Browsing Mac OS X》Mac OS X 10.1で追加されたCD-R作成機能を試してみる(3)CD-ROMのコピーを行う
カテゴリー
メディア制作, 周辺機器, Browsing Mac OS X
作成日
2001/12/14 14:3:18
作成者
新居雅行
Mac OS XやMac OS 9では、Finderで必要なファイルをCD-Rに書き込むという機能が利用できるようになったが、CD-ROM等のディスクをまるごとコピーする機能はさすがにFinderには組み込まれていないようだ。もちろん、市販ソフトウエアのコピーをするのはいけないことだが、たとえば同じ内容のCD-Rを複数作ることもあるだろう。筆者もちょうど数カ月前に、ピアノの発表会の記録CDを大量手生産したが、そのときはWinCDRでの複製機能を利用して作成した。そんなニーズがある場合、「そのままコピー」ができれば便利だ。 Mac OS XではFinderの機能ではなく、UtilitiesフォルダのDisk Copyの機能を使えば比較的簡単にできる。ポイントは、マウントしているCD-ROMのイメージファイルを作成し、それを元に新たにCD-Rへの書き込みを行うということである。Disk Copyを起動してからの作業手順でその方法を示しておこう。
ところで、以上の手続きをいちいち手作業でやるのなら、AppleScriptを使えばいいじゃないかと思うところだ。Mac OS 9のDiskCopyがスクリプト対応だったからそう思う方も多いだろう。だが、残念ながら、Mac OS XのDisk Copyはスクリプト対応ではない。 ソリューション化したいとなると、たとえばシェルスクリプトを組むことになるだろう。そのためのコマンドを紹介するが、もちろん、以下はTerminalでの入力を行う必要がある。ディスクイメージファイルをもとにCD-Rドライブに書き込むコマンドとして、hdiutilがある。これを使うのであるが、以下の方法は試してみたところできたというレベルのものなので、実際の運用ではテストを十分にしてかかっていただきたい。 まず、CD-ROMドライブにマウントしたディスクのイメージファイルを作る方法であるが、デバイスのエントリから次のようにすればファイルに落とすことができるようだ。もちろん、ある程度時間はかかる。