StimpSoftからリリースされているフリーウエアの「Albert」のVer.2がリリースされた。Albertは、電子メールを通じて、別のマシンにあるAppleScriptのアプリケーションを起動することができる。やり取り用の電子メールアドレスを確保しておき、AlbertはそのアドレスのメールをPOPで受信する。メールに認証コードとコマンドをテキストで記載しておけば、Albertのアプリケーションと同じフォルダにあるscriptsフォルダの中の指定したスクリプトを実行できる。Ver.2ではMac OS Xに対応するとともに、実行するスクリプトに対して、引数を渡せるようになった。コマンドは、スクリプト実行とともに、実行可能なスクリプトのリストをメールで戻すといったこともサポートしている。リモートによるプログラム実行はさまざまな方法があるが、Albertでは、たとえばIPマスカレードの中にあるマシンから、さらに別のIPマスカレードの中にあるマシンに対して実行のリクエストを送ることができる。また、単にメールアカウントを用意すればいいという点では非常に簡便なリモート実行が可能になる。なお、フリーウエアであるが、寄付は受け付けており、ホスティングやツール購入に充てるとしている。 |