ケーブルテレビのインターネットを使っていますが、IPが1つしかもらえないタイプなので、IPNetRouterを使ってIPマスカレードして、複数台をネットワークにつないでいます。つまり、Macintoshをルータとして使っているわけです。せっかくなので、Mac OS 9で、ファイル共有、Web共有、DAVEまでも使って統一サーバ化していたのですが、なぜかIPNetRouterが良く落ちていました。DHCPサーバが落ちていたり、Macがフリーズしていたり。しかし、先日、MacLifeさんのお仕事でAppleShare IPの記事を書くことになり、サーバ機能をAppleShre IPに一元化したところ、すっかりルータも安定して動くようになりました。DAVEがNAT環境ではうまくいかないようなことがあったかと思うので、いちばん怪しいのはそれですが、Web共有も変なエラーでよく落ちていました。しかし、借り物ソフトだけに、そろそろ消さないといけないのが悩み所ではありますが…。それから、Mac OS 9で、LocalTalk Bridgeを使っています。いちばん新しいバージョンへのパッチを当ててあるはずです(Ver.2.1です)。Mac OS 8.5あたりからは動作は保証はしていないような事が書かれていましたけど、とりあえずプリンタには問題なく印刷できています。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
米国IBMは、今週末より「ViaVoice Millennium Edition 1.0 for Macintosh」の出荷を開始する。ViaVoiceはWindows版がすでに発売されており、音声によってメニュー選択やダイアログボックス作業、テキスト入力ができるようにするシステムとして評価が高い。音声を利用して各種アプリケーションを操作し、文字入力が可能となる。マイクも付属し、iMacに合わせてのカラーコーディネートもできる模様だ。音声の発声については、Mac OSに付属するText-to-Speechを使う。対応システムは、Mac OS 8.5.1からMac OS 9となっており、233MHz以上のPowerPCで動作し、iMac、Power Macintosh G3、Power Mac G4、PowerBook G3が対応機種となっている。マイクとしてAndrea NC-71を利用するが、これはiMac向けにすでに販売されているマイクロフォンである。
音声認識は次世代のユーザインタフェースとして注目される手法ながら古くから製品は出て来ているが、ViaVoiceは実用レベルという意味ではかなり高いものとなっている。日本では、仮名漢字変換ソフトのATOKと組み合わせた製品なども発売されている。Mac版はこの7月に開催されたMacworld Expo New Yorkでデモされて、評判になっていた。価格は$89.95である。英語以外の認識システムは、2000年の前半に市場に投入する予定だ。
関連リンク:Speech Recognition, ViaVoice
カテゴリ:各種プロダクツ
AppleShareクライアントのVer.3.8.6(Mac OS 9には3.8.5が登載)の日本語版がリリースされている。修正点は、Mac OS X ServerでのDHXを利用した認証での問題やバグフィックスであり、先にリリースされている英語版と同様だ。ドキュメントが日本語化されているので、互換性についての問題などが記載された文書ももちろん日本語で読める。フォルダを見る限りは各国のソフトウエアが入っているようだ。
関連リンク:AppleShareクライアント J-3.8.6
カテゴリ:
iMac DVに付属するムービー編集ソフトのiMovieのアップデータがリリースされた。Ver.1.0.1へのアップデータで、北米のみとなっているため、基本的には日本語版を待つのがよいだろう。変更点としては、Mac OS 9での互換性を高めた。また、MP3オーディオファイルを読み込めるようにした。さらに、クロスディゾルブ、プッシュライト、スケールダウンの3つのエフェクトに対し、エフェクトがかかっているときのビデオスピードを速めることができるようになった。
以下の、Tech Info Libraryの文書には、ReadMeファイルが掲載されている。
NEW:60674:iMovie Updater 1.0.1: Read Me
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n60674
関連リンク:iMovie Updater 1.0.1
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), iMac, OS関連ソフトウエア
データベースソフトの4th Dimensionは、Mac OS 9で利用する上で、条件によってはデータを壊すという不具合がある。その不具合を解消したバージョン、Ver.6.5.3が米国のACIのサイトで配付が開始された。この記事の執筆時点は、日本語版はリリースされていない。
関連リンク:4D Version 6.5.3 - Mac OS 9 Compatible
カテゴリ:
SHUICHI.T氏によるAppleScriptで作られたユーティリティ「イジェクト妨害アプリ終了 1.0」は、CD-ROMなどの取り替え可能なメディアで起動しているアプリケーションを自動的に終了させる。メディアを取り出すときにその中のアプリケーションが起動していると、取り出すことができない。なお、場合によってはアプリケーションで書類を保存するかどうかをたずねられるが、それには手動で対処する。また、取り替え可能なメディアにある書類を、ハードディスクにあるアプリケーションで開いている場合には、このユーティリティでその書類を閉じることはできない。
関連リンク:SHUICHI.T による AppleScript 理論
カテゴリ:ユーティリティ
Insignia Solutionsから発売されていた「SoftWindows」には2000年問題があり、2000年を超える日付を設定しても再起動すると1980年に戻ってしまう。SoftWindows95/98と呼ばれている製品は問題ないのだが、それ以前のSoftWindows Ver.3以前のものに問題が発生する。この問題を解決するためのApplScriptプログラムがCascadilla Pressのサイトで公開されている。SoftWindowsを起動する時にそのプログラムを動かしてクロックを修正するというものである。Insignia Solutionsは2000年問題のあるソフトウエアに対して「アップグレードするように」という対処を出しているのみだ。なお、SoftWindowsは1999年10月にFWB Softwareに売却されている。
関連リンク:SoftWindows and Y2K
カテゴリ:ユーティリティ
米国メトロワークスは、CodeWarriorをPersonalJavaに対応させると発表した。PersonalJava向けの開発機能を組み込んだCodeWarriorは2000年前半に出荷予定だが、その機能を利用できるのはWindows版とSolaris版だ。Windows版のベータは1999年12月末、Solaris版のベータは2000年1月末にリリースされる予定だ。残念ながら、Mac版はPersonalJavaの対応はなされない模様だ。PersonalJavaは、一般には携帯機器で利用されるJava実行環境である。パソコン上で動くCodeWarriorで開発を行い、ネットワークやワイヤレス通信機能などを用いて機器に開発したプログラムを転送して実行やデバッグなどができるようになるものと思われる。
関連リンク:Metrowerks to Add Support for PersonalJava to CodeWarrior
カテゴリ:開発ツールその他
Tech Info Libraryに「31148:Mac OS 9: Will At Ease Basic v3 Function?」という文書が追加された。Mac OS 9ではマルチユーザ機能があるので、At Easeを使う必要はもはやなく、テストや確認作業は行っていない。ただし、At Easeにバンドルされているエデュケーションシリーズの5タイトルについては利用可能だが、マルチユーザ機能も併せて使用しておくのがよい。At EaseのCD-ROMからこれらのタイトルだけをインストールするには、カスタムインストールを利用する。(このバージョンのAtEaseは日本で発売されていないものと思われる。)
関連リンク:Mac OS 9: Will At Ease Basic v3 Function?
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS 9
Appleより公開されているTech Info Libraryで、1999年12月7日付けで以下の文書が更新されている。以下のリストの左端が文書番号なので、記事の最後にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。
58504:AirPort Base Station: Setup Assistant 1.0 tips
44004:iMac: Third Party Updates
31149:Macintosh Manager: Slow When Switching Between Workgroups
60434:iBook: Bundled Software Description
26176:Support for Former Claris Software Products
関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL)