Expoの2日目は、それほどの人通りではありませんでした。終了間際にもなると、ほとんど関係者しか歩いていないという状況でしたね。やっぱり基調講演のある初日は1つのピークだったと言えるでしょう。半分の日程が終わりましたが、私はやや疲れ気味かなというところです。あと2日がんばらないといけないのですが、今日はセミナーで座っている時間も長いので、ちょっとは疲れが取れるかもしれません。
（新居雅行 msyk@mdonline.jp）
アップルは、クラリスワークスをバージョンアップした「AppleWorks 6」の日本語版を3月中旬に発売する。価格は\8,800で、アカデミックディスカウントもある。AppleWorks 6は、ワープロ、表計算、データベース、ドロー、ペイントの機能が一体化されたアプリケーションで、このバージョンからはプレゼンテーションの作成機能も追加されている。これらの機能を1つの1つの文書で使えるだけでなく、1つの文書にワープロと表計算やドローを混在させることができるのが大きな特徴だ。日本語版はクラリスワークスVer.4以来の久々のバージョンアップとなる。Macworld Expo/Tokyo 2000の会場内で、AppleWorks 6を触ることができたので、感触をレポートする。
まず、従来はウインドウ上部にボタンが並んでいたが、ツールボタンは、ウインドウとは別のパレットに配置されている。ボタンのアイコンも比較的大きめで、見やすいデザインだ。また、文字の色や、オブジェクトの塗りつぶしパターン、線の色などの各種設定を、パレットで変更することもできる。つまり、文書上のオブジェクトを選択して、パレットで設定を変更するという使い方ができ、ダイアログボックスやメニューを使う機会は大きく減るだろう。クリップアートも用意されていて、それがパレットからドラッグ&ドロップで文書に組みこむことができる。また、各種のオブジェクトを作成するパレットも用意されており、たとえば、ワープロの中に文字枠を別に作るのも、パレットのアイコンをドラッグ&ドロップするだけだ。
文書のテンプレートがたくさん添付するのも特徴だが、テンプレートの分類の中にはWeb経由でテンプレートを開いて選択できるようになっている。インターネットを通じてテンプレートがどんどんと増やされることが期待できるというわけだ。
プレゼンテーションの機能は、「ページの分かれたドロー」という感じだ。同じ背景の上にグラフィックスオブジェクトを配置して、プレゼンテーション画面を作成できる。ただし、PowerPointのようなアウトラインで提示文字列を編集する機能がないのは残念なところだ。
AppleWorks 6のAppleScript対応は目を見張るものがある。従来のバージョンは、スライド機能のコントロール的なことしかできなかったが、AppleWorks 6では広範囲にAppleScriptに対応したようだ。windowやdocumentといったオブジェクトに加えて、テキストを処理するオブジェクト、グラフィックス要素のオブジェクトがなどが定義されており、文書内の個別の要素ごとにAppleScript制御が可能な本格的なものだ。AppleScriptを使ったソリューションの1要素としても、AppleWorksは十分に使用に耐えうるものになったと言えるだろう。
カテゴリ：アプリケーション, 各種プロダクツ
Macworld Expoにあわせて来日しているApple社のOSテクノロジーのディレクタであるKen Bereskin氏にインタビューをした。開発に関連する内容についてお届けするが、インタビューの内容は、MacLife誌の2000年4月号に掲載する予定である。
Mac OS Xに対する開発者側から見た取り組みとしては、まずCarbonによってMac OS Xの多くの機能を利用できる魅力があり、また、移行しやすい手法として用意されている。さらに、次世代の新しい高性能な環境としてCocoaが用意されている。Cocoaは、従来のYellow Boxが進化したもので、進化したことによる違いとしては、Aquaといったユーザインタフェース機能や、Quartsといった新しいグラフィックスエンジンに対応したところがあげられる。なお、Carbonで作られたアプリケーションでも、通常のMac OSのAPIを使っているのであれば、Aquaの独特のユーザインタフェースは自動的に構築されることになる。つまり、OSレベルでAquaというユーザインタフェースが稼動しているため、Carbonアプリケーションでも、Aqua対応になるということだ。また、Aquaのアピアランスはある程度のカスタマイズができ、アイコンのサイズなどがその例だ。しかしながら、広範囲にカスタマイズができるわけではなく、一定の枠組みの中でのカスタマイズに限定するようになる。
多言語対応がMac OS Xの特徴でもあるが、インストールする最初の段階で、言語を指定して、それによって言語や関連する設定に応じたシステムのインストールを行うような形式になる。また、Mac OS 9で導入された「パッケージ」というアプリケーションファイルの配置形式も、Mac OS Xでも使えるようになっている。アプリケーションをこの形式で製作すれば、ローカライズに必要なファイルを、ユーザの見えないところに用意することができ、多言語対応がやりやすくなる。サードパーティが作るアプリケーションに対してパッケージといった形態を勧めると同時に、Mac OSのコンポーネントも、パッケージの形態をとるようになるだろう。
