――――この原稿は、MacWIRE様に掲載していただくための原稿で、MDOnline読者様向けにはすでに周知の事実も含まれていますが、あらかじめご了承ください。
Macintosh関連の開発情報や技術情報をお届けしている有償の日刊メールマガジン「Macintosh Developer Online(MDOnline)」で、2001年12月第3週にお届けした内容のダイジェストを紹介しよう。
まずは、前の週末に行われたMOSAのMacintosh Software Meetingで、開発者からの提言としてまとめられたものを、小池邦人氏が「プログラミング日記」のコーナでまとめている。現在の開発者が置かれた立場が分かるとともに、Mac OS Xに対する問題点も浮き彫りとなるものだ。
2001/12/12●小池邦人のプログラミング日記》2001/12/11<Mac OS Xに対する開発者からの提言>
2002年1月に発売されるMicrosoft Office v.X for Macをつかってみるシリーズでは、今回はWordの機能をチェックしてみた。Wordの新機能は不連続範囲の選択などがあるが、基本的には大きく変化はしていない。ただ、フォント関連ファイルがどうやら既定の状態ではシステムのフォントフォルダにコピーされないということも分かった。とりあえずはClassicシステムのMS明朝などが使えてしまうので気付かないところかもしれない。
2001/12/15●Office v.X for MacのWordの機能をもう少し見てみる 2001/12/14●Office v.X for MacのWordの機能を見てみる
「Browsing Mac OS X」のコーナでは、Mac OS X 10.1から新たに追加されたCD-R作成機能をつかってみた。使うのは簡単だが動作の解析を行い、どういった仕組みが背後で働いているかも可能な限りお伝えした。また、CD-ROMなどをそのままコピーを取る方法についても紹介している。
2001/12/13●Browsing Mac OS X》Mac OS X 10.1で追加されたCD-R作成機能を試してみる(1)Finderでのディスクへの書き込み 2001/12/13●Browsing Mac OS X》Mac OS X 10.1で追加されたCD-R作成機能を試してみる(2)便利さと動作原理 2001/12/14●Browsing Mac OS X》Mac OS X 10.1で追加されたCD-R作成機能を試してみる(3)CD-ROMのコピーを行う
「今から始めるCocoaプログラミング」のコーナを久しぶりに再開している。MOSAのSoftware Meetingでの講演内容をもとに、文書ファイルを扱うアプリケーションの作成方法を少し長くなるが、できるだけ詳しく説明するシリーズをスタートさせた。テキストエディタを作るのであるがCocoaを使うことである意味では簡単に文書ファイルを扱うことができる。まずは、Cocoaのフレームワークに用意された機能と、アイコンの作成などの準備をお届けしよう。
2001/12/11●今から始めるCocoaプログラミング》文書ファイルを扱うアプリケーションを作る(1)久しぶりにお届けします 2001/12/13●今から始めるCocoaプログラミング》文書ファイルを扱うアプリケーションを作る(2)Application Kitの機能 2001/12/15●今から始めるCocoaプログラミング》文書ファイルを扱うアプリケーションを作る(3)作成するアプリケーションの仕様
開発関連では、Developer Toolsの2001年12月版がADCのすべてのメンバーに公開された。さっそくAppleScript Stuidoでのアプリケーション開発を一生懸命やっている人もいるかもしれない。Appleから公開されたドキュメントによると、ファイルのロックの機能がMac OS Xではデフォルトでは機能していないという点での注意が必要になる。また、デバッガのgdbの使い方が記載された文書も掲載された。
2001/12/14●Mac OS Xの開発ツールの2001年12月版がすべてのADC会員に対して公開 2001/12/15●Mac OS Xでファイルのロックを行う方法に関する解説が公開 2001/12/11●Mac OS Xでのgdbの使い方を解説した文書が公開
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