuilderなどCocoaアプリケーションで文書を開くことができるものを起動したとしよう。そして、文書中にたとえば単純なコマンドだが「ls」などと記載しておき、それを選択して、サービスメニューの「Terminal」から「sh-it」を実行する。すると、Terminalアプリケーションが起動し、選択していた文字列をコマンドとして解釈して実行する。実行結果はTerminalの新しいウインドウに表示される。shはシェルの意味だ。curlはURLで指定したファイルなどをダウンロードするためのコマンドで、たとえば画像ファイルのURLを選択して「curl-it」を選択すると、ホームディレクトリにその画像ファイルがダウンロードされるというようになっている。
なお、Carbonアプリケーションもサービスメニューに対応したが、関連するイベントに対応する機能を組み込まないと、サービスメニューの項目が選択できない。基本的にはCarbonでも使える機能ではあるが、アプリケーションの対応が必要になる。
関連リンクTerminal Services 1.0