Mac OS XがG3以降のハードウエアしか対応しない理由として、まずは高度なグラフィックス処理などをこなすための必要なパフォーマンスが得られないからというのが答えだ。そして、対応するハードウエアを限定することで開発効率を高めるというのも理由である。また、ハードウエアの買い替えサイクルから判断しても、G3以降の機種で多くのユーザが利用できると考えるとのことだ。
Mac OS X Serverについても、積極的に機能向上は図る。Mac OS X Serverにはいくつもの固有のサービスがある。NetBoot、WebObjects、QuickTime Streaming Server、灰パフォーマンスのファイルサーバの機能は、Mac OS X Serverで提供可能なサービスであり、その点は重視している。ディレクトリサービスについても、現在のMac OS X Serverが対応しているNetInfoをはじめ、LDAPに対応し、また、ノベルやマイクロソフトのァ�配信先で修正がかけられることもあります。また、すべての記事が配信先で参照できるものではなく、本数を制限している場合や、配信先で取捨選択されることもあります。
カテゴリ：Mac OSテクノロジー
AppleShare IP 6.3では、ユーザやグループに関する設定を、そのままファイルに書きだし、さらに読み込むことができる。ユーザ名はもちろん、パスワードは暗号化され、グループやその関連性など、ユーザとグループに関する設定はすべてファイルに出力される。出力されたファイルはXMLフォーマットになっている。なお、フォルダへのアクセス件や所有者などの情報はファイルには保存されない。
関連リンク：25116：AppleShare IP 6.3: Import/Export Retains Passwords, Settings, Relationships
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）, サーバー製品
Sound Manager 3.6.3は、特定の機種で、サウンドとビデオの同期についてを改善したバージョンである。現在のところは、Mac OS 9のソフトウエア・アップデートの機能を利用した更新しかサポートしていない。
関連リンク：59014：About Sound Manager 3.6.3
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）, サーバー製品
iMovie 1.0.2への日本語版のアップデータが公開された。高いレベルのサウンドを扱うときや、12ビットサウンドの扱いインポートに関して向上しているが、2000年以降に録画したDVビデオを取り込むときの不具合も解消されているとしている。
関連リンク：J-iMovie Update 1.0.2
カテゴリ：QuickTime, OS関連ソフトウエア
Tech Info Libraryに公開された文書では、CentrisやQuadra以降、PowerPC搭載機のすべてについて、Mac OS 8.XやMac OS 9が使えるかどうかを一覧表にしてある。最近の機種では、たとえば、Mac OS 8.1は使えないことなどがわかる。
関連リンク：25114：Mac OS 8, 9: System Compatibility Matrix
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）, Mac OS 9, Mac OS 8
Final Cut Pro 1.2.1と、Targa 1000/Pro, 2000/Proを使用している場合に遭遇する問題について、10項目にわたって記載されている。カードをとりはずすときや、サウンド入力について、あるいはキャプチャがうまくいかないときの処置など、さまざまなことが記載されている。これらのソフトとハードを使っているユーザは、一読して奥必要があるだろう。
関連リンク：25115：Final Cut Pro 1.2.1: Known Issues With Targa Video Capture Cards
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）, 周辺機器, QuickTime
Appleより公開されているTech Info Libraryで、以下の文書が2000年2月17日に更新されたものとして公開された。文書名の冒頭が文書番号なので、記事の最後にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう
43026：iMac and iBook: How to Utilize External SCSI Peripherals
31182：PowerBook (FireWire): Final Cut Pro Requires Sound Manager 3.6.3
58594：PowerBook (FireWire): DVD Movie Decoding Performed via Software
30632：PowerBook G3 Series: DVD-Video PC Card Q&A
31181：PowerBook: Which Models Support CardBus?
