情報処理試験が来年から大きく変わるということが発表されました。この件については、資料を読み込んで、明日に記事にしたいと思います。まだ「特種」なる区分がある大昔の学生時代に、私は一種に受かっていたのですが、出版系の会社に就職し、その後はライターとしてずっとやってきたために、エンジニアリングの現場とは(ある意味で)無縁だったこともあって、その後資格試験は受けていませんでした。しかし、最近になって、ちょっと思うところがあって、上級を何度か受けてみたことがあるのですが、残念ながら合格することはできませんでした。だけど、ざっと見たところでは現在の上級試験の区分はそのまま残るみたいなので、そのうち挑戦しようかと思っています。
ブランクが長かったし、しかも通常の業務はこうやって原稿ばっかり書いているため、あの手の問題を見ても、なかなかピンと来ないものなのです。技術的なことにかかわっているものの、やはり実務でやっていないとなかなかあの種の問題はうまくこなせないと思います。午前はまったく知識のない問題に出くわすこともしきりだし、午後の問題なんかは時間いっぱいでも全部解けないくらいなのです。余裕でできるのは小論文だけだったりしますが(笑)、まあ、そこまで採点は進んでいないので不合格だったのでしょう。もっとも、文章を手書きするというが苦痛ではあるのですが。なかなか合格しそうにないので再度一種から挑戦しようかと思っていたのですが、制度が変わるのであれば、もっと基本的なところから受験してみようかなとも思っています。だけど、いずれにしても、上級の試験勉強はいろいろなところで役に立っているのは確かです。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
1999年より開始されたQuickTimeのイベント「QuickTime Live! Conference」が今年も開催される。2000年10月9〜12日の4日間で、ビバリーヒルズのヒルトンホテルで行われる。昨年はQuickTime Streaming Serverの新しいバージョンの発表などが行われた。今年も、キーノートセッションや、48のカンファレンス、1日を使って行われるワークショップ、展示会などが開かれる。カンファレンスでは技術的に高度な内容のことに加えて、コンテンツ制作に関するものも含まれる。ワークショップではオーサリングやVR、ストリーミングサーバに関するテーマなどが取り上げられる予定だ。詳細なスケジュールはまだ発表されていない。登録の受付は開始されている。参加費は$1195だが、9月1日を過ぎると$1390になる。カンファレンスのみのパスとして$995、ワークショップのみのパスとして$395の参加形態も用意されている。展示会は無料だ。
関連リンク:QuickTime Live!
カテゴリ:QuickTime, イベント
Mac OS Xでは、HFSやHFS+といったMac OSのディスクフォーマットあるいはファイルシステムを利用する。一方、UFSとして、BSDのファイルシステムも利用できる。Mac OS X Serverではいずれも利用できたとは言え、起動ボリュームはUFSしかだめで、一方、AppleShareのファイルサーバにするにはUFSではなくHFS+のボリュームが必要だったこともあって、何度かインストールのやり直しを経験することになる。Mac OS Xではその点では柔軟性があるというか、HFS+でも起動ができるので、基本的にはHFS+を使うことになるだろう。
Darwinの記事で、Darwinがシンボリックリンクを利用できることを見てきたが、シンボリックリンクはHFS+ボリュームでも作成できる。また、Inside Mac OS X: Overviewのp127からの記述を見る限りは、Mac OS Xでもシンボリックリンクをサポートすることが記載されている。つまり、Mac OS Xではエイリアスもシンボリックリンクも使えるということだ。Finderレベルでのエイリアス作成機能はサポートされる。一方、シンボリックリンクを作る機能はFinderでは用意されず、「ln -s」コマンドを使って作る必要があることが示されている。ただし、Finderでは、エイリアスもシンボリックリンクも、同じようにオリジナルファイルの別名として機能する。シンボリックリンクは、エイリアスと表示されると記載されている。
エイリアスは便利なこともあるのだが、不便だと思うこともある。たとえば、ある特定のフォルダにある特定の名前のファイルを常に参照したいとしよう。もちろん、エイリアスでも不可能ではないが、そのファイルが、バックグランドのプロセスで随時置き換わるようなものだったらどうだろうか。たとえば、ある種の情報を記録したログファイルで、新しい情報を記録したいときに、古いファイルの名前を変更し、最新情報は常に一定のファイルから得られるとする。そのようなファイルへの別名参照は、エイリアスだと問題が生じる。名前を書き換えた古いファイルを参照してしまうからだ。こうした用途ではパスが固定されたシンボリックリンクの方が使いやすい。
