Mac OS X 10.1に関するTechnical Noteがリリースされた。細かな修正点が書き込まれているので、開発者やシステムについて詳しく知りたい人は必読の文書だろう。AppleScriptはVer.1.7となったが、インターネット上のアプリケーションに対してURLを指定してtellステートメントの指定ができたり、あるいは不具合点の解消などの解説が見られる。また、ファイルの種類ごとの拡張子についても一覧が示されており、スクリプト機能追加やスクリプト編集プログラムでのバグ修正点についても細かく記載されている。オーディオ関連機能については、APIのバグ修正やきちんと機能する点についてなどの説明が中心に記載されている。コマンド類では、wgetがcrulに置き換わったり、fetchmail、procmail、telnetdなどのコマンドがアップデートされるなどの変更点がある。そして、Carbonフレームワークの各マネージャや、Classic環境での改良点、Cocoaフレームワークでの改良点などが細かく記載されている。Core FoundationやFile Systemについても記載されており、HFS+は255文字のUnicode文字をファイル名として使用でき、ファイルサイズは2^63バイトが上限となることが明記されている。グラフィックス関連についてもまとめられており、QuartzやOpenGLなどの修正点が記載されている。印刷関連では、Dockに表示されるPrint Centerのアプリケーションアイコンが作業の状態を表示したり、PostScriptファイルへの保存ができるようになったことが記載されている。デバイスドライバ関連の記述では、ディスク名を10文字以上の日本語文字列に変更できなかった点などの解消などが見られる。ほかにはJavaの修正点やKernel、Network、開発ツール関連の変更点についても説明されている。 |