Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年3月15日発行号 - PowerBookでのフリーズ



新しく買ったFireWire搭載のPowerBookですが、最初は快調に使っていたものの、なんかだんだん重たくなってきています。それもそのはずで、購入したショップではメモリの在庫がなく、今のところは標準の64KBのままで使っています。仮想記憶で128KBにしています。今までは、B&WのG3に256MBという環境だったので、結果的にメモリが4分の1となってしまい、いきなり窮屈なわけです。256MBもあると、どんなことをするかというと、Jeditに20MB割り当てたり、GoLiveに50MB割り当てたり(それでも落ちるときは落ちる)、AppleScriptのプログラムに10MB割り当てたりと、桁が1つ上がってしまっています。そのままの状態で使っているので気がついたら物理メモリを大量に超えてしまい、仮想記憶独特のワンテンポ置く感じになってしまっているというわけです。メモリは買うつもりですが、もうちょっと調整をしないといけないなというところでもあります。今チェックしてみると、システムに40MB、Internet Explorerは20MB近く消費しており、これで、内蔵メモリ分はほとんど消費しているわけですから、そりゃ操作感も悪くなるというところでしょうか。だけど、AppleScriptのプログラムは従来に増してスピード感が出ます。さすがに、クロックが300→400だと、AppleScriptのプログラムへの効果は高いということでしょうね。ただ、残念なのが、64KのPIAFのカードが機能しないのです。電話をかけに行くのですが、NO CARRIORで切れてしまうのです。サポート依頼中ですが、これじゃあ私の持っているH゛のJ80ではモバイルできなくなってしまう。サン電子のUSBケーブルを買うことになるかな〜でも、せっかく持っているPCカードがもったいないなぁ…ということで悩みは尽きないのでした。
このところ、MDOnlineもFireWire搭載のPowerBookの話が多いですが、偶然ですよ(笑)。いろいろトラブルの種があるみたいですが、アップデートを早くしてもらいたいところです。MRJ 2.2の日本語版は、先日の予想に反して、公開され、一安心というところです。今日はこれから、WebObjectsのセミナーを拝聴しに行きます。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


FireWire搭載PowerBookはSerialShimLibが原因でのエラーがある

FireWire搭載のPowerBookを起動時に、バスエラーやアドレスエラー、あるいはタイプ11のエラーでフリーズすることがある。原因は、機能拡張フォルダにあるSerialShimLibの問題で、このファイルをシステムフォルダからとりあえず取り除いておくのが対処法だ。このSerialShimLibによって、IR通信、外部USBモデム、USBとシリアルの変換アダプタなどが機能しているため、取り除くことによりこれらの機能が使えなくなる。2000年3月末までには、これらの問題を取り除いたSerialShimLibを提供する予定となっている。

関連リンク:58600:PowerBook (FireWire): Intermittant Crash on Startup
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), PowerBook


FireWire搭載PowerBookの上限メモリは1GB?

FireWire搭載のPowerBook G3の最大メモリ搭載量についてのTechnical Q&Aが公開されている。Developer Noteでは最大メモリが1GBと記載され、Tech Info Libraryでは512MBと記載されている。物理的には512Bのモジュールを2つ装着することで1GBの搭載は可能だが、モジュールへの電流容量に影響がある可能性があり、勧められないということのようだ。スリープの時の電流なども考慮することで、512MBが上限であるとしている。OSについては、512MBという上限があるわけではないとしている。つまり、1GBは理論的な上限であり、512MBというのは現実的な上限値であるということのようだ。

関連リンク:HW 83 - Maximum Memory for the "FireWire" PowerBook
カテゴリ:Technical Q&A, PowerBook


3DレンダリングエンジンのLightWorksがより利用しやすく

LightWork Design社は、同社の3Dレンダリングエンジン「LightWorks Ver.5.5」をリリースした。LightWorksは3D画像生成のライブラリで、さまざまなアプリケーションで3D画像の生成の機能を提供する。Ver.5.5ではアプリケーションレイヤーの機能が追加され、より効率的にアプリケーションを作成できるようになった。アプリケーションレイヤーはCあるいはC++から利用できるモジュールとなっている。LightWorksは70のソフトハウスに採用されているとしている。

