タイトル | UNIXで実績のあるインターネットメールサーバのPost.OfficeがMac OS Xに対応 | カテゴリー | サーバー関連, サーバー製品 |
作成日 | 2002/3/19 18:59:1 | 作成者 | 新居雅行 |
オープンテクノロジーズは、インターネットメールサーバソフトの「InterMail Post.Office Edition 3.6 日本語版 for Mac OS X」を発売することを発表した。Post.Officeは各種UNIXやWindows NT/2000で利用されている商品のメールサーバで、大規模なプロバイダでの利用が行われているなど、高いパフォーマンスと管理のしやすさを売り物にした製品だ。UNIXをベースにしたMac OS Xに対応し、Post.Officeの対応を広げる。Mac OS X 10.1以降での利用となり、Mac OS XおよびMac OS X Serverに対応する。Mac OS X Serverには標準でApple製のメールサーバが付属するが、Mac OS Xにはメールサーバが使える状態では付属していない。Apple製のメールサーバよりも大規模運用がやりやすいなどのメリットがあると言えるだろう。 InterMail Post.Officeは、POP3とSMTPサーバの機能を持っている。メールのアカウントはPost.Officeが独自にデータベースに保持するため、OSのアカウントと別にメールだけのアカウントを発行する形式となる。また、管理はWebで行えるが、そのページは日本語に翻訳されており、遠隔地からの管理も可能となっている。メールアドレスはバーチャルドメインにも対応しており、エイリアスアドレスや自動応答の設定などもできる。また、SPAM防止やリレー、フィルタ関連の機能を備えており、セキュリティ対策も取ることができる。さらに、メーリングリスト機能を組み込んだライセンスもあり、メーリングリストをやはりWebでの管理ツールで簡単に作成することができるようになっている。一方、IMAP、APOPといったものには対応していないが、これはそれほどのニーズがないからだとしている。AUTH SMTPについても対応していないがこれは検討課題だとした。 2002年4月1日にβ版をリリースし、4月30日に正式版をリリースする予定となっている。8月末まではキャンペーン価格で販売されるが、その価格を紹介しておこう。まず、25アカウントパックが\14,000、100アカウントパックが\64,000、100アカウントと100リストのパックが\99,000となっており、いずれも定価の半額である。なお、ユーザが増えた場合には、100アカウントあるいは100リストごとに\128,000で追加ができる。それ以上のユーザ数の場合には単価が下がるが具体的な価格は問い合わせてほしい。ない、トライアル版 さらに、NetTenからのトレードアップとして、25、100、100/100のパックが\14,000、\32,000、\49,000で提供される。また、AppleShare IPやEIMSからのトレードアップは\14,000、\48,000、\73,000で提供される。さらに、Mac OS X版のiToolsとのセットが、\50,000、\100,000、\135,000となっている。 Mac OS Xでの電子メールサーバとしては、sendmailをなんとかして使うという選択肢はほとんどないとは言え、Postfixを利用することなどを含めてフリー系を始め、Mac OS X Serverの標準機能を使うなどの方法を取ることができる。Post.Officeは大量のアカウントでも十分なパフォーマンスがあることや、メーリングリストの機能が統合されているあたりがポイントになるだろう。 | |
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