タイトル | OmniからiPhoto向けのプラグインがリリース、iPhotoにある拡張可能性 | カテゴリー | 開発情報, デジタルカメラ |
作成日 | 2002/1/10 14:57:14 | 作成者 | 新居雅行 |
Omni Groupは、リリースされたばかりのデジカメ活用ソフトiPhoto向けのプラグイン「OmniGraffle PlugIns」をリリースした。OmniGraffle PlugInsにより、iPhotoのアルバムの内容を、同社のドローソフトOmniGraffle向けの書類として書き出すことができる。アルバムに登録した各画像を、一定の大きさで書類にきれいに並んだ形式となる。OmniGraffleを使ってあとは自由にレイアウトができるということになる。 まずは、iPhotoにはこうしたプラグインを利用できる枠組みがあるということが、デベロッパにとっては注目したいところだろう。iPhotoのアプリケーションのパッケージ内を見てみれば、プラグインのフォルダがある。OmniGraffle PlugIns自体もパッケージ形式のフォルダ構成となっているが、iPhotoのプラグインフォルダにコピーして使えるようになる。iPhotoで「ファイル」メニューから「書き出し」を選択することで、「イメージの書き出し」ダイアログボックスが表示されるが、OmniGraffleのタブを選択して設定を行い「書き出し」ボタンをクリックすることで、OmniGraffle形式の書類が書き出される。 ◇OmniGraffle PlugInsをiPhotoで使う ◇出力結果をOmniGraffleで参照した OmniGraffle PlugInsはフリーである。OmniGraffleは$59.95のライセンス販売が行われているが、書類の閲覧や印刷は、ダウンロードしたフリー版でも行えるので、プラグインの作成結果はダウンロードするだけで見ることは可能である。フリー版は編集の回数が限定されている。 iPhotoのPluginsフォルダを見てみよう。とりあえずは、PrintFormatterとExportといった2種類のプラグインが存在している。前者は、プリントするときのスタイルで選択できる選択肢であり、後者は書き出しのときのタブに対応している。 ◇iPhotoのPluginsフォルダ iPhotoのプラグインの作成方法についての仕様はまだ公開されていないが、OmniGraffle PlugInsのように、iPhotoから任意の形式のファイル出力をプラグインで作成できることになる。特定のワープロ向けの書き出しプラグインや、独自のオプションやデザインを持ったHTML書き出し、FTPでの直接書き出しプラグインなどいろいろなアイデアは考えられるところだ。また、印刷のフォーマットを行うプラグインでも、キャラクタをあしらったデザインに写真を埋め込むなど独自デザインも考えられる。プラグイン自体はプログラミングが必要なので、Sherlockのプラグインのような手軽に作れるものではないとは言え、今後のソフトウエア開発においては考慮すべき機能となるだろう。iPhotoを使うユーザが多くなることは十分に想定できるだけに、自身で開発しているアプリケーションとの連動を高めることは魅力となると考えられる。 | |
関連リンク | OmniGraffle PlugIns |