タイトル新iBook、PowerBookG4のハードウエアに関する技術文書が公開カテゴリーMacintosh本体, iBook, PowerBook
作成日2001/10/17 14:57:13作成者新居雅行
2001年10月16日に発表された新機種の開発者向けドキュメントが早くも公開されている。従来機種との細かい違いがチェックできるので、開発者以外の人にも有用な情報だろう。iBook、PowerBook G4とも、新機軸な機能が組み込まれたわけではないものの、細かいところの性能を順次アップしてきている。また、両機種の最上位モデルではバスクロックが1ランクアップしていることは、Windowsプラットフォームのマシンとの差があった側面だけにある意味では安心感が増すところだ。PowerBook G4へのGigabit Ethernet搭載やAirMac標準添付もステップアップであるが、一方でUSBは2.0仕様になっていないというところもある。また、BTOでは、USキーボードを追加の費用なく選択できるようになったことも、USキーボード派にとっては朗報だと言えるだろう。

◇PowerBook G4 Developer Note
 http://devworld.apple.com/techpubs/hardware/Developer_Notes/Macintosh_CPUs-G4/PowerBook_G4/index.html
2001年10月16日に発表された新しい仕様のPowerBook G4に関する開発者向けの技術情報ドキュメントだ。従来の機種との違いが一覧表になっているので、変更点が分かりやすい。CPUクロックやハードディスク容量の違いはさておき、Level2キャッシュが従来機は1MBのサイズでメインボードに取り付けられており、スピード比が2:1であったが、新機種ではサイズが256KBとなったもののプロセッサに内蔵されており、スピード比は1:1(つまりプロセッサの動作スピードと同速)となった。667MHzマシンではバスクロックは133MHzとなっており、グラフィックス表示機能も従来のAGP 2xからAGP 4x、ディスプレイ用メモリも8MBから16MBへとなっている。また、オプションでCD-RWドライブを利用できることや、Gigabit Ethernet対応、667MHzマシンでのAirMac標準搭載も変更点である。また、ブロック図や拡張ポートなどの詳しい情報も記載されている。

◇iBook Developer Note
 http://devworld.apple.com/techpubs/hardware/Developer_Notes/Macintosh_CPUs-G3/ibook/index.html
2001年10月16日に発表された新しい仕様のiBookに関する開発者向けの技術情報ドキュメントだ。新iBookの新しい機能としては、CPUスピードの変更や、600MHzマシンでのバススピードが100MHzになったこと、ハードディスク容量の増加などが記載されている。ブロックダイアグラムや、接続端子などの詳しい情報がこの文書から得られる。メモリは最初から128MBが搭載されているが、512MBのSO-DIMM(CL2で高さは1.25インチまで)を1つ追加でき、最高で640MBまでのメモリを搭載できる。メモリモジュールについての詳しい仕様も記載されている。

◇PowerBook G4 (Gigabit Ethernet) Technical Specifications
 http://www.info.apple.com/kbnum/n88212
新PowerBook G4の技術仕様がまとめられた文書。タイトルにあるように、この機種はPowerBook G4「Gigabit Ethernet」モデルと呼ぶことになりそうだ。

◇iBook (Late 2001): Technical Specifications
 http://www.info.apple.com/kbnum/n88234
新iBookの技術仕様がまとめられた文書。タイトルにあるように、この機種はiBook「Late 2001」モデルと呼ぶことになりそうだ。
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