MYCOM PC Webを見ていたら、Jimmy Pageが新しいアルバムを出し、しかもmusicmaker.comだけで販売するとか。Jimmy Pageと言えば、もちろん、Led Zeppelinのギタリストなわけで、思わずわくわくしてしまうのは、いい歳だという証拠でもあるのですが、やっぱり気になるのでアクセスしてみました。試聴もできたのですが、ライブでけっこう昔の曲をたくさんやっている。そこがまたおいしい。ダウンロードだと$12だということで、さっそく買うことにしました。しかしながら、販売されるデータは、WMAファイル、つまり、Windows Media Audioファイルなので、そのままではマックでは聞けません(Mac版のWindows Media Playerってのもなんだかなぁ)。しかも、著作権管理機能などと言われているのがくっついているので、最初に聞く時にはいちいちWebサイトにアクセスして、メールアドレスを入力しなければならない。さらに!それ以前に、購入する時、全19曲をまとめて買うぞー!って指定をすると、何と、手作業で19回もダウンロード処理をWebブラウザ上でやらないといけない。これでは手軽さのかけらもないですね。サイトの作り方はまだまだ改良すべき点だらけです。クレジット決済の確認メールも、素っ気ないどころか、単に商品名と金額とが書かれているだけ。これじゃあ何のことか分からないではないかという具合です。Windowsの世界だとこれが標準なのかと思ってもしまいますが、一方で、Amazon.comみたいな使いやすいサイトもあるので、Windowsだからというわけでもないでしょうけどね。
ダウンロードしたらしたで、今度は19もあるファイルを順番にダブルクリックするのかいなと思ったけど、サウンドプレイヤソフトを使えばプレイリストを組めるのでいちおうそれを使って聞くことにしました。しかし、1回目は著作権管理機能が働くのでいちいち中断してWebブラウザの処理が必要です。しかも、曲順通りに並べるのも手作業だから、結局ABC順で聞いてしまうという情けない結果に。“アルバム”には曲順という重要な要素も…というのは知りつつも、面倒なんでそのままにしてしまいます。コンテンツの販売としては、musicmaker.comは満足度は低いと言わざるを得ません。こちらが期待することは、音楽CDと同じようなもので、1発でダウンロードできて、そして即座に聞くことができ、ライナーノーツに相当する情報がなんらかの形式で提供されるということです。ネットワークだからといって手を抜いていい理由はないはずです。だいたい、このアルバムの演奏メンバーやいつの録音かといった情報が全然どこにも出ていないくらいですから。こんなところにも、他山の石がありました。しかし、Jimmy Pageのギターはいい!
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Appleは、Mac OS X Serverなどで利用できるWebベースのアプリケーション作成ツールWebObjectをVer.4.5にアップデートした。処理能力が最高で50%向上した。また、IBMのalpha Worksで配付されているXMLパーサを統合し、XMLで記述されたデータの処理をやりやすくした。開発ソフトであるWebObjects Builderのユーザーインタフェースを改良し、開発時間を短縮する効果を与えている。また、LDAPアダプタを通じてユーザ認証を行う機能もサポートした。また、将来的にはEnterprise JavaBeans(EJB)への対応などの業界標準規格を取り込むことも表明された。
WebOjbectsは、Webサーバと連係して動くサーバ側のアプリケーション構築ツールで、データベースを含むシステム構築などが可能だ。データをオブジェクトして扱うことやデータベースの設定を容易にするツールなどがあって、大規模な業務システムの構築までを視野に入れている。業務システムやコマースシステムなどの開発に力を発揮する。開発はMac OS X ServerあるいはWindows NTで行うが、稼動はHP-UXやSolarisでも可能である。Javaのアプレットとサーバでのプロセスが連動して処理を行う形態になっていて、アプレットは標準的なJava VMで稼動するとしている。
価格は$1499が開発バージョンと制限付きの稼動環境が含まれたものとなっており、稼動環境はトランザクション処理機能に応じて$7500から$50000となっている。なお、アップデートについてはリリースやWebサイトには案内はない。また、執筆時点では、日本のアップルのサイトでは、WebObjects 4についての情報が掲載されたままになっている。3月10日および15日のセミナーで、おそらくこの新バージョンについての説明があるものと思われる。
関連リンク:Apple Delivers WebObjects 4.5
カテゴリ:OS関連ソフトウエア, WebObjects
WebObjects 4.5のリリースにともない、以下のように、開発者向けのドキュメントの新規リリースや更新が行われた。特に、What’s Newのドキュメントは、4.5向けの開発を行う場合には必読の文書と言える。
◇What’s New in WebObjects 4.5
http://developer.apple.com/techpubs/webobjects/System/Documentation/Developer/WebObjects/DeltaDoc/NewInWebObjects.html
WebObjects 4.5で新しくなった点が詳しくまとめられている。WebObjects Frameworkでの変更点、APIの変更点、ProjectBuilderやWebObjects BuilderあるいはDirect to Webといったツールの変更点、Enterprise Object Frameworkで新しくなった点、Javaクライアントで新しくなった点などがまとめられている。変更されたメソッドや新しいクラスなどが記載されるなど、かなり詳細なドキュメントなので、現在WebObjectsを使って開発を行っている人にとっては、4.5へのアップデートの検討や作業において必読の文書だろう。
◇WebObjects Release Notes (updated)
http://developer.apple.com/techpubs/webobjects/System/Documentation/Developer/WebObjects/ReleaseNotes/ReleaseNotes.html
WebObjects 4.5のリリースノートで、このバージョンで分かっている不具合について、詳細に記載されている。開発やあるいは稼動する場合には、ターゲットのプラットフォームでの問題点を洗い出すのに参照する必要があるだろう。
◇EOF Release Notes (updated)
