じつは先週の金曜日、cserver.locus.co.jpが午後から夜遅くまで落ちておりました。大変申し訳ありません。今は回復しているはずです。その間にアクセスしたり、アカウントのリニューアルを試みようとされた方には大変申し訳ないのですが、再度、アクセスをお願いします。いずれにしても、ファイルに損傷が起きなかったのは幸いなんですが、サーバの管理というのはそれなりに労力を使うものだと、こうしたトラブルの時にはつくづく感じます。サーバは昨年の夏以来、ストップさせずにずっと来たのですが、その間にネットワーク管理者が変わるなどどたばたしたりして、ここに来てのトラブルです。不安はあったのですが、やはり再起動したときに、元の状態に戻りませんでした。コマンドを入れ直し、再起動時の処理のドキュメントをさっさと書いて、なんとかしのぎました。いちおう、確認をしてからと思い、報告が遅れて申し訳ありませんでした。技術的なことも大切なのですが、要は運用ではないかといつもながらの同じ結論を得たというところでしょうか。
このように書くと、あやふやなシステムだと思われるかもしれませんが、いちおう、セキュリティ的には多角的に検討して作っているつもりで穴はないつもりです。みなさんの個人情報は、UNIXアカウントのパスワードを盗まれたりしない限りは漏えいしませんので、御安心ください。講読者のアカウントはUNIXのアカウントではありませんので、UNIXにはログインできません。講読者のアカウントとパスワードが漏れてしまうと、その方のメールアドレスが変更されて届かなくなるだけで、他の人への影響はありません。講読者情報にアクセスするCGIも、BASIC認証されているかを確認して実行しているので、他人の情報にアクセスできることはまずないと考えています。もし、セキュリティ的にまずい点がありましたら、御遠慮なくおっしゃってください。
さて、29日には、Mac OS X Serverに関するTech Info Libraryの文書が軒並み更新されていましたが、内容的には新しいことはないみたいです。G4の記述が増えたり、あるいは1.2でも確認されたということではないかと思います。Palmのマウスパッドの当選者は以下の方です。すでに送付しておりますので、すぐに到着するかと思います。
Palmマウスパッド当選者:Assend
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Appleのデベロッパ向けページに「Project Builder」というページが登場している。WebObjectsやあるいはNeXTSTEPの開発環境として名前が知られているが、Mac OS XでのIDE(統合開発環境)として、Project Builderは正式にアナウンスされたことになる。Mac OS Xの開発環境は、Project Buliderを軸に展開されることとなる(WWDCに参加した人には自明のことかもしれないが)。Carbon、Cocoaのフレームワークに対応した開発に加え、Javaでの開発も行える。対応言語は、C、C++、Objective C、Javaとなっている。Project Builderは閉じたアプリケーションではなく、さまざまなツールと連動することができ、いわばプログラミングの作業の中心となるようなものとして位置付けられる。たとえば、ユーザインタフェース作成ではInterface Builderと連動する。gcc、gdbといったツールや、Javaコンパイラのjikes、javacといったツールとの連係もできるとしている。また、「バンドル」と呼ばれるMac OS Xのソフトウエア配付形態にも対応しているとしている。ただし、Project Builderは現在はADC(Apple Developer Connection)のシード対応会員しか利用できない。また、Mac OS Xリリース後に有償で販売されるのかどうかなど、配付形態も定かではない。
関連リンク:Project Builder
カテゴリ:開発ツール, 開発情報, Mac OS X
WWDC 2000の会場で、Mac OS X DP4で利用できるCodeWarriorのベータ版のCD-ROMが配付された。WWDC 2000に行かないとこれは手に入らないのか? という声に応えて、メトロワークスは、CodeWarrior Pro5の登録ユーザを対象に、国内でもCD-ROMの配付を開始した。登録ユーザに対する無償のサービスであり、先着順なので必要な人は早めに手配をしよう。なお、CodeWarriorのCD-ROMには、Mac OS X DP4は含まれていない。Mac OS X DP4は、ADCのシードメンバーのみの配付となるため、DP4を入手していないと利用できない。
