Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年4月25日発行号 - Mac OS X Serverの行方は?



先週末の@NIFTY Conventionのレポートは、昨日にもお知らせしましたが、以下のアドレスで公開しています。ただ、ちょっと著作権からみになりそうなので、あまり大っぴらにはしづらいのですが…
figs/nifcon2000
TIL-Jに掲載されたMac OS X ServerのFAQに気になることが書いてあります。例によってあいまいな文書なのですが、Mac OS X Serverという製品はなくなり、Mac OS Xの追加コンポーネントつまり現在のAppleShare IPのような形態で、サーバサービスを展開できるようにする…と読めなくもありません。
さて、ニフコンへの道中ですが、我が家は浦和にあり、新宿経由で小田急で熱海まで行こうと都心に向かっていましたが、なんと、いきなり埼京線がポイント故障とかでストップしてしまいました。どうしようか考えたのですが、武蔵野線、南武線と乗り継いで登戸へ行き、そこから小田急の急行に乗ることにしました。ちょっと時間がかかってしまうのですが、まあ、急ぐこともないし、PowerBookをさわりながらのんびり行こうと思いました。だけど、一連の路線は、座席が長椅子型式(人間は電車の進行に対して横向きになる)の電車だったので、隙間なく人間が座ると1人あたりの幅が狭くなります。それでも、PowerBookをなんとか取り出して作業してみたのですが、やっぱりひじが隣のおじさんに当たりぎみだったりするので、ちょっと気を使います。少し、隙間があれば、問題なく使えるのですが、びっしり座った状態では、さすがにPowerBookはなかなか自由には使えません。まあ、“日本の鉄道事情”まで考慮に入れて設計しているとは思えないので、仕方のないところだと思います。でも、帰りは小田急の特急に乗り、2人ずつの座席だったこともあって、そこそこ気兼ねなく作業ができました。しかし、夜更かしがたたって、ほとんどの時間寝ていて、PowerBookもいっしょにスリープだったりしたので、PowerBookを持ち出すまでもなかったというところです。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


Mac OS X Server、WebObjectsに関するTIL-J、サーバの将来は?

Tech Info Library-Jに、Mac OS X ServerおよびWebObjectsに関する文書が以下のように翻訳されて公開された。アドレスと要約を併せて紹介しよう。

◇24895JN :Mac OS X Server: Local NetInfo データベースを NIS ドメインにバインドする
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=24895
NISを使うためのNetInfoディレクトリの変更方法を、NetInfoMamangerでの実際の画面を交えて説明している。

◇60238JN :Mac OS X Server: Mac OS 8 上では Mac OS X Server の OS インストーラディスクしかマウントされない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60238
Mac OS X Serverは4枚のCD-ROMからなるが、メインのインストーラ以外はUFSのパーティションなので、それらはMac OS 8からは参照できない。

◇60165JN :Mac OS X Server: 一般的な FAQ
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60165
Mac OS X Serverについての基本的FAQ集。良く読むと、AppleShare IPがMac OS 8で稼動するのと同様に、サーバサービスは今後はMac OS Xの上位レイヤで形成されると記述がある。また、Mac OS X Serverは今後もアップデートし、AppleShare IPにしかない機能も取り込むとも書かれている。どう解釈すればいいのか難しい記述だ。

◇70105JN :WebObjects 4: WOAssociationTiming Framework Example
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70105
WebObjectsでのパフォーマンスチューニングを行うサンプルについての簡単な紹介がなされている。

◇70068JN :WebObjects 4.0.1: DirectToWeb Assistant のエラーを回避するための方法
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70068
WebObjects 4.0.1で、selector not recognizedというエラーがDirectToWeb Assistantで出る場合がある。この修正は、Patch 2で行われているので、パッチを当てれば直る。

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS X, Mac OS X Server


AppleWorks 6に関する技術文書が公開、日付入力の動作は不完全か?

