2001年12月8日の夜、MOSA Software Meeting 2001の会場は、湘南国際村センターに移った。到着後、立食形式での夕食、そしてコンテストの発表、プレゼントの抽選会が行なわれた。 プログラムコンテストは、「MOSA Contest‘FIRE!’2001―Free Software & Idea Revolution」として、シェアウェアないしはフリーソフトとしてリリースされているソフトウエアの部門と、ソフトウエアのアイデアの部門を設けて、コンテストが開催されている。応募は10月1日に閉め切られたが、その後に審査を経て、MSMでの発表となった。結果は以下の通りだ。(お名前等は敬称略とさせていただく。)
◇製品アイデア部門 最優秀賞:書道(毛筆およびペン習字練習ソフト)/村山信浩 優秀賞:らくらくオートインストール/松本昭一 いきなりテキスト/曽我悟 レイヤー機能付きワープロソフト/佐藤正和 オリジナルパッケージメーカー「正楽くん」/鈴木和雄 佳作:つけ足しディスプレイ/佐藤正和 Air Tunes/松尾嘉英 老年者対象 Eシステム/砂糖暢治
◇シェアウェア/フリーウェア部門 最優秀賞:VisualMonster/宗藤理子&T23 優秀賞:ClockTime(クロックタイム4.9)/棚田真純 mc(matrix calculator)Ver.2.3.6/西村弘美 NewNOTEPAD Pro/久浦広樹 MoovStar/杉本達應 TopicMonitor/三輪英二 一人で百人一首/武石嗣一 佳作:UDPDebugStr/山中秀一 PowerTrash/半田義信 PicCop/尾藤賢治(B.S.W) おひらきくん/金本憲二
製品アイデア賞の最優秀賞である「書道」は、ペンタブレットを買ったときに、こうしたソフトがあればいいのではと思い付いたそうだ。ペンタブレットで文字の練習ができるが、その文字の上手下手を判断して、良ければ二重丸がかかれるといったインタフェースを想定したものである。タブレットの応用例として実用的になるのではないかといった意見も聞かれた。 シェアウェア/フリーウェア部門のVisualMonsterは、ネットワーク対戦型のカードゲームであり、美しいグラフィックスが見られる。また、公開後にかなりのダウンロード数があり、早くからコミュニティが形成されて数多くのユーザがネットワークで日夜カードゲームを楽しむといった実績を買われての受賞になった。 なお、最優秀賞の目玉となる商品は、iBookであった。来年も同様なコンテストを開催して、Macintoshの開発の世界を盛り上げたいとの話もあった。 |