Mac界ではMac OS Xのクライアント版というかDeveloper Preview 2と呼ばれているものの話題に持ち切りかも知れませんが、あっちの世界つまりWindowsでは、Windows 2000が話題の中心になっています。Mac OS X DR2に関してはノーコメントです。なぜノーコメントかということについてもノーコメントです。ノーコメント。
さて、やっぱり正式発売は2000年になってしまったWindows 2000なんですけど、事実上、今年の頭くらいのバージョンで本格的に動いていると言っていいかと思います。かなり慎重にここまでテスティングをしてきているという印象があると同時に、プレビュー版や今ではRC版をばらまき、とにかく浸透を図っています。私のところでも、すでにプレビュー版やRC版を実際に使って動かしていますが、たまにブルー画面は見るもののほとんど安定していると言えますね。そこそこプラグ&プレイには対応しています。言い換えれば、Windows 98並みには動いていると言えるでしょうか。デスクトップの構成やフォルダ構成なども見直されていて、細かい部分では使いやすくなっています。ネットワークの設定を変えても再起動しなくていいのはいろいろいじる側から見るとほんとにうれしいですね。
ところで、このWindows 2000ですが、Windows 98のバージョンアップ版ではないことは御存じでしたでしょうか? 失礼…MDOnlineの読者の方々くらいでは既知の事実でしょう。でも、世間的には2000は98のバージョンアップ版であると勘違いしている人がたくさんいます。もちろん、WindowsNT 4.0の後継がWindows 2000なのですが、Microsoftからはそうしたメッセージは極めて弱いために勘違いする人が多いのではないでしょうか。もっとも、それを狙っている節もなくはないですが。だとしたら、来年リリースされる予定のMac OS Xの名前を変えて「Mac OS 10」にしたら、Mac OS 9の後継かと思って気軽にバージョンアップしてくれるとか? でも、「テン」と読ませるあたりはほんのちょっぴり狙っていたりしませんか、アップルさん。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Tech Info Library-Jに、QuickTime Streaming Serverが翻訳されて掲載されている。基本的な情報から、ファイアウォールの設定まで含まれているが、QuickTime Streaming Serverを使いはじめるにあたっては、一通りは目を通しておく必要のある文書ばかりだ。
24937JC:QuickTime Streaming Server : 適切なサーバ帯域幅を決定する
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=24937JC
QuickTime Streaming Serverに必要な接続速度(帯域幅)についての説明がある。実際の計算方法も示されているが、接続した各ユーザが参照するムービーのレートなどが均一であれば計算は容易なものの、そうでない場合には予想が難しくなる。帯域幅を超えるユーザのアクセスについては拒否されることも説明されている。
24914JC:QuickTime Streaming Server : ストリーミング可能なファイルを利用可能にする
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=24914JC
ムービーをQuickTime Streaming Serverに設置し、それをクライアントから参照する方法の一連の手順が記載されている。規定のディレクトリにムービーファイルを入れておけば、クライアントからは「rtsp://servername/filename.mov」というアドレスでそのムービーを参照できることなどが書かれている。
58367JC:QuickTime Streaming Server : サーバ条件
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=58367JC
QuickTime Streaming Serverを動かすのに必要な、ハードウエアおよび基本ソフトウエアの条件が一覧されている。
31016JC:QuickTime Streaming Server : インストールの確認
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=31016JC
インストールされているQuickTime Streaming Serverのバージョンなどを確認するには、Terminalで「QuickTimeStreamingServer -v」というコマンドを打ち込めばいい。ただし、コマンドの表示値とバージョンとの関係は、別文書の「ストリーミング可能なファイルを利用可能にする」に書かれている。サーバの設定はアプリケーションが用意されているが、NetInfoのデータベースに記録される項目もある。この項目を直接変更することもかまわないが、変更後はストリーミングサーバの再起動が必要になる。
24938JC:QuickTime Streaming Server : エラーコード
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=24938JC
QTストリーミングサーバのエラーコードの一覧表だ。
59007JC:QuickTime Streaming Server : Quicktime Streaming Server 1.0.1 アップデートについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=59007JC
QuickTime Streaming ServerのVer.1.0.1へのアップデータに含まれるReadMeファイルの内容が参照できる。機能向上点や使用の上での注意事項などが、日本語の文書として参照できる。
60425JC:QuickTime Streaming Server : QuickTime Streaming Server 1.0.1 アップデートダウンロード手順
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60425JC
QuickTime Streaming ServerのVer.1.0.1へのアップデート方法が記載されている。Webブラウザを使う方法と、コマンドラインから行う方法の両方が記載されている。また、Mac OS X ServerはVer.1.0-2にアップデートする必要があるが、その情報へのリンクもある。
60148JC:Mac OS X Server : QuickTime Streaming Server ファイアウォールの作成