一方、ユーザが文書に画像ファイルをリンクしたとしよう。その場合、必ずしもすべてがそうだとは言えないが、エイリアスレコードを作っておけば、文所為ファイルと画像ファイルはどんな位置関係にあっても問題は生じない。たとえば、1つのフォルダにまとまっていたものの、画像が増えて別途別のフォルダに移動させたとしても、エイリアスなら即座にトレースして移動先のオリジナルファイルを見つけだす。
非常におおざっぱな味方をすれば、ユーザがいじるファイルはエイリアスで参照しておく方が無難だが、システムあるいはソフトウエアレベルでいじるファイルなどはシンボリックリンクの方が問題がでないと言えるのかもしれない。
カテゴリ:Mac OS X, Inside Mac OS X
Tech Info Library-Jに、AirMac 1.2の添付書類が公開された。それによると、ソフトウエア・アップデートを通じてのアップデートが開始されているとしている。なお、ソフトウエアだけの単体のダウンロードページは、執筆時点は確認できなかった。
AirMac 1.2では、ソフトウエアベースステーションの機能が完全に働くようになっている。また、ネットワーク名を隠すことでセキュリティのレベルを高めることができる。初期設定では、NATやDHCPの機能はオフになっている。Mac OS 9.0.4以降のシステムに対応しているため、ソフトウエア・アップデートでの提供のみとなっていると考えられる。
関連リンク:AirMac 1.2: AirMac について
カテゴリ:OS関連ソフトウエア, ネットワーク
REALbasic 2.1に対応した日本語のマニュアルが、アスキーより配付が開始されている。内容は、「言語リファレンス」「チュートリアル&開発者ガイド」、そしてREALbasic内蔵オンラインリファレンスのPDF版となっている。価格は1500円で、ダウンロードしたファイルを解凍する時に必要なパスワードの供給を受ける。ダウンロードしただけではドキュメントは参照できず、解凍パスワードを購入するという形態になっている。以前に購入したパスワードはそのまま利用できる。
また、REALbasicプラグインのSDKも「REALbasic Plugins SDK 2.1.1a4」にアップデートした。バグ修正や、いくつかのAPIコールが加わっている。
関連リンク:REALbasic 2.1
カテゴリ:REALbasic
印刷やページ設定ダイアログボックスを独自に拡張する方法を説明した文書が公開されている。「Extending Printing Dialog Boxes in Mac OS X」と題されたPDFが公開されているが、暫定版という位置付けだ。この文書では、Mac OS XでのCarbon対応アプリケーションでのみ適用できる印刷/ページ設定ダイアログボックスの拡張方法が記載されている。従来の環境でのAppendDITLを使ったダイアログボックスの拡張も、Carbon対応であれば、Mac OS Xでも稼動する。しかしながら、Mac OS Xの“シート”と呼ばれている独特のダイアログボックスでの提示ができなくなる。シートは、文書ウインドウからせり出てくるようなダイアログボックスのことだ。「Extending Printing Dialog Boxes in Mac OS X」に記載された手法を使えば、Mac OS Xで、シートに対応した印刷/ページ設定ダイアログボックスの拡張ができ、独自のオプションなどをダイアログボックスに追加することができる。ただし、その拡張は、Core Foundation Plug-Inとして構築する必要があり、その知識も必要だ。ドキュメントは78ページに及び、プラグインの作成方法を手順を追って解説するとともに、サンプルコードやAPIリファレンスなどひととおりの内容が揃っている。もちろん、オーバービューとして基本的な事項もまとめられている。こうしたプログラミングは最優先事項ではないかもしれないが、アプリケーションによってはいずれは手をつけないといけないことでもある。今のうちにドキュメントに目を通しておくのも良いだろう。
関連リンク:Extending Printing Dialog Boxes in Mac OS X (Preliminary)
カテゴリ:Mac OS X, Carbon/CF
クロスプラットフォームに対応したメッセージソフト「MacPopUp」がVer.2.0にアップデートされた。MacPopUpはLANを通じてパソコン間でメッセージをやりとりするソフトだ。Mac OSだけでなく、Windows 95/98/NT/2000にも対応し、さらにはLinuxなどUNIXにも対応している。新しいバージョンではユーザリストの改良、メッセージを確実に届ける機能の追加、メッセージの自動保存などができるようになっている。テキストのメッセージのやりとりはもちろん、メッセージの読み上げやAppleScriptに対応するなど、ユニークな機能も持っている。価格は$25だが、ボリュームディスカウントもある。
関連リンク:MacPopUp
カテゴリ:その他のインターネット