タイトルKBase》SMBファイルサーバのクライアントから作成されるファイルのアクセス権を親ディレクトリと同じにするカテゴリーKnowledge Base(旧TIL), ネットワーク管理, Mac OS X Server
作成日2001/11/7 14:51:42作成者新居雅行
Mac OS X ServerのWindows向けファイルサーバ機能において、ディレクトリにグループの書き込み権限がある場合でも、あるユーザがそこにファイルを書き込むと、そのファイルのグループのアクセス権は読み込みのみになってしまう点についての解説がKnowledge Baseに解説されている。もちろん、そのファイルの作成者がアクセス権を後から変更するということで、グループに対しても書き込みができるようになるが、恒常的にグループにも書き込み権限が設定されるようにするには、SMBサーバの設定ファイルである/etc/smb.confを修正する。このファイルのglobalセクションに「inherit permissions = yes」という記述を追加して、強制的に作成したファイルのアクセス権をそのディレクトリのアクセス権を引き継ぐようにする。さらに、Server Adminによってsmb.confファイルを上書きされないように「sudo chflags uchg /etc/smb.conf」というコマンドを実行しておく。後からServer Adminで設定内容を書き換えたい場合のコマンドについても解説されている。

◇smb.confのinherit permissions
 http://www.samba.gr.jp/project/translation/release/man/smb.conf.5.html#inheritpermissions
関連リンクMac OS X Server 10.1: Windows Clients Create Files Without Group Write Permission