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60148JC
QuickTime Streaming Serverを、Ciscoのアクセスコントロールリストを使ったファイアウォールでの注意点がまとめられている。設定の内容が示されており、プロトコルをどのように使っているかも説明されている。
カテゴリ:Tech Info Library-J, QuickTime, Mac OS X Server
USB機器のドライバなどを開発するのに必要なDDK(Driver Development Kit)のVer.1.4b2がリリースされている。Mac OS 9に登載されているものはVer.1.3.5にあたり、さらに次のシステム機能の開発キットがリリースされている。このUSBソフトウエアは開発目的以外では基本的には使わない方がよいだろう。1.3.5と1.4の違いは17項目に及び、文書としてDDKに含まれている。バグ修正やAPIの追加など、安定度を増すことに加えて機能的にも増えている。開発や機能チェックでは、USB端子が内蔵されている機種で、Mac OS 9を稼動させて行う必要がある。
関連リンク:Mac OS USB DDK v1.4b2
カテゴリ:アップルからの開発資料, 周辺機器
Tech Info Libraryに「31144:Mac OS 9: Multiple Users - Creating A Saved Set Of Applications」という文書が追加された。マルチユーザで制限のあるユーザに対しては利用できるアプリケーションをそれぞれチェックして許可をする。その設定を別のユーザに対して利用する方法が説明されている。それは、ユーザ自体を複製して作成することだ。こうすれば、複製元の利用可能なアプリケーション情報がそのまま新しいユーザにも引き継がれる。
関連リンク:Mac OS 9: Multiple Users - Creating A Saved Set Of Applications
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS 9
iMacに関する文書がTech Info Library-Jに掲載された。いずれも、日本の状況に合わせた文書となっている。特に、iMacのモデルごとに必要なアップデータがまとめられた文書は、ユーザあるいは指導的な立場の人にとっては有益な情報となるだろう。新しい機種でサウンドの音量が最大になっているというのも要チェックポイントだろう。
100351JO:iMac (Slot Loading) : サウンド出力を調節する
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=100351JO
スロットローディングタイプの新iMacはサウンド機能が向上しており、それを堪能できるように音量は最大の状態で出荷されている。サウンドの調整方法が記載されているが、調整できなかった時のトラブルシューティングとして、初期設定フォルダの「サウンド初期設定」を捨てるという手法も書かれている。
100352JO:iMovie : iMovie の対応製品リストについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=100352JO
iMac DVシリーズに付属するビデオ編集ソフトiMovieに対応したビデオカメラの一覧表へのリンクがページ内にある。リンク先は、製品情報のページだ。自分の使っているカメラが、iMovieで動作確認された機種かを確認できる。
58174JC:iMac : iMac と、各種アップデートファイルとの対応表
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=58174JC
iMacの初期モデルから最新のiMacまで、それぞれの機種ごとに必要なアップデートのプログラムが一覧表にされている。日本での状況に合わせた文書となっているため、iMacユーザは必要なアップデートを行ったかどうかをチェックすると良いだろう。
カテゴリ:Tech Info Library-J, iMac
Tech Info Library-Jに、Mac OS 9関連の文書がいくつか掲載された。いずれも、基本的には英語のTILとして公開されたものの翻訳である。以下に、概要とリンクを紹介しておこう。
60573JC:Apple CD-ROM 機能拡張と、他社製 CD-ROM ドライブとの互換性について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60573JC
CD-ROMドライブがアップル製品でないものを利用している場合、機能拡張の「Apple CD / DVD」をシステムから削除しないと正常に動作しない。CD-ROMドライブで用意されているドライバソフトを利用する必要がある。
60535JC:Mac OS 9 : Adobe Type Manager、Type Reunion の互換性
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60535JC
Mac OS 9に対応しているのはATM 4.5.2、ATM Deluxe 4.5.2、ATR Deluxe 2.5.2の各バージョンで、それ以前のものはMac OS 9には対応していない。アップデータが配付されているので、それを利用してアップデートしておく必要がある。また、Acrobat 4.0がMac OS 9に対応しており、それ以前のバージョンは対応していない。
60569JC:Mac OS 9 : インターネットアクセス
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60569JC
「インターネット接続アシスタント」でインターネットプロバイダに入会できる。CD-ROMの「ソフトウェアインストール:インターネットアクセス:ISP Country Setting 4.0」とフォルダをたどっていったところにある「ISP Infoアシスタント」によって、プロバイダのリストが得られると書かれている。ただし、起動したものは「インターネット接続アシスタント」となっている。
60572JN:Mac OS 9 : WorldScript I の Language Kits を使用して Web ページを参照する
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60572JN
