Mac OS X 10.1以降で利用できる「SCSI Task User Client SDK」が配付されている。SDKは、ドキュメントとサンプルコードであり、/Developer/Documentation/IOKit/scsi-commands/AH_Sam_DevInterface.pdfといったドキュメントや、/Developer/Examples/IOKit/scsi-commandsにいくつかのサンプルが組み込まれる。システムに組み込まれたSCSI Task User Clientの機能により、アプリケーションから、周辺機器に対してSCSIコマンドを送ることができるようになる。実際のバスについては、FireWireでもUSBでもATAPIでも関係はなく、ターゲットとなる周辺機器がSCSIコマンドを受け付ける形式のものであれば、この機能を使ってアプリケーションから周辺機器のコントロールができるというわけだ。CD-RWドライブとのやりとりが必要なアプリケーションなどで、SCSI Task User Clientの機能を使うことになるだろう。サンプルのアプリケーションにはCarbonのものとCocoaのものが用意されている。 |