第8回MOSA Software Meetingの2日目、2001年12月9日は好天に恵まれ、会場からは遠方に富士山がくっきりと見え、すがすがしい朝を迎えた。もっとも、朝まで激論していてへとへとの人も少なからずいたのだが、いずれにしてもその後はセミナールームでこもって、しっかりとMac OS Xのプログラミングなどを学習することになった。 3つのトラックが並行して実施され、午前、そして午後に2セッションが開催された。合計9つのセッションが開催されたが、そのうちの2つについては、別掲の記事で紹介しよう。また、筆者担当したセッションについては、「今から始めるCocoaプログラミング」のコーナーでさっそく内容を何回かに分けて解説を行いたい。 最後に、MOSA副会長で今回のイベントの実行委員長でもある岩田勇氏より話があった。最終的には80名を超える参加あり、Macintoshの市場も冷え込む中、例年以上の参加者あったことを報告し、開発の世界での盛り上がりを強調した。また、一時期はiMacによるシェアの拡大があるも最近は後退が見られているが、現状の台数シェアを本来のMacintosh市場であるとして、そうしたサードパーティデベロッパが受け入れられる市場としては決して浮き沈みがなく、これからも十分に成果が求められるだろうと話した。また、Mac OS Xの盛り上がりや今後の新機種による需要増も見込めることから、今後は明るいという見通しを示した。 |