Appleは2002年度第一四半期(2001年9〜12月)の決算発表を行い、3800万ドルの利益を出したことを発表した。売上については13億7500万ドルとなり、2001年度の第四四半期の14億5000万ドルには届いていないが、販売経費を6000万ドル削減(約6%減)しており、こうした経費削減効果が出ての収益ということになっている模様だ。ただし、売上総利益は4億2200万ドルの黒字となっているが、管理費や開発費を差し引いた営業利益に相当する金額は400万ドルの赤字となっている。販売内容を見ると、PowerBook G4の売り上げが伸びており、モデルチェンジの影響が出ている。iMacについては販売量が減少してきており、そうしたタイミングを見計らった新製品投入が2002年1月に行われた。Power Mac G4やiBookについても、2001年の第四四半期からは減少している。また、地域別の販売では、ヨーロッパで増加しているものの、米国での販売実績が低下しており、全体では減少ということになっている。iPodは125,000台の出荷があったとしているが、本体以外のハードウエアの販売が2001年の第四四半期より6000万ドル増加しており、売り上げ増には貢献していると十分に言えるだろう。Power Mac G4の売り上げは、QuickSilverモデルの発売直後には少しアップしているが、そのレベルは維持されていない。また、iBookの売り上げ減が目立っており、そうした線からの製品系列見直しが今後予想される。 |