日本語の技術情報であるTech Info Library-Jに、AppleWorksに関する文書が公開された。以下、アドレスと要約を示すが、最後の日付入力に関する記述はTIL-Jの文書自体にあいまいなところがあり、また、ソフトの動作自体も問題がありそうなので、実際に使ってみた結果も併せてお伝えしよう。

◇60699JC :AppleWorks 6: QuickTime 4 が必要です
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60699
AppleWorks 6を利用するには、QuickTime 4が必要。もし、機能を停止してAppleWorksを起動すると警告を出す。削除してAppleWorksを起動すると、自動的にインストールを行う。

◇100361JO :AppleWorks 6: AppleWorks 最新情報
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100361
製品に含まれるReadMe文書である「AppleWorks 最新情報」ファイルと同じ内容。

◇100362JO :AppleWorks 6: ドロー環境でのキーボードショートカットについて
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100362
ドローオブジェクトを最前面に出す機能のキーボードショートカットは、Command+shift+[+]であるが、この+キーはJISキーボードの場合文字キー河では機能しない。必ず、テンキーの+を押さないといけない。なお、テンキーがない旗手では、num lockを使うことになるが、そんな操作をすること自体がショートカットは言えないので、通常はあきらめることになるだろう。

◇100363JO :AppleWorks 6: プリント時に表示されるメモリ不足のメッセージ
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100363
印刷時にメモリ不足のエラーが出る時には、アプリケーションメモリを40MB以上にして再度印刷を行ってみると説明されている。なお、初期設定は5MBであるが、なぜ40MBなのかという説明はない。

◇60700JC :AppleWorks 6: CarbonLib が必要です
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60700
AppleWorks 6は、CarbonLib 1.0.3以降が必要だ。これは、AppleWorksのインストール時に、自動的にシステムに組み込まれる。

◇30899JN :AppleWorks/ClarisWorks: 西暦 2000 年以降の日付けを入力する
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30899
AppleWorksでの表計算などでの日付入力について説明されている。ただし、英語版システムでの記述や表記ミスがある。この文書に書かれた内容ではないが、AppleWorksでの年号処理を説明しておこう。たとえばセルに「00.1.1」と入力すると、2000年1月1日の日付データとなる。最初の年は2桁の数値でなければならず、00〜90は、2000年〜2090年となる。91〜99に対しては1991年〜1999年になる。この年数を2桁で入力する範囲の日付は、なぜか4桁で入力することができない。つまり「2000.1.1」と入力しても文字データとなってしまう。1990年以前は年数は4桁で入力することになっているが、なぜかこれも正しく入力できない。1990年以前の日付けの入力は、AppleScriptを作るなどの処置が必要なのかも知れない。年月日の区切りは通常はピリオドであり、スラッシュにしてはいけない。この点では、実はAppleWorksのヘルプも記述が間違っている。

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, アプリケーション


「ソフトウエア・アップデート」のVer.1.1.3が公開

Mac OS 9の「ソフトウエア・アップデート」のVer.1.1.3が公開されている。北米地域の向けの英語版だ。変更点は、処理能力の向上としか記載されていない。Mac OS 9のコンポーネントなので、ソフトウエア・アップデートを使って更新できるが、日本語版向けにはまだ配付が開始されていない。日本語版の最新版は、Ver.1.1.1で、DiskImageやMacBinary、AppleSingleといったファイルフォーマットに対応した。

関連リンク:Automatic Software Update 1.1.3
カテゴリ:Mac OS 9


MacsBug 6.6.1が公開、変更点は不明

Mac OS用のバイナリレベルのデバッガであるMacsBugのVer.6.6.1が、ftpサーバに存在している。前バージョンの6.6からの違いについての詳細は不明だ。6.6は1999年10月にリリースされており、Mac OS 9やAltiVecに対応している。

関連リンク:MacsBug 6.6.1
カテゴリ:開発ツール


Mac OS X ServerのMacintosh Management Serverのバージョン確認

Tech Info Libraryに、Mac OS X Serverで、稼動しているMacintosh Management Serverのバージョンを知る方法が公開されている。Terminalを利用して、grepコマンドを投入する。コマンドの指定方法と、Ver.1.0と1.2の場合でそれぞれどのように表示されるかが説明されている。

関連リンク:Mac OS X Server: Macintosh Management Server - What Version Is Installed?
カテゴリ:ネットワーク, Mac OS X Server


PowerBookに関する文書がTILに公開、キーボードの利用方法など

日本語の技術情報であるTech Info Libraryに、PowerBookに関する文書が翻訳されて公開されている。以下にアドレスと概要を示すが、使用方法に関することなど、比較的一般的でよく利用すると思われる内容も含んでいる。