http://developer.apple.com/techpubs/webobjects/System/Documentation/Developer/EnterpriseObjects/ReleaseNotes/ReleaseNotes.html
WebObjects 4.5の主要なコンポーネントであるEnterprise Objects Framework 4.5について、データベースアダプタに必要なデータベースのクライアントコンポーネントについての情報や、判明している不具合がまとめられている。
◇EOApplication Reference
http://developer.apple.com/techpubs/webobjects/System/Library/Frameworks/EOApplication.framework/Java/EOApplicationTOC.html
eoapplicationパッケージに定義されたクラスあるいはインタフェースごとのAPIリファレンスである。クラスの解説では、メソッドなどに加えて継承したクラスなどもある。JavaのAPIリファレンスであり、内容的にはJavaDoc形式に近いものだが、文書の体裁は独自のものである。
◇EOGeneration Reference
http://developer.apple.com/techpubs/webobjects/System/Library/Frameworks/EOGeneration.framework/Java/EOGenerationTOC.html
eogenerationパッケージに定義されたクラスごとのAPIリファレンスである。体裁などはEOApplication Referenceと同様だ。
関連リンク:WebObjects Developer Documentation
カテゴリ:
Erich H Rast氏は、パスワードの管理を行うソフト「ForgotIt?」のアップデート版、Ver.1.2をリリースした。ForgotIt?はさまざまなアカウントやパスワードを記録しておくソフトだ。各パスワードは手入力するので、いわば忘備録的なソフトだと考えれば良いようだ。データは暗号化をかけてファイルに保存されるが、Ver.1.2では暗号化処理はプラグインととして変更できるようにもなっている。また、暗号化をかけた状態で入力したデータをメールで送付するようなことにも対応している。Mac OS 9では、ForgotIt?のデータを開くときのパスワードを、キーチェーンに保存できるようになっている。$15のシェアウエアだ。
関連リンク:ForgotIt?
カテゴリ:アプリケーション
Squamish Media Group社は、マルチノードのQuickTime VRムービを、ノードごとのHTMLファイルとムービに分割するソフト「NodeSaVR 1.0」をリリースした。価格は$99。いろいろな場所に移動可能なマルチノードムービを、それぞれをホットスポットでリンクした別々のムービとそれを表示するHTMLファイルに分割する。ムービーが分割されて各ノードごとに別々になるため、大きなマルチノードのムービをダウンロードするのに待つということが少なくなる。従って、シングルノードごとのムービとページにわけた方が、WebでVRムービを参照するのに適している。
関連リンク:NodeSaVR
カテゴリ:QuickTime, オーサリング系
Inside Out Networks社は、USB端子に接続するワイアレスLANのアダプタを開発したと発表した。2000年2月末にドイツで開催されている展示会のCeBITで公開した。ワイアレスネットワークのIEEE802.11bに対応したもので、Windows 2000を含むWindows向けに出荷するとしている。同社では、他のUSB関連製品はMac OSに対応しているが、USBワイアレスLANアダプタについてはMac OSへの対応は明言していない。Mac OSで使うとすると、AirMacが使えなくてUSBを備えるBlue&WhiteのG3など一部の機種に限られるため、市場規模としては小さい。一方のWindows市場は、USBを備えるすべてのデスクトップやノートが対象で、現在大量に出荷されている多くのパソコンがターゲットになる。
関連リンク:Inside Out Networks Demonstrates Waveport, the First USB-to-802.11b Wireless LAN Product at CeBIT
カテゴリ:周辺機器
サンプルコードのHandyScrollingSampleは、スクロールバーの処理をスムーズに行う方法を示したソースコードだ。スクロール中にウインドウ内の画像を効率的に更新したり、プロポーショナル表示のスクロールバーのつまみ、マウスカーソルを手の形にすること、キーボードを使ったスクロールといった機能が組み込まれている。Carbonベースのアプリケーションのプロジェクトとともに提供されている。
関連リンク:HandyScrollingSample 1.0
カテゴリ:アップルからの開発資料, Carbon/CF, Mac OS 9
AirMacカードやベースステーションで、外箱のシリアル番号と、実際の製品のシリアル番号が異なっている。登録時には、製品についているシリアル番号を記載してほしいということだ。なお、日本ではこのアナウンスが先週になされているが、米国など田の地域に出荷した製品も同様に、パッケージング処理での間違いがあったようだ。
関連リンク:58609:AirPort: Product Serial Number May Not Match Packaging
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), ネットワーク
Tech Info Libraryに、AppleWorks 6に関する文書が公開された。以下はその文書のアドレスと要約である。
◇25118:AppleWorks 6: Documents Open at Startup
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n25118
AppleWorks 6の新機能として、自動的に定期的に文書の保存を行う機能がある。そのため、作業中にクラッシュしても、ある程度までは復旧できる。自動的に保存される文書は、システムフォルダの「起動項目」フォルダに作成されるため、クラッシュ後、自動的に保存されている文書が開くことになる。もし、開く必要がないのであれば、たとえば、起動時にスペースキーを押したままにして機能拡張マネージャを呼び出し、起動項目の該当する文書のチェックをはずしておく。
◇25119:AppleWorks 6: Using Auto-Sum on Mulitple Columns
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n25119
オートSum、オートAverageにより、隣接するセルの合計や平均値を求める式を自動的に挿入する。しかしながら、複数のセルに対してこの機能を適用しても、合計や平均値が出てこない場合がある。そのときは、セルを選択してコピー&ペーストをすればよい。
