タイトルMOSAのSoftware Meetingの募集を開始、セッションの内容も公開カテゴリーイベント
作成日2001/11/7 14:52:11作成者新居雅行
Macintoshの開発者団体であるMOSA(Macintosh OS Software Association)は、セミナーを中心としたイベント「第8回Macintosh Software Meeting」を2001年12月8日(土)〜9日(日)にかけて開催する。場所は東京初台のアップルコンピュータ本社と、湘南国際村センターで、MOSA会員は宿泊でシングルルームは15,000円、ツインルームは12,000円が参加費となっている。会員外は4,000円がプラスされる。申し込みは2001年11月28日までにメールで行う(方法は以下のサイトを参照)。セッションの概要などはMDOnlineではすでに記事としてお届けしているが、セッションのより詳しい内容などが公開された。
2日間に渡るイベントの内容は次のようなものだ。まず、12月8日の午後はアップルコンピュータのデベロッパリレーションズの担当者からのセッションだ。Stephen Chick氏からは「Mac OS X 10.1アップデート」として、技術的な概要が説明される。永松正人氏からは「ヒラギノアップデート」として、ひらぎのフォントについての詳細が説明される。さらにStephen Chick氏より「Aqua ユーザエクスペリエンス」として、Mac OS X向けソフトウエア開発で留意すべきことが説明される。金子貴寛氏からは「Mac OS X アプリケーションのデプロイメント」として、パッケージングとローカライゼーション、ファイルタイプと拡張子、インストーラや配付イメージといった話題が説明される。
その後に湘南国際村センターに移動し、懇親交流立食パーティー、MOSAコンテスト表彰式、抽選会を行い、オールナイトセッションに移る。キーノートとして、大谷和利氏による「デジタルハブの希望とiPodの野望」と題した講演が行われる。オールナイトセッションは、「激論!デベロッパからアップル社への提言をまとめる朝まで討論!」として、デベロッパからアップル社への10大提言をまとめるグループと、E社の第一線のエンジニアがあなたの悩みに答えるとした「開発現場のよろず相談」のグループに分かれて行われる。
12月9日は、まずオプショナルセッションとして、OpenBase InternationalのCEOスコット・キース氏より、「Cyber FrameworkとOpenBase SQLが実現する先進のソリューション開発」と題した講演が行なわれる。その後、3つのトラックに別れてのセッションが行われる。ベーシックトラックでは、MOSAプログラミング道場講師の高橋真人氏より、「Cocoa による Mac プログラミング入門〜オブジェクト指向開発環境「Cocoa」とは〜」として、オブジェクト指向という考え方、Cocoa入門はじめの0.5歩といったテーマで1日を費やして、Cocoaのプログラミングについて初心者を対象にセッションが行われる。テクノロジートラックでは、Dream Garden Softwareの中野洋一氏による「CodeWarrior 7でCarbonプログラミング」、高橋政明氏による「Mac OS X 10.1のヒューマンインターフェイスとその実装」、Ottimoの小池邦人氏による「CarbonアプリからQuartz 2Dを利用する」が講演される。ソリューショントラックでは、MDOnline新居雅行による「Cocoa-Javaで何かアプリケーションを作ってみる」、Galapagos Systems佐藤徹氏による「実践Mac OS X Server 10.1 〜一人に一台ずつ、Mac OS X Server〜」、千明社の倉持哲也氏による「初級を脱出!ちょっと進んだWebObjects」が講演される。12月9日の講演内容についても詳細が公開されており、MOSAのWebサイトでより詳しい内容が確認できる。
関連リンク第8回 Macintosh Software Meeting 2001