◇58323JC :PowerBook (Bronze keyboard and FireWire): PC カードを手動で取り出す装置の使いかた
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58323
PCカードの取り出し方法が図入りで紹介されている。

◇58326JC :PowerBook (Bronze keyboard and FireWire): 音量、輝度、消音を調節する
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58326
キーボードでサウンド、明るさ、さらに消音することができる点が説明されている。

◇58327JN :PowerBook (Bronze keyboard and FireWire): マルチファンクションキーボードを使用する
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58327
最近のPowerBookでのキーボードに関する独特の利用方法が記載されている。num lockキーでテンキーが使えることや、ファンクションキーで画面の明るさやサウンドの音量を変更することができることなどが記載されている。キーボードのロックについても書かれている。

◇58480JN :iBook, PowerBook (FireWire): 起動中に“esc”キーを使用するとき
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58480
「省エネルギー設定」コントロールパネルで「スリープ中もメモリの内容を保持する」した場合、再起動時にescキーを押すことで保持した内容を破棄して起動しなおすことができる。(しかし、肝心のメモリ内容の保存機能が正しく動いていないが…。)

◇58588JC :PowerBook (FireWire): 新機能と相違点について
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58588
FireWire搭載のPowerBookの従来との違いが簡単にまとめられている。FireWire搭載、DVDのソフトウエアでコード、SCSIがない、電源アダプタはiBookと同じタイプである。

◇58612JC :PowerBook (FireWire): パスワード保護機能には対応していません
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58612
Mac OS 8.6までにあった「パスワード保護」は、FireWire搭載のPowerBookでは使用できない。パスワードを設定したいのであれば、Mac OS 9のマルチユーザ機能を使う。

◇13611JN :PowerBook: SCSI 装置を使用する
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=13611
PowerBookとSCSIに関する総合的な文書で、ターゲットモードなどについての説明もある。個別の機種ごとの情報などは、別の文書へのリンクが設定されている。

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, PowerBook


TIL-Jに公開されたネットワーク関連の文書

Tech Info Libraryに、以下のような、ネットワーク関連の文書が翻訳されて公開されている。

◇58575JC :AirMac 管理ユーティリティ 1.1: ベースステーション設定用のウインドウにアクセスする
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58575
「AirMac ユーティリティ」でのベースステーションの設定を行うダイアログボックスを表示する方法が説明されている。

◇25110JN :AppleShare Client: iDisk や Mac OS X Server ボリュームにアクセスする際のトラブルについて
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25110
iDiskやMac OS X Serverの共有ファイルを利用する時に、間違った入力でクラッシュすることがある。AppleShareクライアントを3.8.6にアップデートすることで対処できる。

◇25080JN :Macintosh Manager 1.2: ログイン画面に繰り返し戻ってしまう
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25080
Mac OS 8.1でくり返しログイン画面になる不具合があり、それに対する対応策が記載されている。

◇31109JN :Macintosh Manager: デフォルトの初期設定がワークステーションにコピーされない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=31109
Macintosh Managerでは、初期設定が正しくコピーされない問題点があり、その対処方法について記載されている。

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, ネットワーク


2000/4/24に更新されたTech Info Library-J

アップルより公開されている日本語での技術情報Tech Info Library-Jで、以下の文書が2000年4月24日に別掲の記事以外に新規あるいは更新されたものとして公開された。

◇25069JN :iMac (Slot Loading): 複数の USB 装置を接続した状態で起動するとシステムが操作不能になる
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25069
エプソンのプリンタとZipドライブの組み合わせなどで起動できなくなることがあった。Mac OS 9では解決している。

◇30520JN :FireWire: テクノロジー概要
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30520
FireWireの規格の概要が記載されている。各種のサービスについても説明がある。

◇60718JN :Apple DVD Player: 音声の同期を改善する方法
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60718
DVDでサウンドと映像の同期が悪い場合、システムをMac OS 9.0.4、DVD Playerは2.2、QuickTimeは4.1以上を組み込んでみる。

◇100360JO :Final Cut Pro 1.2.1: アピアランスのサウンドトラックがプチッという音をだす
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100360
アピアランスでサウンドをなしにすると、回避できる。

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J