関連リンク:[CodeWarrior Beta Tools for Mac OS X CD-ROM]ご希望のユーザー様へのお知らせ
カテゴリ:Mac OS X, CodeWarrior
REALbasic Ver.2.1.2の日本語版が公開された。2.1のリリース後、暫定版として公開されていたが、いちばん新しい2.1.2の日本語版として正式に登場した。ライセンスは、Ver.2.0と共通で、2.0のユーザーはそのまま2.1.2をダウンロードして使うことができる。なお、PDF版の日本語マニュアルについては制作中となっていて、今は2.0のものしか入手できない。なるべく早くソフトウエアを公開するために、マニュアルの完成を待たずにソフトを公開したということだ。
関連リンク:ASCII REALbasic日本語版
カテゴリ:開発ツール, REALbasic
Adobe社のAcrobatで作成する文書ファイルPDF(Portable Document Format)のユーザ組織であるPDF Conferenceによるイベント「PDF Conference 2000」が、2000年7月13、14日に開催される。場所はゲートシティ大崎となっている。アドビがスポンサーのセッションは、登録制ながら入場無料となっている。初日はePaper Solutionsについて、2日目はPDFをベースとしたプロ向け印刷ソリューションについてがテーマだ。キーノートセッションは入場料は10,000円で、初日の午後はイントラネット事例や認証・セキュリティについて、2日目はワークフローやコンテンツ配信についての講演が行われる。セミナーについては、10,000円の受講料で、校正、インタラクティブ、オンデマンド、XMLなどのテーマで開催される。チュートリアルは20,000円の受講料で、Acrobatのプラグイン作成、カラーマネージメントなどのテーマで開催される。また、PDF関連およびプラグインメーカーなどの30社ほどの展示も行われ、これは入場無料である。
関連リンク:PDF Conference on the Web
カテゴリ:オーサリング系, イベント
オープンソース化しているQuickTime Streaming Serverのソースをもとに、Mac OS 9でサーバを機能させることに成功した。Marlin Projectが、「QTSS Clssic Beta2」としてリリースしている。また、Mac OSで稼動する管理ツールも開発が進められている。パフォーマンス的な利点はあまりないと思われるが、すでにMac OSのサーバが利用できるところや、わざわざMac OS X Serverなどを用意できないサイトでストリーミングを行う必要がある場合には、便利かもしれない。
関連リンク:Marlin Project
カテゴリ:Mac OS 9, QuickTime
AppleWorks 6の仕様がTech Info Libraryに公開された。最大のページ数などの技術的な上限値は詳しく紹介されているが、ざっと見たところでは問題になりそうなものは見当たらなかった。ペイント書類が36ドット四方が最小で、最大は2000ドット四方となっている。また、データベースのレコード数の上限は32000、フィールド数の上限は255となっている。取り扱えるファイルフォーマットや、ボタンバーで利用できるボタン、あるいは利用できる関数が一覧されているので、詳細を調べたい人には便利な文書と言えるだろう。
関連リンク:AppleWorks 6: Technical Specifications
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), アプリケーション
Mac OSで利用できるTFTP(Trivial File Transfer Protocol)のクライアントがリリースされた。REALbasicで作られたシェアウエアだが、値段や支払いについては、現在は発表されていない。TFTPは簡易ファイル転送プログラムで、FTPほどの機能はないものの、ルータのファームウエアのメンテナンスなどで利用されている。UNIXにはクライアントはあるものの、Mac OSではTFTPのクライアントはどちらかというと珍しい部類のソフトだと言えるだろう。ネットワークのメンテナンスのために、用意しておく必要があるかもしれない。
関連リンク:Mac Technologies Consulting
カテゴリ:その他のインターネット