Language Kitでアラビア語などの言語をインストールしても、アプリケーションがWorldScriptに対応していないと文字の表示ができない。Webアプリケーションでそのようなものがあることが記載されているが具体的な製品名までは書かれていない。
60575JC:Mac OS 9 : QuickTime をインストールするアプリケーションについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60575JC
アプリケーションによってはQuickTimeを自動的にインストールするものの、その結果古いバージョンのものに置き換えることもある。その場合は、インストーラを使って再度QuickTimeをインストールする必要がある。操作のポイントが書かれている。
60579JN:Mac OS 9 : アプリケーションを起動するときの問題
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60579JN
システムフォントがChicagoでない場合に起動できないアプリケーションがある。Chicagoをシステムフォントにしたり、アプリケーションメモリを増やすと起動する。具体的なアプリケーションまでは書かれておらず、日本語システムでの挙動についても不明だ。
60584JN:Mac OS 9 : PowerBook 3400/G3 モデム機能拡張と、Ethernet ポートの利用
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60584JN
PowerBook 3400やPower Book G3でEthernetを使う場合には「PowerBook 3400/G3 モデム機能拡張」をインストールしておく必要がある。自動的にインストールはされるが、モデムを使わないからと言って削除してしまわないようにする必要がある。
60653JN:Mac OS 9 : マルチユーザ − 制限されたユーザが起動項目フォルダを設定できない
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/2/wa/showTIL?id=60653JN
マルチユーザ機能を利用して制限のあるユーザで起動すると、「起動項目」フォルダの設定ができない。これに関連する設定、たとえばスティッキーズの自動起動などの設定もできなくなる。将来のバージョンでは変更される可能性がある。
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS 9
Power Mac G4に関する技術文書が公開されている。12月1日に更新となっているため、すでに公開されていた模様だ。Power Mac G4のハードウエアアーキテクチャ、入出力、メモリ、ロジックボードの構成、ソフトウエアの互換性についての問題など、Power Mac G4のハードウエアに関する技術的なことが記載されている。以下のリンクから、HTML文書が参照できるが、PDFも用意されている。AltiVecやOpenFirmwareなどにも話題は及んでいる。12月にG4のラインナップに変更があったことを受けての更新がなされている模様だ。G4のスペック以上の詳細を知りたい人や、周辺機器などハードウエア関連の製品を扱っている人は一読の必要があるだろう。
関連リンク:Power Mac G4 Developer Note
カテゴリ:アップルからの開発資料, Power Mac
Tech Info Library-Jに「31123JN:QuickTime 4 : QuickTime Plugin のトラブルシューティング」という文書が公開された。QuickTimeプラグインが動作しない場合の対処について、Netscape、Internet Explorerのそれぞれについて記載されている。いずれも、プラグイン自体を適切なフォルダに入れるというのがポイントになっている。
関連リンク:QuickTime 4 : QuickTime Plugin のトラブルシューティング
カテゴリ:Tech Info Library-J, QuickTime
同一のアプリケーションでいろいろなバージョンのものを使っているとき、書類をダブルクリックすると一般的にはいちばん最新のものが起動する。「Default application chooser」を使えばそうではなく、指定したバージョンのアプリケーションが起動するようにできる。たとえば、Adobe Illustratorなどは複数バージョンを並行して使うこともあるものの、旧バージョンのファイルもそのままでは最新版が起動して開く。Default application chooserを使えば、たとえば書類をダブルクリックして、Ver.5.5を起動するといことができる。AppleScriptで作られたシンプルなアプリケーションであるが、Finderの特性をうまく使ったアイデアものだ。Junnama Noda氏の作品。
関連リンク:Default application chooser 1.0
カテゴリ:AppleScript, ユーティリティ
Tech Info Libraryに「25072:Mac OS: Menu Differences Between Simple Finder and Regular Finder」という文書が追加された。シンプルFinderと通常のFinderでのメニューの違いが、Mac OS 9での実際の状況を画面ショットで示されている。それぞれのFinderでどのような機能差があるのかを比較対照するには便利な文書だと言える。たとえば、一部のクライアントをシンプルFinderにしたときに、作業上どのような結果をもたらすかを検討する基本的な材料になるだろう。
関連リンク:Mac OS: Menu Differences Between Simple Finder and Regular Finder
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS 9
Tech Info Libraryに「25073:iBook: Adapters Needed When Traveling Outside The United States」という文書が追加された。iBookの電源アダプタは100から220ボルトに対応しているが、プラグの変換アダプタは必要になる。その購入情報へのリンクが記載されている。また、アメリカで販売されているiBookのモデムを他国で使用することは保証されていない。基本的にはその国で販売されているモデムを使用する必要がある。
関連リンク:iBook: Adapters Needed When Traveling Outside The United States
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), iBook