EntryPointというところからサービス案内が来たのですが、何だろうと読んでみると、PointCastの買収先というか、PointCastの現在形とでも言えるでしょうか。PointCastと同じようなサービスを続けているようです。5月頃にPointCastはeWalletを持つLaunchpad Technologiesに買収されましたが、さらにそれがEntryPointという会社名になったのです。日本はまだPointCastと名乗っていますが、トランス・コスモス社が多くの比率の株を所有する形でEntryPointとの関係は薄いというところのようです。
PointCastと言えば、一時期「プッシュテクノロジー」でもてはやされていましたが、明白にあの時期から「プッシュ」自体はバブル騒ぎでした。通信環境が揃っていないとかそういう問題以前に、プッシュなものとしてすでに電子メールが存在していましたし、専用アプリケーションなどを作ればダウンロード型のサービスも十分可能でした。しかしながら、マリンバのようにプロモーションがうまい人たちの手によってマスコミは一気に乗せられ一過的なブームが作られました。おくれまいとマイクロソフトも「チャンネル」というサービスをはじめたものの、Windows 98 SEではすでにインストールされなくなっています。その直前にJavaブームもあって二尾目のどじょうねらいだったのかも知れません。いずれにしても、「形」そのもので注目を集めることができた、牧歌的な時代だったのだと懐かしんでしまいます。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
10万円を越える機材などは一般には減価償却の対象となるが、1999年4月より国税の特別減税措置として、パソコンのセットやファクスなどの情報機器について100万円までその年度内に一括して経費として計上できるような措置が取られていた。当初は1年間限りであったが、その措置が1年間延長された。次の3月にかけこみ購入をしなくて済むようになったと言えるだろう。法人だけでなく個人事業者も対象となるため、青色申告などをしている人にとっては朗報だ。時期通常国会での法律改正を経て正式に決定される。
関連リンク:パソコン減税の適用期限1年延長
カテゴリ:業界動向
ファイアウォールの設置に減税措置が適用される。2000年4月より2002年3月までの期間、不正アクセス対策機器に対して、国税では20%の特別償却、地方税については取得後5年分について課税標準2/3となる。適用範囲についてはさらに諸条件によって変わる。ファイアウォールやアクセス監視センサー、セキュリティ監視サーバが対象となる機器となっている。法人および個人事業者に適用される。税制上の優遇措置を利用して、中小企業などセキュリティ対策が遅れているとされている事業者に対して、対策を促進するねらいがある。
関連リンク:ハッカー対策税制の創設
カテゴリ:業界動向
WebObjects 4.0.1やOPENSTEP、NeXTSTEPに含まれているGNU版tar(gnutar)は、1.11.2というバージョンで、1999年より後の年を受け付けなくなっており、つまりは2000年問題が発生する。guntarでは1.12というバージョンでこの問題は解消されており、WebObjects、OPENSTEP、NeXTSTEPに対してはguntarをアップデートするパッチが配付されている。パッチの記述を見る限りは、WebObjects 4.01のNT版やUNIX版に対する記述だけであり、Mac OS X Serverについては問題がないものと見られる。WebObjectsのパッチは、4.0.1だけでなk、3.5.1、3.1に対しても用意されている。
◇70134:WebObjects 4.0.1 Patch 1 Overview
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n70134
◇70137:WebObjects: gnutar changes in Apple patches
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n70137
◇70138:OPENSTEP: gnutar changes in Apple patches
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n70138
◇70139:NeXTSTEP: gnutar changes in Apple patches
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n70139
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), WebObjects, OS関連ソフトウエア
Matthijs van Duin氏は、データの圧縮や伸長を行うREALbasicの追加クラス「zlib 1.1.3 r1」を作成した。共有ライブラリでされているzlibを使ったもので、ダウンロードすると、zlibやクラスなどが含まれている。ストリームデータ(連続データ)の圧縮や伸長に加えて、gzip形式のファイルの読み書きやチェックサムなどの処理ができる。zlibはUNIXでよく利用されているgzipの作者らが、汎用的な圧縮伸長処理を提供するライブラリとして開発したもので、Mac OSなどさまざまなプラットフォームに移植されている。
関連リンク:zlib 1.1.3 r1
カテゴリ:ライブラリ
約1カ月ぶりに、REALbasicの2.1のα版がアップデートされ、2.1a24としてリリースされた。以下のページに、修正内容が記載され、ダウンロードもできるようになっている。バグ修正が中心だが、2.1a20以降では実行アプリケーションがオプティマイズされていることも記載されており、2.1でのパフォーマンス向上が期待できる。
関連リンク:REALbasic: 2.1a24
カテゴリ:開発ツール, REALbasic
