Macintosh Developer Online (MDOnline)


1999年12月27日発行号 - MDOnline-MOSAがExpo格安展示



先週の最後の配信で、ソフトウエアアップデートが使われていないのではとお伝えしましたが、読者の方より、英語のシステムを使ってればいくつかのものがソフトウエアアップデート経由でアップデートできることを教えていただきました。やっぱり、せっかくの新しい機能ですので、積極的に使ってもらいたいものです。アップデートの開始が、アップデータの公開より後になってしまっていたようです。
今朝、Mac OS 9が本格的にクラッシュしてしまいました。上書きインストールしても「言語解析ライブラリがない」という旨のダイアログボックスが出来るのようになってしまったので、結局は新規インストールしました。それはそれで復活したとして、副作用として、Outlook Express 5のデータが吹っ飛びました。こちらの方が深刻です。クラッシュしたのが、エディタでかな漢字変換使用中だったのですが、そのとき、たぶん、裏でOE5がメールの読み込みか何かをしていたのでしょう。メールのタイトルだけは復旧しましたが、メールのメッセージが入っているファイルの読み取りでエラーを出してしまいます。そのファイルをアクセスするようになっていれば、OE5自体終了してしまうほどのエラーです。ファイルの末尾情報がうまくないというようなメッセージが出てくるので、書き込み途中でクラッシュしたのでしょう。やれやれ…。OE5は1つのファイルにメッセージを全部入れているので、すべてパーになってしまいます。なにか方法があるかもしれないので、ファイルは残してありますが、ちょっと困ってしまいました。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


MOSAが会員向けに格安のMacworld Expo/Tokyo 2000出展サービス

Macintosh分野の開発者団体MOSA(Macintosh OS Software Association)は、2000年2月に開催されるMacworld Expo/Tokyo 2000において、テーマゾーンのDeveloper Centralの一角でMOSAコーナーを展開し、MOSA会員に対して格安で展示の場を提供する。過去3回のExpoにおいて同様なサービスを行っており、2000年で4回目となる。約2m幅の展示台を中心としたブースで12万円、さらにそのブースを4つに分割したものでは2万円(いずれも会期を通した価格、消費税別)と、他の一般の展示にくらべて格安でMacworldに出展できる。このサービスはMOSA会員にのみ提供されている。展示で使うマシンなどは独自に用意しなければならないが、予算の少ないデベロッパーでも出展を可能にするとともに、シェアウエアなどを展開しえいる個人プログラマでも参加可能な価格だと言えるだろう。

関連リンク:MOSA
カテゴリ:イベント, 業界動向


マイクロソフトのIE、OEのセキュリティ問題を解決するアップデータ

マイクロソフトは、報告されていたMac版Ineternet Explorer、Outlook Expressの問題を解決するアップデータをリリースした。Ineternet Explorer 4.5では、認証情報の期限が1999年末で切れるものがあり、暗号化したWebアクセスでの支障が出る恐れがある。アップデータによって、認証情報について期限が延長されたものに置き換わるものと思われる。Outlook Express 5では実行可能なプログラムが含まれているメールでのセキュリティの問題があった。悪意のあるプログラムを組み込んだメールでは危険があった。アップデータによってどのような変化があるかまでは説明されていない。アップデータはバイナリ版でも約6MBもある。

関連リンク:マイクロソフト マッキントッシュ対応製品のセキュリティ関連問題に関する情報
カテゴリ:電子メールソフト, ブラウザ


ソフトデコードのDVDプレイヤのVer.2が正式リリースへ

Appleは北米地域の英語システム向けに、DVDのプレイヤソフトをリリースした。iMac DVやAGPグラフィックスタイプのPower Mac G4向けだ。つまり、ソフトウエアでデコードするタイプの機種向けのDVDプレイヤで、G3などのハードウエアでデコードする機種では使用できない。これまで、Apple DVD SoftwareはVer.2のベータ版が配付されていたが、正式版としてリリースされたということである。

関連リンク:Apple DVD Software 2.0
カテゴリ:OS関連ソフトウエア, 周辺機器


AppleShare IP 6.2のファイル修正日の問題を修正するアップデータ

アップルはAppleShare IP 6.2を、6.2.1にアップグレードするソフトウエアをリリースした。AppleShare IP 6.2では、サーバのボリュームにファイルをコピーしたようなときに、ファイルの修正日を正しく設定しないというトラブルが発生することがある。バックアップソフトで修正日を手がかりにしてコピーを取るような場合に支障が生じる恐れがある。それを修正したのが6.2.1だが、AppleShare IP 6.3へのアップグレードを強く勧めている。6.3のアップデータもフリーで入手できるので、6.2.1へのアップデートは暫定的な措置だと言えるだろう。

関連リンク:AppleShare IP Web & File 6.2.1 アップデート
カテゴリ:OS関連ソフトウエア, サーバー製品