せっかくなので、Mac OS X Server 1.2をインストールしてみましたが、記事に書いたように、ハードディスクをインストールしなおすことになりました。1.2になったMac OS X Serverをつらつら見ているのですが、/System/Demosに、Chess.app、Mandelbrot.app、BoinkOut.appというのがあるのですが、前からあったでしょうか? ソフトのクレジットを見ると、2000年となっているので、1.2で新しく入ったものじゃないかと思ったのですが、前のバージョンを今となっては確認できないもので。ChessとBoinkOutはゲームなんですが、Chessは、盤面を3次元的に見たような画面で遊べますし、BoinkOutはインベーダーゲーム風(ちょっと古いか)みたいなゲームです。マンデルブローは文字とおりですが、パラメータを与えてフラクタル画像をカラーで描きます。1.2にして何もないわけではないのですが、まあ、画面で見える何かがあるってのは少しは救われるような気もします。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Mac OS X Server 1.2のアップデータを入手することができた。さっそく使ってみた。CD-ROMのフォーマットはUDFだと思われる。Mac OSではマウントすらできなかった。アップデータのCD-ROMは既存のインストールされている1.0を1.2にアップデートすることしかできないようだ。
CD-ROMを入れるとデスクトップにアイコンが出てくるが、黒いアップルマークのアイコンだ。まずは、ルートにあるJapanese_Update_ReadMe.htmlを見る。フォントを変えて、エンコードをShift JISにして読めた。アップデートは、Upddater.appをダブルクリックすれば良い。Mac OSのアップデータのような画面のアップデータが動いている。これはInstallerXというアプリケーションのようだ。試用許諾やアップデートするドライブの選択、あるいは簡易インストールやカスタムインストールがあるなど、アップデートの手順や画面は、Mac OSのときとほとんど変わらない。
インストール後、再起動する。Workspace Managerのコンソールで、1.2がインストールされていることが確認できる。また、uname -aコマンドでも、カーネルのリリー番号が、1.0-2のときの5.5から更新されて5.6になっているのが分かる。Mac OSを起動してみたが、Mac OS 8.6が起動された。また、NetProbeというアプリケーションで、pingやnslookup、tracerouteなどの実行ができるようになっている。
◇Mac OS X Server: Determining Which Version Is Installed
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n25019
Mac OS X Server 1.2では、Apacheは1.3.9だがすでに最新版ではない。QuickTime Streaming Serverも2.0ではない。OmniWebが3.0.2になるとか、Omni Backupなどがあるとは言うものの、ソフトウエアのコンポーネント的には1.0とほどんと変化がないと言えるだろう。やはり、G4に対応しただけというのが、1.2の真の姿だと思われる。
なお、特殊な事情かもしれないが、こんな不具合に見回れた。現在、MDOnlineで【Darwin 1.0シリーズ】としてお届けしているように、Blue & White G3を実験マシンとして使っている。マスターのハードディスクに3つのパーティションを区切り、1つ目にMac OS、2つ目にDarwin 1.0を入れた。そして、3つ目のパーティションにMac OS X Serverを新たにインストールした。3つ目のパーティションは自動的に認識されるのが間違いなのか、あるいは別の原因なのか、Mac OS X Serverのインストーラがディスクの空きがないというエラーを出し、途中で作業をやめる。Darwin 1.0のインストールによってパーティションが増えているような気がする。その増えたパーティションの認識が正しくないのではないだろうか。だが、原因については不明だ。結局ハードディスクをすべてフォーマットしなおして、3つ目のパーティションに、Mac OS X Serverをインストールした。後から、Darwin 1.0は改めてインストールしなおすつもりだ。
カテゴリ:Mac OS X Server
Tech Info Libraryに、AppleWorks 6の「スタートポイント」で、白紙のアイコンになるものが出てきた場合の対処方法が紹介されている。スタートポイントのWebタブのページでは、インターネットを通じてテンプレートをダウンロードして利用できるようになっている。ダウンロード後にも文書のアイコンが白紙のままになっており、クリックして開くこともできなくなる場合もある。そのときは、AppleWorks 6を終了し、AppleWorks 6が存在するフォルダにある「スタートポイント」フォルダ内の「キャッシュ」フォルダを開く、そして「キャッシュ」フォルダの内容をゴミ箱に捨ててAppleWorks 6を起動すればよい。再度テンプレートをダウンロード後、アイコンに文書のプレビューが表示されて、クリックして開くことができるようになる。
関連リンク:http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n25142
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), アプリケーション
日本語版の「ソフトウエア・アップデート1.1.3」が公開されている。ダウンロードも可能だが、コントロールパネルの「ソフトウエア・アップデート」でアップデートがすでにできる状態になっている。「自動アップデート・ソフトウエア」という項目を選べばよい。サイズは473KBで、再起動やアプリケーションの強制終了もなく、アップデートされる。変更点の詳細は分からず、処理能力の向上などの一般的な改善点についてしか記載はない。
関連リンク:Automatic Update Software 1.1.3
カテゴリ:Mac OS 9, OS関連ソフトウエア
Mac OS X Serverのシステムログ(/var/log/system.log)に、残されているエラーに付いての説明が、Tech Info Libraryに掲載された。「reserveDebuggerLock: already locked」というエラーがログにたくさんのこっていても、心配はなく、Ethernet Driverが出すエラーであるとのことだ。パフォーマンスにも影響はないとしている。
関連リンク:http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n31210
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X Server
UDPのブロードキャストを受信するようなアプリケーションを作成する場合の応答の方法について記載された文書が、Technical Q&Aに掲載された。デフォルトのIPアドレスからリプライする方法や、同じポートを使う方法などが文章で閉めされている。サンプルプログラムは掲載されていない。
関連リンク:NW 67 - Receiving UDP Broadcasts While Sending from a Secondary Address
カテゴリ:アップルからの開発資料, ネットワーク