タイトルファイル関連処理のライブラリ集がMoreFilesXとしてHFS Plus API対応カテゴリーアップルからの開発資料, Mac OS X
作成日2002/2/21 17:4:54作成者新居雅行
サンプルコードとして「MoreFilesX 1.0」が公開されている。Mac OS向けには、MoreFilesとして、ファイル処理関連の便利な関数ライブラリ集があったが、それの次世代版である。ただし、Mac OS 9向けにも利用できるようになっているが、やはり主ターゲットはMac OS Xである。Mac OS 9で導入されたHFS Plus APIを利用したファイル処理のための関数が用意されている。プログラムソースの一部を自分の作っているソースにコピー&ペースとしたり、あるいはソースファイルごとプロジェクトに組み込んで使えば良いだろう。C言語で記述されているため、CarbonあるいはCocoaでのプログラムに利用することができる。なお、Carbonのヘッダを参照するためには、ソースの冒頭の一か所を変更する。Mac OS 9でのビルドでは、他にいくつかの変更が必要となっている。FSRefでのファイル参照を行うのがHFS Plus APIの特徴であるが、FSSpecとの相互変換や、FSSpecベースの情報からのパスの取得、FSRefからFinder情報の取得など、File Managerではいくつかのステップを踏まなければならない処理を、MoreFilesXを使えば関数呼び出し1つで行える。ファイル処理でFile Managerにない処理を行いたい場合は、まずはMoreFilesXを探してみるということになるだろう。なお、各関数の使い方は、ヘッダファイルにコメントとして詳しく記載されている。
関連リンクMoreFilesX 1.0