Blue Rose社の「Black & Bleu 1.2」はMac OSのエラーコードに対するメッセージや対処などを表示するアプリケーションだ。3340個のコードに対する説明が入っており、一般的な実行エラーだけでなく、さまざまなOSコールのエラーにも対応している。番号を指定してのエラーメッセージを見ることもできる。プログラマ向けのメッセージと、一般ユーザ向けのメッセージを切り替えることができる。エラーの内容を解析する機能もある。ダウンロード版は3回まで実行できるデモ版で、正式版は$34からとなっている。
関連リンク:Black & Bleu: A Macintosh OS error code analyzer
カテゴリ:ユーティリティ
Macintosh Managerを使った時に、アイコンが大きなピンク色のMの文字が見えるものに化けてしまうことがある。Tech Info Libraryの「Wrong Icons In Panels Environment」ではその解消方法を説明している。Mac OS 8.1で、カスタムアイコンを持ったフォントファイルをインストールしているとそのような症状が出る。AppleWorksもカスタムアイコンを持つフォントファイルをシステムに追加するアプリケーションの1つである。カスタムアイコンを削除すればいいが、その方法が手順を追って説明されている。
関連リンク:NEW:25081:Macintosh Manager: Wrong Icons In Panels Environment
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X Server, サーバー製品
simple/CHAOSがリリースした「SixPack 1.0dr1」は、Mac OSで稼動するXMLエディタのアプリケーションだ。オープンソースとして配付されており、REALbasicで開発されている。また、SixPackの構成要素として存在するXMLパーサをREALbasicのクラスとしても提供しており、DOMによる表現をエミュレートするクラスも含まれている。アプリケーションのSixPackはXMLファイルのソースそのものを表示するだけでなく、階層構造に従って、折り畳みが可能なリストの形式で、中身のタグを分類して表示する機能も持っている。
関連リンク:SixPack 1.0dr1
カテゴリ:アプリケーション, システム関連ツール
HOnza Koudelka氏による「FillOut CGI」はMac OSで稼動するCGIプログラムで、HTMLのフォームに入力した結果を受け取り、指定された書式でテキストファイルに書き込んだり、あるいはメールでの返答を行うことができる。シングルライセンスで$34となっている。テンプレートを利用して、テキストファイルの書式や返答の書式を定義することができる。つまり、汎用的なHTMLフォームの受け皿アプリケーションと言えるだろう。Text Encoding OSAXが組み込まれていれば、文字列処理はTECで行われる。
関連リンク:FillOut CGI 1.0.3
カテゴリ:サーバー関連
@Softは、カラーピッカに新しい色選択の機能を加える「FVPicker J 1.0」をリリースした。カラーをより明るく、あるいはより暗くといった方法で指定できるもので、直感的な色選択を可能にする機能だ。カラーピッカの機能拡張のため、GetColor APIを利用しているアプリケーションならどれでも利用できる。
関連リンク:FVPicker J 1.0
カテゴリ:ユーティリティ
Tech Info Libraryに公開された「Creating User Folders Automatically」という文書では、AppleShare IP 6.3で、特定ユーザだけが使えるフォルダの作成方法が記載されている。AppleShare IP 6.3では、登録ユーザに対して「ホームディレクトリ」的な、そのユーザだけが使えるフォルダを自動的に用意する機能を備えている。既存の公開フォルダにそのフォルダを新たに用意する方法と、公開していないフォルダに用意する方法がいずれも手順を追って説明されている。
関連リンク:25079:AppleShare IP 6.3: Creating User Folders Automatically
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), サーバー製品
Appleより公開されているTech Info Libraryで、1999年12月15日付けで以下の文書が更新されている。以下のリストの左端が文書番号なので、記事の最後にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。
30065:Macintosh Hard Drive: Is It Missing Space?
34031:Color StyleWriter 4100, 4500, 6500: Tips for Best Results
25080:Macintosh Manager 1.2: Loops Back To The Login Screen
58418:Power Mac G4: How to Differentiate Between Models
60235:Using DVD-RAM Discs
70140:WebObjects 4: Understanding Worker Threads and WOWorkerThreadCount
58211:Apple Studio Display 21: Connecting to PCI Video Card Having Two Connectors
34031:Color StyleWriter 4100, 4500, 6500: Tips for Best Results
31155:Speakable Items: Using With IBM’s ViaVoice
58538:AirPort Base Station: Troubleshooting a Dial-up Connection
58548:AirPort Card: Disable During Air Travel
関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:Tech Info Library-J