関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:アプリケーション, Knowledge Base(旧TIL)
Appleより公開されているTech Info Libraryで、以下の文書が2000年3月1日に更新されたものとして公開された。文書のアドレスが記載されているものは、そのアドレスを利用して参照できる。アドレスがないものについては、文書名の冒頭が文書番号なので、記事の最後にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。なお、サードパーティの連絡先は省略した。
58475:iMovie: Read Me
58583:PowerBook (FireWire): FireWire Target Disk Mode
56042:Mac OS: Troubleshooting Out of Memory Errors
43051:Tech Exchange and How To Use
◇58183:Power-On Self Test Beep Definition - Part 1
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58183
◇43050:Troubleshooting Handbook: Table of Contents
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n43050
◇43046:Troubleshooting Handbook: Solving Problems: Problems
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n43046
○iMac関連
◇30889:Translucent Plastics: How to Clean
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n30889
◇58164:iMac: CD Not Recognized
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58164
◇43010:iMac: Inserting And Ejecting CD-ROM Discs
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n43010
◇30808:iMac Discussion Board: Frequently Asked Questions
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n30808
◇58007:iMac: Type of Memory to Order to Upgrade RAM and VRAM
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58007
30678:iMac: Memory Control Panel Discrepancy
24765:iMac: Proper Driver For Umax Scanner
30649:iMac: Frequently Asked Questions (2 of 2)
58025:iMac: How to Get On To the Internet
43029:iMac: How To Get Service & Support
58012:iMac: Infrared Communications
43013:iMac: Installing Memory (2 of 2)
○周辺機器関連
◇58014:Availability of USB Peripherals
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58014
◇43025:USB Macintosh: Legacy Joystick and ADB Device Support
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n43025
◇24566:USB: Third Party Keyboards May Not Have Command, Option Keys
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n24566
○サーバ向けソフトウエア関連
60652:AppleShare IP 6.3: Not Tested With At Ease Server
30919:AppleShare IP 6.1.1 Web & File Update: ATTO SCSI Card Issue
24557:AppleShare IP 6: MacDNS And Miscellaneous FAQ
30866:AppleShare IP 6.x: IMAP with Netscape Communicator 4.5
24800:AppleShare IP 6: Windows Client Troubleshooting
30863:ASIP 6.x: At Ease Web Plug-in 5.0.1 not Supported
30570:AppleShare IP Mail Server: Dialup Send & Receive Setup
24454:AppleShare IP: Retaining File & Folder Permissions After Clean Install
30848:AppleShare IP 6: PASS Protocol
30862:ASIP 6.0: At Ease Web Plug-in Issues
24556:AppleShare IP 6: Web Service FAQ
30909:AppleShare IP Mail: Disconnects after ETRN
30875:AppleShare IP Print Server’s Log: Number Of Copies
24690:AppleShare IP 6.0: Error Saving From Windows Applications
24620:AppleShare IP 6: SMB Logon Behavior
24448:AppleShare IP 6: Using Windows File Sharing Feature
58292:AppleShare IP: Idle User Disconnect Message Not Shown
関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL)