タイトル【MacWIRE配信予定】iモード用のファイルメーカーを披露、Web経由で利用できるサーバ製品(2)カテゴリーデータベース, Palm & PDA
作成日2002/2/5 18:51:57作成者新居雅行
続いて、マーケティング部の荒地暁氏より、「ファイルメーカーMobile for i-mode」に付属する即戦力ビジネスツールの解説が行われた。スケジュール管理があることが示され、実際にスケジュールの取り出しが行われた。名前は選択入力ができる。そして、報告を入力するというところまでが実際にデモされた。スケジュールの照会や会議室のスケジュールをチェックして、客先で商談のスケジュールを入れることができるといったことが紹介された。
さらに、見積書作成をiモード上で行うというデモも行われた。客先で、見積書を作成するような状況で、見積書にいくつかの商品を追加し、そして合計などを求めるといったことが示された。最後に発行依頼を設定する。そして、オフィスの担当者はPCで発行依頼のあった見積書を印刷するという流れとなる。また、受注品の納期の確認や商品カタログから価格の問い合わせに応えるといったことをiモードから行うといったデモも示された。導入ガイドも示されたが、ADSLを導入するところからを細かく説明した解説になったところも紹介された。

開発部の出雲崎正剛氏より、FileMaker Mobile 2 for Palm OSについての概要の説明が行われた。Moble版は2001年に発売されたが、それがバージョンアップしたものである。iモード版との比較が簡単に示されたが、Mobile版はデータをPalmに転送して利用するものである。デスクトップデータベースをPalmに取り込める。一覧表示と詳細表示を基本とし、既存のデータベースをそのまま利用できるようになっている。Mobile 2の新機能としては、ポップアップメニュー、ポップアップリスト、チェックボックスのサポート、Palm OSアドレス帳やカレンダーとの連動、一覧表示向けのフィールドオプションの追加、ジョグダイアル対応、転送可能フィールドを50フィールドの増加となっている。フィールドオプジョンでは列幅や配置、カラーと言った設定ができる。そして、実機によるデモが行われた。フィールドのオプションの設定で、中央揃えや文字色の変更ができることが示された。一覧表示では、先頭列のロックや列幅の変更ができる。先頭列をロックすると、スクロールしても、最初の列は常に画面に表示されている。ジョグダイアルのプッシュで、詳細表示に移動するといったこともできる。さらに、画面全体で文字編集ができるコメント機能についても説明された。iモード版との違いや、ファイルメーカーファミリー製品についての全体的な利点についても解説された。

Q&Aでは価格が高いなどとの話がでたが、iモード版はサーバ製品なので、そういう問題ではないと答えられた。また、Webサーバの利用については、Mac OS Xでは、ApacheによるWeb共有を使うことになる。基本的にはWebサーバは不要だが、Webサーバを使うとセキュリティを高めることができる。

◇画期的な新製品「ファイルメーカー Mobile for i-mode」を発売
 http://www.filemaker.co.jp/news/p20020205.html

◇ファイルメーカーMobile for i-modeのデモページ(iモードで参照可能)
 http://demo.filemaker.co.jp/i/

(この項、以上)
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