タイトルMac OS Xでの印刷ソリューションProject-MがASPサービスにも対応を予定カテゴリーグラフィックス, サービス
作成日2002/2/12 14:12:52作成者新居雅行
Softmagic社は、NeXTSTEP向けのソフト開発や、あるいは韓国語のPostScriptフォントのメーカーなどで名前が知られているが、最近では、XML、PDFといったテクノロジーをベースにした出版システムをリリースし注目を集めている。レイアウトソフトが中心のDTP業界であるが、Softmagicのアプローチは少し違っている。2002年2月のPAGE2002では、「Mac OS X Solutions」のコーナーで展示を行なっていたので、デモを含めて話をうかがいうことできた。同社では、Project-Mとして雑誌向けの制作システムをリリースしているが、レイアウトのひな形を作っておき、一方でRitch Textフォーマットで原稿のテキストを作り、そして写真などのビジュアルを画像ファイルでサーバにアップロードする。そうすれば、サーバー上でページレイアウトをしてしまったPDFを作ることができ、さらに面付けまでしてしまうというシステムである。こうした機能がMac OS X Serverで稼働しており、PDFの生成は、つまりはQuartzで行っているということである。また、XMLベースでの原稿制作にも対応しており、同じ記事を複数の言語で用意してそれぞれのレイアウトを作るといったことができるのである。クライアントソフトウエアも含めて、すべてがMac OS X上で稼働するパブリッシングソリューションだ。こうしたシステムやソフトウエアを販売しているのであるが、同社では数カ月以内にASPサービスを開始する予定だ。スポット的な制作システムの利用や、あるいはサーバ管理までができないような編集部ではASPサービスは望まれる形態かもしれない。なお、同社では、カタログ制作や、あるいは書籍制作といったシステムも将来的に計画している。
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