Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年6月15日発行号 - QuickTime 4.1.2日本語版



今日はニュースが少なめです。しかも、ホットなものはさらに少ないという状況です。そういう日もあるものです。
ディスプレイの前にはめるフィルタで、横から覗き見ることができないようにするようなものがあることを、実は昨日始めて知りました。ノートパソコンで使っているのを見たのですが、Webで調べたらたとえばCRT用ですが「プライバシーフィルター」というのでサンワサプライものを見つけました(けっこう高いんだけど…)。液晶ディスプレイは、視野角を広くすることが目標であったと言ってもいいわけで、PowerBookも含めて、画質の問題もあるものの、かなり斜から見ても画面の内容は判別できます。それは歓迎すべき機能なのですが、外出時にコーヒーショップでPowerBookを広げて作業していると、背後や隣の人に丸見えなのがちょっと気になっていたところです。だけど、そのフィルタをつければ、かなり視野角が狭くなるので、真正面以外からはほとんど液晶の画面が見えません。
これは買いかと思ったのですが、私の見たものは、やや厚みがありました。それで、PowerBookってキーボードが少し本体からせり出ています。それが液晶に当たって痕跡を残すくらいですから、フィルタを挟んだら、少なくともキーボードは押し込まれる状態になり、ちょっとまずいのかもしれません。やっぱり使えないのかなと思ってしまったのですが、実際にその種のフィルタをPowerBookで使っている人はいらっしゃるでしょうか?
いずれにしても、性能向上を目指しても、その反対の機能を提供するオプションが存在するといことが、おもしろいと言えばおもしろいですね。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


QuickTime 4.1.2の日本語版の配付が開始

QuickTimeのVer.4.1.2の配付が開始されている。「Get QuickTime」のページからインストールがダウンロードできるが、QuickTimeフォルダの「QuickTime Updater」を使っても、アップデートをすることができる。QuickTime 4.1.2の変更点については、すでに公開されている以下のTechnoteに詳しく記載されている。4.1.1から4.1.2への修正は、小幅なバグ修正が中心だ。
◇Technote 1197: QuickTime 4.1.1/4.1.2
 http://devworld.apple.com/technotes/tn/tn1197.html

関連リンク:Get QuickTime
カテゴリ:QuickTime, OS関連ソフトウエア


REALbasicのプラグイン作成SDKが2.1.1a3に

REALbasicのプラグインを作成するためのSDKのバージョンが2.1.1a3と末尾が1つアップしている。SDKには、プラグインを作成するためのドキュメント、サンプルに加え、CodeWarriorの機能拡張ファイルや、Carbon向けあるいはWindows向けに作成する方法等の情報が得られる。2.1.1a3では、WindowsでのQuickTimeサポートを強化した他、ピクチャの生成機能に対応するなどの変更点がある。

関連リンク:REALbasic Plugins SDK 2.1.1a3
カテゴリ:開発ツール, REALbasic


USB接続機器とスリープ時のトラブルシューティングが公開

Tech Info Libraryに、USB機器を接続した場合にスリープ時に問題が出る場合についての詳しい解説が公開された。スリープに入ろうとしたときに、画面がグレーになったりFinderが異常終了する症状が1つで、これはUSB機器の設定の問題の可能性がある。一方、スリープから復帰しようとしても画面が真っ黒のままになるのは別の原因だが、これもUSB機器関連のトラブルの可能性がある。こうしたトラブルが発生したときの対象方法が細かく紹介されており、PRAMのリセットなどのハードウエア的なリセット処理が紹介されている。また、InputSprocketでのコンフリクトもありうることも記載されている。また、USBハブを使う場合と使わない場合で状況が違うこともあるとしている。

関連リンク:USB Enabled Macintosh: Troubleshooting Sleep Issues
カテゴリ:トラブルシューティング, Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器


4Dの次期バージョン6.7はWeb対応を強化

データベースソフトの4th Dimension(4D)は現在、Ver.6.5.xが正式版だが、Ver.6.7のベータテストが開始されており、今年の秋のリリースを目指して開発が進められている。従来のバージョンから、Webでのデータベース利用を中心に機能アップが図られている。WebSTARとの連係を始め、SSLに対応したことや、簡単にデータベースをWeb公開できるアシスタント機能を追加する。データベースエンジンの強化点としては、「含む」の条件の検索でインデックスを使うようになり、より高速に検索ができるようになる。また、修復や検査ツールの4D Toolsが一新される。また、OEM契約を結んで、4Dをカスタマイズして出荷するということにも対応している。

関連リンク:4D Japan
カテゴリ:データベース