タイトルWebObjects 5.1の販売をアップルコンピュータがアナウンスカテゴリーWebObjects
作成日2002/1/11 18:2:1作成者新居雅行
WebObjects 5.1のリリースが、アップルコンピュータより正式に告知された。販売の開始は2002年1月15日からで、価格は従来とおり72,800 円(アカデミック版11,800 円)となっている。WebObjects 5.0ユーザ向けには、2002年3月31日までの期間限定で、アップグレードキットを2,500円で販売する。アップグレードキットには、WebObjects 5.1のソフトウエアに加えて、Mac OS X Developer Tools v10.1 December 2001 CD-ROMが含まれる。アップグレードはAppleStoreでも行えるが、トップページのWebObjectsの写真のところではなく、SoftwareのApple Softwareの文字のリンクをクリックした先にある。
WebObjectsは独自のデータベースアクセスの機能(EOF)を提供し、データベースの内容をオブジェクトとして扱える機能をベースに、WebブラウザからアクセスするWebアプリケーションを構築するための強力な開発ツールを組み合わせて、Webアプリケーションを効率的に開発し、運用する一貫した仕組みを提供するものだ。開発に要する時間が短縮でき、またプログラミングもJavaで行えることなども含めて高度な機能を組み込むことにも対応する。Ver.5.1では、Webアプリケーションサーバの世界で標準となっているEJB(Enterprise JavaBeans)やServlet、JSP(Java Server Pages)にも対応し、TomcatやWebLogicといったアプリケーションサーバ上での運用も可能とするなど、標準仕様の取り組みを実現している。単なるJava 2 EE対応アプリケーションサーバということではなく、開発ツールと一体化しており、EOFなどのデータベース利用機能などが使える点で、Webアプリケーションの世界にどこまで訴求できるのかが注目されるところである。
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