タイトル【MacWIRE配信予定】倉橋浩一、じつはWebObjectsで飯食ってます》番外編:セミナーやりますカテゴリーWebObjects, 倉橋浩一、じつはWebObjectsで飯食っています, イベント
作成日2001/12/3 9:57:21作成者新居雅行
来年1月下旬から2月上旬にかけて、東京と京都でセミナーを開催します。今回のセミナーに関しましては、アップルコンピュータ株式会社のご支援により開催することができました。会場についても株式会社システム情報(東京)とウイングネット(京都)にご協力いただいています(敬称略)。東京でのセミナー「WebObjects実戦セミナー」は中上級者向けで講師はプラネットコンピュータの田畑氏と私こと倉橋が、京都でのセミナー「WebObjectsトレーニングin京都」は初心者向けで私が担当します。

京都でのトレーニングは以下のような方を対象としています。

  • チュートリアルや書籍でツールの使い方はわかるんだけど、そこから先、どうやって勉強していいかわからない
  • WebObjectsを勉強したいけど、ゆっくり本を読んでいる時間がとれない
  • 独学である程度使えるけど、それが本当に正しい方法なのか確信がもてない。もっと効率のいい方法があれば知りたい。

東京でのセミナーは、座学+実習の部分と、Q&A部分と、コンサルテーション部分とにわかれています。

座学+実習では、WebObjectsで見落としがちなWebの基礎的な部分や、WebObjectsでの生産性をもっと引き上げるための様々なテクニックを身に付けていただきます。例えばWebObjectsではあまりhtml/http、それにjavaを意識しないでアプリケーションが書けてしまいますが、講師のひとりであるタバタ氏いわく「もっとhttpやJavaを知っていれば簡単に対処できることなのに回り道をして苦労している人が多すぎる」とのことです。
Q&Aは事前に質問事項をWebかe-mailで送っていただき、それをテーマにして講義を行うというものです(もちろん、どなたからいただいた質問かということは公表しません)。他の人がつまずいた問題は自分がいつかつまずく問題でもありますので、それを共有すること
によりWebObjects開発者としてのスキルを向上させます。
コンサルテーションは、お使いのPowerBookなどを持ち込んでいただき、その場で問題解決のお手伝いをします。ただし、こちらは先着順にて対応させていただきます。
いずれのセミナーも、お支払は、銀行振込の他に佐川急便Eコレクトを用いたクレジットカードによる決済も可能です。

どちらのセミナーに関しても、少なくとも座学/講義での内容はオーム社の「WebObjectsアプリケーション開発ガイド」などを熟読すれば身に付くかもしれません。ただ、この500ページを超える本を読みこなすには数週間かかると思いますが、セミナーは2日または3日間で終わります。何よりも書籍などが「この技術をこう使う」という観点で書かれているのに比べ、私どものセミナーでは「こうしたいときには、こうする」という構成になっています。

何より、私どもには実績があります。アップルのサイトにある「WebObjectsパートナー」のページには、WebObjectsデベロッパがパートナーとして多数紹介されていますが、ここに掲載されている会社の多くは私どもの教材、コンサルテーション、講習によってWebObjectsを修得されました。Aさんは独立して会社を作ったし、Bさんは今度MOSAで講師をやるし、Cさんはメルツェデスを買ったし....華道や茶道のように家元制度を導入して、上納金を収めてもらうようにすればよかった、と後悔しています(笑)。

◇WebObjectsパートナー
 http://www.apple.co.jp/webobjects/wo_partner.html

セミナーの詳細については、こちらをご参照ください。
 http://www.techpit.co.jp/cgi-bin/WebObjects/SemiApp.woa/

なお、これはセミナー受付のために組み立てたWOアプリです。セミナー参加者には、ソースを含めて配付します。

さて、次の「WebObjectsで飯食ってます」では電子掲示板を仕上げます。大変お待たせして申し訳ありませんでした。前にも書いたと思いますが、9月はめちゃくちゃ忙しくて月間労働時間が400時間を超えました。仕事をしながら、「10月になったら休むぞ....原稿かいたりしながらのんびり暮らすぞ....」と思っていたものでした。が、10月も11月も、結局400時間以上労働してしまいました。12月はすでに仕事が数本....正月休みを取れるか、今から心配です。WebObjects屋さんはみんなこんな状態で、顔をあわせると「誰かいい人いない?」って話になります。いたら自分の所で雇うってーの(笑)。また、これはWebObjects屋だけに限らず、Webアプリケーション関係の開発をしているシステムハウスはこんな状況のところが多いようです。Webアプリケーションの利用が企業のTOCなどの低減に効果がある、と認知されてきたからでしょう。実際、うちの会社でも、いわゆる「Webアプリケーション」という言葉から想起されるような「世間様に広く公開されたWebサービス」よりも、イントラネットで利用されるようなシステムの方が売り上げが多いです。WebObjectsの良さは、なんと言っても「データベースの高度な扱いが簡単かつ確実に実装できてしまう」という点にあります。「データベースを簡単に扱える」とうたっている製品は少なくありませんが、「簡単に扱える」のと「高度な取り扱いを簡単かつ確実に実装できる」のとでは、大きな違いがあります。単純なデータの検索や更新が簡単にできるのは当たり前で、WebObjectsでは高度なリレーション処理であっても簡単に書くことができます。他のWebアプリ製品を用いた開発で実績のあるデベロッパにWebObjectsをデモすると、必ずと言っていいほど「おおおおお俺が今まで2週間かかっていたことが15分で....俺が今までやってきたことは何だったんだあ」と頭を掻きむしり始めますからね(いや、大げさでなく)。

WebObjectsへの投資は必ずあなたの人生を変えます。他人が2週間かかることを15分で片付けてしまえば、そりゃ元のままではいられませんよね。
[倉橋浩一/テクニカル・ピット]
関連リンクWebObjectsのページ