こうした設定の青白マックを使って、NATもOKであった。NATを行う方法は、MDOnlineの2001/8/28号でのBrowsing Mac OS Xのコーナで『Mac OS XでNAT処理を行う』としてお届けした方法でOKだ(一部に使えないテクニックもあるが…)。なお、Ethernetを2ポートでNATを行う場合、ifconfig ... aliasで既存のポートに複数のIPアドレスを割り当てる必要はない。ここでは、en0がプロバイダ接続のための設定にしておき、モデムに直付けする。そして、en1からはハブを通して内部のネットワークに接続をする。マシンが起動後、以下のコマンドをrootになって入力すれば、それでNAT処理は稼働する。
natd -interface en0 ipfw -f flush ipfw add divert natd all from any to any via en0 ipfw add allow ip from any to any
それで、Mac OS X Serverを使っているので、これで、内部ネットワーク側に心置きなくDHCPサービスが使えるようになった。Mac OS X ServerのDHCP機能は、どのネットワークポートに対してサービスするかを選択するようになっているのだが、ifconfig ... aliasコマンドで確保したIPのポートは選択肢に出てこないのである。だが、2ポートで動かす場合にはそれぞれのポートが出てくるので選択すればいいということになる。 いずれにしても、EthernetカードのMac OS X向けドライバがあるかどうかで、使えるかどうかは簡単に決まってしまう。ドライバがあれば、ここに示したように、設定時に自動的に認識さえるようになるので、後は設定をきちんと行えばいいということである。