19620：Power Macintosh PC Compatibility Cards: Description
43050：Troubleshooting Handbook: Table of Contents
43037：Troubleshooting Handbook: Testing and Repairing Your Hard Disk
20134：Fax Terminal: Will Not Open, Gives Type 1 Error
20128：Apple Network Administrator Toolkit & AWS 95
20142：LW 16/600 PS: Setting Subnet Mask & Gateway Remotely
12197：LaserJet 4M Driver: Fonts Not Downloading in System 7.1
13413：LaserWriter 8.0: Fixed Margins in Page Setup
14688：LaserWriter Driver 8 Versions: Retain Preferences Differently
13613：LaserWriter 8: Printer Driver Version 8.1.1
13793：Publish-It Easy: Use LW Driver 7.2 or 7.1.2
11903：LaserWriter Driver 7.2: Setup Button In The Chooser
12491：Energy Star: LaserWriter Sleep Setting
13117：LaserWriter Driver 8.x: How Auto Select Works
12220：LaserWriter Driver: System 6 & System 7 Environment
12609：Font Substitution: Print Driver Substitutes 4 Fonts
12561：LaserWriter 8.0 Driver: Compatibility w/Older Driver Versions
14311：LaserWriter 810 & 360: Fax Option Error Checking
13635：LaserWriter Driver Differences: Version 8.0 & 8.1.1
12170：LaserWriter Driver 8.0: Overview
11868：Macintosh Print Pack: Description
12006：PhotoGrade: Description
11885：Macintosh: "No Printer Available" Message
13194：LW Driver 8.0: Different Printer Icons In The Chooser
11149：LaserWriter: Printing Kanji Characters
12833：Print Dialog Box: Select Color/Grayscale to Change Default
12174：Printer Control Language: HP PCL 4 and 4+ Differences
11579：LaserWriter Driver Compatibility: System 7.0x, 7.1
13195：LaserWriter Driver 7.2 & Earlier: Helvetica Font Bug
12167：LaserWriter Driver 8.x: Tray Switching Option
14764：LaserWriter Utility 7.6.1 and 7.7: Grayed Out Options
12154：LaserWriter Driver 7.2 & Earlier: New York & Geneva Fonts
11989：LaserWriter Drivers: CRs & Generated PostScript Code
11476：LaserWriter Driver 7.2: Upgrade Info For Systems 6 & 7
14869：LaserWriter 8.x: Configuring Paper Trays
12351：LaserWriter Driver 8.0: PageMarq 15 Printer
13599：LaserWriter 8.0: Global Village Incompatibility
12427：LaserWriter Utility 7.4: Not Seeing Modified Print Driver
11795：PrintMonitor 7.0.1 and 7.1: Differences
13918：LW Driver 8.x: PPDs Job Control/Page Control Commands
20127：LaserWriter Bridge: Setting Ethernet Zone
関連リンク：Tech Info Library
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