メーリングリストもほんの1、2年前だと、サーバを立てて…などと技術的なハードルも高かったわけですが、最近では、フリーのサービスを使う方がよっぽど楽にリストを作ることができます。それに、確実に設定ができるので、敷き居はえらく低くなったと言えるでしょう。サービスによっては広告が入るなどのデメリットもあると思うかも知れませんが、それも慣れればどうってことはありません。というわけで、私も自分のところで運営しているメーリングリストは、いくつかをeグループに移動しました。ちょっとタイミングが悪く、メンテナンスのミスとかに重なるなどして大変でしたが、まあ、タダだと思えば我慢するかなというところです。
知り合いは、このフリーのメーリングリストを利用して、幼稚園の同級生のお母さん間での連絡リストを作りました。それぞれにメールを送るのが面倒になってということだったのですが、なんだかんだで結局やめたそうです。それ以前に、ポスペ仲間とか、Webの掲示板などもあったのですが、いずれにしても、幼稚園生のママさんグループとなると、「他の人と違うこと」を嫌うというコミュニティだそうで、いろいろ気を使うそうです。ある人がホームページを作っていることが知られると、それを見ていないと話についていけないみたいな雰囲気になって、なんだか無理矢理パソコンを始めるとか、どうも独特の世界のようです。気心知れた同志でメーリングリストを作ったところ、いろいろと陰口がささやかれ始めたことを察知し、これはまずいかということでやめたとか。やっぱり、対面するコミュニティにはオンラインはそぐわないのかもしれません。
Appleからいくつかサンプルプログラムが出ています。順次紹介します。ActiveShareのMac版が出る様ですが、このことについて、Mac Fan 1999/12/1号のp32に記事を書いていますので、ご興味ある方は御覧ください。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
アドビシステムズは 「Adobe ActiveShare日本語版」を、5月1日より無償で提供する。Windows版はすでに配付が開始されている。ActiveShareはデジカメから簡単に画像を取り込むことができるのが1つの機能だ。そして画像を整理し、アルバム作成的なことができる。さらに、ActiveShare.comとして取り込んだ画像をオンラインで公開することができる。バーチャルコミュニティサービスのeCircleと提携しており、たとえば、家族親戚や、サークルなどの仲間内で写真を公開できる領域を設定し、そこにファイルを直接アップロードできる。その場合に、画像をWeb向けに変換することも行う。Mac版ActiveShareのみの機能として、ソフトウエアのルック&フィールをiMacカラーから選択できるようになっている。
ActiveShareの1つのポイントは、レタッチというほどの画像処理を必要としないようなエントリーユーザ向けの画像ソフトであるということ。そいしたユーザ層を想定して、ソフトウエア自体を簡単に使えるように配慮されている。そして、インターネットのサービスと結び付けていることも注目される。さらにそれを無償配付するわけだが、エントリーレベルのユーザにAdobeのブランドイメージを植え付け、より高い機能を要求するようになったときに、PhotoDeluxやPhotoshopなどの同社の製品に対する吸引力を発揮することになる。ハイエンドでもっとも高いシェアを得たアドビが、ローエンドユーザを狙う1つの戦略的商品として注目できるものだ。
関連リンク:Adobe ActiveShare.com
カテゴリ:アプリケーション, サービス
Mac OS XのコアとなるOS、Darwinの1.0.2がリリースされた。1.0のリリース直後に公開されていた1.0.1は、New WorldつまりMac OS ROMファイルによって起動するタイプのものだけだった。1.0.2で、Old WorldつまりMac OS ROMを使わないタイプでDarwin対応機種であるPower Macintosh 8500などに対応した。また、1.0.2はNew Worldマシンにもインストールできる。1.0.2ではgdbとbinutilsが加わっているが、1.0.1をダウンロードした人向けに、これら追加されたものだけを別途ファイルとして入手することができる。
関連リンク:Darwin Release-Installation
カテゴリ:Darwin
