タイトル | 【MacWIRE配信予定】Mac OS X 10.1.2がリリース、PCカードストレージやIrDAモデムに対応 | カテゴリー | OS関連ソフトウエア, Mac OS X, Mac OSテクノロジー |
作成日 | 2001/12/21 14:10:33 | 作成者 | 新居雅行 |
Mac OS X 10.1.2がリリースされた。ビルド番号が10.1.1の5M28から、5P48となっている。ソフトウエア・アップデートでの更新が可能で、ダウンロードサイズは30.3MBである。 まず、FireWireやUSB関連のアップデートが行われ、デジタルカメラのサポートの追加などが行われている。PCカードでは、ストレージカードのサポートが行われた。たとえば、CFカードを差し込んだPCカードをPowerBook G4に差し込むと、ハードディスクと同じアイコンでマウントされた。また、同時にImageCaptureアプリケーションも起動する。ディスクの情報を見ると、MS-DOSフォーマットとして認識をしているようである。ファイル処理はもちろんハードディスクと同様に行える。マウントにはやや時間がかかるようなので、慌てないで待つのがよい。なお、PCカードモデムには残念ながら対応はしていない。 さらに、FireWire搭載のPowerBookでのIrDAモデムサポートが行われた。これまではGigabit EthernetタイプのPowerBook G4のみの対応であったが、PowerBook G3の2000年モデル以降は対応したことになるだろう。 ここで、システム環境設定の「ネットワーク」を選択すると、次のようにIrDAモデムが利用できるようになったことが自動的に認識されるので、OKボタンをクリックすると現在の設定に、IrDAモデムの接続設定が追加される。 IrDAモデムの接続設定は、内蔵モデムと基本的に同じでTCP/IP等の設定があるが、IrDAというタブがある。ここではモデムスクリプトなどを選ぶが、メニューバーにIrDAモデムの接続を管理するメニューが追加できる。 その他、オーディオ、ディスプレイ、およびスピーチの機能向上、ネットワーク機能とプリント機能の向上といった改善項目が挙げられている。AirMac 2.0に加え、Apacheは1.3.22となった。AppleScriptはVer.1.8になったとしているが、AppleScript Studioのインストールですでに1.8になっているものと思われる。ClassicのAppleScriptは1.7のままである。なお、AppleScriptKit.frameworkというフレームワークは、AppleScript Studioで作成したアプリケーションの稼働に必要となる。AppleScript Studioで作成したアプリケーションは「Mac OS X 10.1.2以降で対応」となることは意識しておく必要があるだろう。 IrDA対応により、モバイルでのインターネットの接続方法にバリエーションが増えたのは確かではある。だが、実際に使えるものとなると、携帯電話向けのアダプタ、あるいはノキアのIrDA対応携帯電話、さらにはICカード公衆電話といったものであり、またこれらが実際にMac OS Xで利用できるのかといった情報はまだない。IrDAはBruetoothへのつなぎ的な見方もされているだけに対応製品も少なく、これと言った手段とはならないのも事実だろう。なお、IrDAについては、以下のサイトが詳しいだろう。 ◇赤外線通信(IrDA)対応ソフトウェア/ドキュメント/リンクリスト http://hp.vector.co.jp/authors/VA005810/irda/ | |
関連リンク | Mac OS X Upgrade |