Tinnef Softwareは、Mac OS X 10.1以降で使えるサービスメニューに対応したアプリケーション「Text Wielder」をリリースした。サービスメニューから利用するさまざまなテキスト処理のスクリプトが用意されているが、さらにサービスメニューから利用できるプログラムをスクリプトとして自分で作成することもできる。SFRL(Simple Find and Replace Language)として開発された技術を利用しており、サービスメニューで呼び出したときに渡されたテキストを分解して必要な情報を取り出し、それらを置き換えるなどして結果としてのテキストを得るといったスクリプトを記述できるようになっている。Java Server Pagesで使われている修正された正規表現をサポートしている。さらにJavaやCocoaのAPIをスクリプトから直接呼び出すことができりう。また、URLを開いたり、UNIXコマンドとして実行するなど、120を超えるスクリプトが最初から用意されているので、それを利用するということもできるだろう。β版が公開されている。単にサービスメニューで固定された処理を行うということだけでなく、テキスト処理をユーザがカスタマイズして記述できるという点は利便性の高いユーティリティだと言える。 |