Opus Softwareは、USBキーボードで、delキー(Forward-Deleteキー)やendキーの操作を行えるようにするシステム機能拡張「ShadowKeys 1.0」をリリースした。$5のシェアウエアだ。ADBの拡張キーボードには、deleteキー(Windows系で言えばBackspaceキー)だけでなく、delキー(Windows系で言えば、deleteキー…ややこしい)があった。deleteキーでは挿入ポイントの左側の文字が消え、delキーでは挿入ポイントの右側の文字が消えるというのが動作であった。USBキーボードではdelキーがなくなったが、ShadowKeysを入れておけば、clearキーがdelキーの働きをする。また、shift+homeがendキーの働きをする。Adobe FrameMaker、QuarkXPress、ClarisWorks、MS Officeで正しく動作することが確認できたとしている。なお、iBookやPowerBookのようなテンキーのないキーボードを持つ機種向けのリリースは近々行うとしている。
関連リンク:ShadowKeys 1.0
カテゴリ:ユーティリティ
Aladdin Expander 1.0 for Linuxのベータ版がリリースされた。zipなどの伸張はもちろんLinuxに最初から組み込まれているが、Expander 1.0により、Mac OSでの標準圧縮フォーマットであるsitファイルの伸張ができるようになる。対応するのは、Red Hat Linux 6.xとCorel Linuxで、それぞれ、rpmファイル、debファイルとして用意されている。また、Intelプラットフォーム向けのものしか用意されていない。その他のUNIXについては、リクエストを受け付けている。フリーウエアとなるようだが、オープンソースにはならない模様だ。
関連リンク:Aladdin Expander for Linux - Public Beta Version
カテゴリ:ユーティリティ, UNIX
USB 1.4.1 DDK(Driver Development Kit)がリリースされている。Mac OS 9.0.4では、すでにUSB 1.4.1が搭載されている。1.4との違いとしては、マウスやキーボードなどのHuman Interface Device関連の機能が増えていることや、Powerクラスの追加、バグ修正などとなっている。また、USB CardBusの不具合も解消されている。さらに、USB 1.4.2というものもあり、この機能は、Mac OS 9.0.4に含まれているようなことが記載されている。修正点は、Apple Studio Displayでのスリープからの復帰ができない点をなおしたということで、1.4.2としての配付なされない予定となっている。DDKには、ドキュメントやドライバのサンプル、ライブラリ、ドライバのネットワーク配付に関するキットなどが含まれている。
関連リンク:Universal Serial Bus (USB)
カテゴリ:アップルからの開発資料, 周辺機器
Akua Sweetsは、200を超えるスクリプト機能追加のセットで、個人的な利用ではフリーウエアとなっている。200あるうちの半分近くは、型変換を行うCoercionsであるが、いずれにしても大量の機能追加セットであると言える。処理中を示すプログレスバーの表示、ドローウインドウの表示によるグラフィックス、各種のファイル処理、PRAMの処理、MACアドレスの取得、HTMLテキストのリストへのパースなどが目についた機能だ。通常の利用はフリーだが、サポートを受けたり、製品などにバンドルする場合などでは、$119のライセンス料を支払うというライセンス形態になっている。
関連リンク:Akua Sweets
カテゴリ:ライブラリ, AppleScript
QuickTimeのサンプルコードとして「VideoFrameToGWorld」が公開された。QuickTimeムービになっているビデオの1つのフレームを、GWorldに展開するサンプルで、つまりは1フレームごとの画像をアプリケーションで取り出して画像処理を行うような場合のサンプルとなる。また、GWorldに書き出す時に、画像を回転させる機能もサンプルプログラムに含めており、ムービの画像利用の応用形態も見せている。
関連リンク:QuickTime: Basics: VideoFrameToGWorld
カテゴリ:アップルからの開発資料, QuickTime
サウンドを再生するSndPlayDoubleBufferという関数の共有ライブラリを作成するプロジェクトが、サンプルコードとして配付されている。この関数はCarbonにも対応している。ダブルバッファを利用したサウンド再生により、再生中にコールバックされる関数の指定ができたり、あるいはサウンドのタイミングなどを正確にコントロールすることなどができる。本来は、ローレベルルーチンでダブルバッファによるサウンド再生ができるが、このサンプルコードで作られたライブラリを利用すれば、ハイレベルルーチンのように利用できると言えるだろう。また、関数をハイレベル化して利用する方法がInside Macintoshにも記載されている。コールバックを含むようなプログラムのCarbon対応についても、このプログラムソースがサンプルとなるだろう。
関連リンク:Sound: CarbonSndPlayDB
カテゴリ:アップルからの開発資料, Carbon/CF