AppleScriptの開発ツールであるScript Debuggerなどを開発するLate Night Softwareは、Mac OSのスクリプトをJavaScriptを利用して記述可能な機能拡張「JavaScript OSA」をフリーウエアとして正式に公開した。AppleScriptは独自の英語に近い感じの言語でプログラムを記述できるが、システムの機能としては記述言語は1つに固定されていない。相当古くはFrontierが存在したものの、実際にはAppleScriptのオリジナル言語以外に実用的にこうした利用された経緯はなかった。Late Night社では以前からJavaScriptをMac OSのスクリプト言語に利用できるようにする機能拡張を開発していたが、β版は安定性などの問題があった。オープンソースのMozzilaで組み込まれたJavaScript 1.5の処理部分を利用して開発を進めている。AppleScript自体はそれほど難解なものではないとは言え、プログラマは慣れた言語を使いたいと感じる場合もあるだろう。JavaScriptはWebでの標準的な言語だけにプログラミングをマスターしている人も多いだろうが、この機能拡張の存在が、Mac OSでのスクリプト機能を違う側面でアピールできるできる可能性もある。Mac OSおよびMac OS Xのいずれでも利用できる。 |