関連リンク:LightWork Design
カテゴリ:ライブラリ


iBookは外部キーボードでの電源オンはできない

iBookはUSB接続した外部キーボードのパワースイッチからの起動はできない。起動しようとしてパワースイッチを押しても、なにもおこらない。ただし、スリープからの復帰には、外部キーボードのパワースイッチも利用できる。

関連リンク:58621:iBook: Does Not Support Power-on From External Keyboard
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), iBook


4Dのデベロッパカンファレンス4D Summitが2000年10月に開催

データベース開発環境の4th Dimension(4D)のデベロッパのカンファレンス「4D Summit Conference 2000」が、2000年10月4〜8日の日程で、米国サンディエゴで開催される。カンファレンスのWebサイトが開催された。カンファレンスの詳細までは公開されていないが、セッションやプログラム、あるいは展示会などが開催される。デベロッパにとっては、さまざまな情報収集やトレーニングの機会になる。ユーザにとっては4Dを評価する機会になるとしている。

関連リンク:4D Summit 2000
カテゴリ:データベース, イベント


MRJ 2.2の日本語版を単体でダウンロード可能に

アップルのサイトにある日本語のJavaのページが、MRJ 2.2向けに更新された。また、MRJ 2.2の日本語版のダウンロードができるようになっている。MRJ 2.1.4などの一部のバージョンのMRJは、単体版がダウンロードはできなくなっていたが、2.2についてはダウンロードができるようにしたようだ。Mac OS 8.XでMRJ 2.2を利用することができるようになった。ダウンロードページへのリンクも以下のページに記載されている。
MRJ 2.2は、JDK 1.1.8に対応したMac OSで機能するJava VMで、従来のバージョンに比べて、ファイルのサイズが小さくなっている。国際化機能の一部をMRJ SDKで提供するファイルに移動させたためである。なお、日本語版だからといって、日本語で利用するリソースをすべてMRJ側に含ませてあるというわけではないようで、クラス構成の上では英語版と変わりないようだ。

関連リンク:Apple & Java
カテゴリ:Java


2000/3/14に更新されたTech Info Library

Appleより公開されているTech Info Libraryで、以下の文書が2000年3月14日に更新されたものとして公開された。文書のアドレスが記載されているものは、そのアドレスを利用して参照できる。アドレスがないものについては、文書名の冒頭が文書番号なので、記事の最後にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。サードパーティの連絡先については省略した。

◇31020:DVD: Causes of Skipping or Stuttering
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n31020
◇58620:PowerBook (FireWire): Viewing DVD-Video on External Monitor or TV
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58620
◇60577:Mac OS 9: Compatibility With Dr. Solomon’s Virex
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n60577
◇25069:iMac (Slot Loading): System Freeze at Startup with Multiple USB Devices Connected
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n25069
◇30761:Mac OS X Server: Recovering From NetInfo Disasters
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n30761
16849:QuickDraw GX: LaserWriter GX Tray Selection Issue
30939:At Ease: Unlocking iMac Hard Drive
26185:Support for QuickTake Digital Cameras
○ネットワーク関連(比較的古い)
30994:TCP/IP Options: What does "Don’t retain DHCP lease on Shutdown" do?
32004:MacDNS: Frequently Asked Questions
30337:Open Transport 1.3: Single Link Multi-homing Setup
30999:TCP/IP : What Is It, How It Works, and How To Set It Up
○プリンタ関連(比較的古い)
16693:LaserWriter 8.2: Faxes Instead of Printing
17300:LaserWriter 8.x: Update Guide No Longer Available
16633:LaserWriter 8.x: Cover Page Printed With Every Document
17336:LaserWriter Fax: Customizing The Fax Cover Sheet
16623:LaserWriter Fax: Transmission Rate Supported
17727:LaserWriter Fax: Reducing VMerrors Sending to Lrg Groups
17478:LaserWriter Fax: Using the WorldModem Without A Dialtone
16965:LaserWriter Fax: Does Not Support Two Faxs On One Line
17062:LaserWriter Bridge: PowerBook 500 Series Compatibility
16950:LaserWriter Bridge Software 1.0: AppleShare Print Server
17746:PrintMonitor: Incorrectly Named Spooled Documents
17181:PrintMonitor: Randomly Changes Order of Print Jobs
17657:Print Server: Net Traffic After Turn Off Capture Printer
16735:Apple Printer Utility: Can’t See/Change Last Zone Printers

関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL)