昨日、Nifty Telnet SSHが米国でしか使えないと書きましたが、逆でした。申し訳ありません。米国では使えないというふうに書いてありました。その手の注意書きがあると、つい米国でしか使えないのだろうと最初から思ってしまいがちです。反省。ま、だけど、それでもNifty Telnetでは使えない理由があるのである。
telnetからsshに移行する大きな理由は暗号化されているので盗聴されないということを期待できるからです。中身の盗聴よりも、一番恐いのは、アカウントとパスワードのセットが盗聴され、部外者に知られることです。だけど、暗号化されないで通信するのは、SSLでないWeb、ftp、POP、SMTP、みんなそうです。SMTPはちょっと事情が違うし、Webはアカウントを入れることはめったにないのですが、POPやftpは暗号化されずにパスワードを毎回ネットワークに流していることになります。
それを嫌う場合、POPやftpの通信を、sshを使って暗号化するということができるのです。Forwardingなどと呼ばれている機能を使います。sshクライアントがあたかもPOPサーバやftpサーバとなって、クライアントからサーバまでの経路を暗号化してトンネルするような機能なのです。WindowsのTeraTerm+SSHはこの機能があるのですが、Mac OSのフリーのターミナルであるNifty Telnetにはこの機能がありません。商品版のF-Secure SSHにはこの機能があるので、やはり買うことにしたという次第です。今、デモ版を使って、実際に使えることを確認したりしています。
だけど、こういう動きがプロバイダまで広がるとなると、インターネットを使うこと自体が難しくなります。ましてや、いろいろなソフトを組み合わせるとなると、インターネットの初期の頃を思い出しますが、逆に言えば手軽に暗号化通信ができるという点はまだどのソフトも今一つです。たとえば、sshを使えるメールソフトとか、ftpソフトはこういう状況だけに個人的には非常に興味があります。まだまだインターネットはダイナミックに変化しそうでもあります。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
1週間前に、MRJ 2.2.2の英語版がリリースされたが、日本語版も2000年7月6日にリリースされた。修正点などは英語版と同様で、MRJとInternet Explorerを使った時のセキュリティの問題点(ダウンロードサーバ以外のサーバに接続できる)の修正が大きなところだ。ソフトウエア・アップデートでの更新ができるとは思われるが、執筆時点(7/7 10:45)では混雑のためか接続ができなかった。なお、Internet ExplorerでJavaアプレットを使う場合には、セキュリティ上の問題を回避するために基本的にはMRJ 2.2.2にアップデートすべきだ。だが、まだ解決されていない問題があるとしており、それが具体的に示されていないため、それなりの注意と情報収集は続ける必要がある。Tech Info Library-JにReadMe文書が公開されている。
◇100394JO:Mac OS Runtime for Java (MRJ): MRJ 2.2.2 について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100394
関連リンク:OS Runtime for Java(MRJ)2.2.2
カテゴリ:ブラウザ, Java
日本語での技術情報提供を行うTech Info Library-Jで、Mac OSに関する文書が公開された。アドレスと概要は以下の通りだ。
◇59012JN:Power Mac G4 Mac OS ROM 1.8.1 について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=59012
1999年暮れに公開されたアップデートの内容で、PCIグラフィックスのG4で仮想記憶をオンにした場合にファイルが壊れるという不具合を修正するもの。
◇60510JN:Mac OS 9: Apple Remote Access Personal Server 3.5 の制限事項
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60510
ネットワークのブリッジや、複数の接続ができないことなどが簡単にまとめられたもの。
◇60544JN:Mac OS 9: システムフォルダの「サーバ」フォルダとは?
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60544
起動時に自動的に開くサーバのエイリアスを入れておく。
◇60631JC:Mac OS 9: 「Mac OS 特別付録」にあるデスクトップパターンを開くとエラーが表示される
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60631
表題のような結果になるのは、ファイル共有がオンになっている場合で、そのときは、ファイルをハードディスクにコピーして利用すればよい。
◇60487JN:Mac OS 9: ファイル保護 - ファイルの暗号化と復号化
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60487
ファイルの暗号化と復号の手順が説明されている。
◇60716JN:Mac OS 9:「キーチェーンに追加する」が選択できない
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60716
AppleShareサーバでパスワードの保存を禁止していると、キーチェーンに追加する機能は利用できなくなる。
関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS 9
日本語での技術情報提供を行うTech Info Library-Jで、Mac OS X Serverに関する文書が公開された。アドレスと概要は以下の通りだが、修正されて公開されたものについては、概要は省略した。
◇25090JN:Mac OS X Server: NetBoot イメージを Mac OS 9 対応にアップグレードする
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25090
NetBootで起動するシステムをMac OS 9にアップデートする方法が記載されている。手順を含めて細かく解説されているので、アップデートの方法に関する情報は十分得られるだろう。
◇31184JN:Mac OS X Server:Mac OS X Server 1.2 アップグレードについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=31184
Ver.1.2の情報が記載されており、アップデートの情報などが予定として掲載されている(その意味では、このTIL-J文書は誤りだろう。Mac OS X Server 1.2へのアップグレードは6/30までの期限となっている)。
◇60237JN:Mac OS X Server: MacOS.app と Mac OS X Server のパフォーマンス(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60237
関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS X Server
日本語での技術情報提供を行うTech Info Library-Jで、WebObjectsに関する文書が公開された。アドレスと概要は以下の通りだが、最新版でないパッチや修正されて公開されたものについては、概要は省略した。
◇70151JN:WebObjects 4.5: Java VM コマンドラインオプションの設定
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70151
WebObjects 4以降でのJava VMに対する実行時のさまざまなオプションを与えることができる。javaコマンドなどと同等のオプションがあるが、キーワードやオプションの指定方法は独特のものになっており、その方法とキーワード一覧が紹介されている。オプションによりスタックやヒープサイズなどを指定できる。
◇70074JN:WebObjects: インストール済み WebObjects のバージョン確認
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70074
WebObjectsのバージョンを確認する方法が、稼働するプラットフォームごとに解説されている。
◇70141JN:WebObjects 4.0.1 Patch 2 概要
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70141
◇70099JN:WebObjects: WebObjects 3.1 Patch 1 の概要
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70099
◇70037JN:WebObjects: パッチリスト(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70037
◇70148JN:WebObjects: Fingerprint ファイルの使い方(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70148
関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, WebObjects
Terra Soft Solutionsは、PowerPCで稼働するBlack Lab Linuxを利用して、8ノードのクラスタ構成での動作を確認した。500MHzのG4を8台ラックマウントし、それらは160MB(メガバイト)の高速光通信システムMyricom「Myrinet」を利用して接続されている。これを、2000年7月に開催されるMacworlds Expo New YorkのApple Science & Technologyで展示する。
関連リンク:Terra Soft Solutions
カテゴリ:各種プロダクツ, UNIX
Tech Info Libraryに、Mac OSのランチャーが画面の外に出てしまう場合の対処方法が掲載された。ランチャーはウインドウの位置を記録するが、その処理に問題が出る場合もあり、そのときには画面にランチャーが出なくなる。その対処方法は、ランチャーをMac OSのCD-ROMから再インストールすることだが、「ランチャー項目」フォルダを退避させたり、コントロールパネルの「ランチャー」や、「ランチャー初期設定」を削除するなど、手作業も含まれている。その手順が細かくこの文書に掲載される。
関連リンク:Mac OS: Launcher Extends Below Bottom of Screen
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS 9
Tech Info Library-Jに公開された文書によると、Final Cut Pro 1.2.5日本語版アップデータに付属する文書「Final Cut Pro1.2.5 について.pdf」に修正すべき点がある。修正した文書はすでに配付されており、その案内がTIL-Jに掲載された。
関連リンク:100395JO:Final Cut Pro: Final Cut Pro 1.2.5 のマニュアルについて
カテゴリ:Tech Info Library-J, ビデオ編集
日本語での技術情報提供を行うTech Info Library-Jで、2000年7月6日に、別掲の記事以外に文書が公開された。アドレスと概要は以下の通りだ。
◇58264JN:Power Macintosh G3 (Blue and White): PCI ビデオカードの使用中に存在しないモニタが表示される
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58264
PCIのビデオキャプチャカードを追加した場合起動後にデスクトップに何も表示されないことがある。これは、接続されているビデオの認識のメカニズムからくるもので、標準のビデオカードとの組み合わせでうまく設定する方法が子細に解説されている。(文書のタイトルがちょっと違うような気がするが…。)
◇58338JN:PowerBook G3 Series (Bronze keyboard): DVD 機能のアップグレードはありません
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58338
DVDデコーダが搭載されていないPowerBookに対して、DVD再生を可能にするようなアップグレードは、Appleは予定していない。
◇60676JC:Macintosh Management Server 1.2.2(AppleShare IP 6.x 用): Read Me
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60676
ネットワーク経由でクライアント環境を管理するシステムMacintosh Managerの、AppleShare版サーバに含まれるReadMe文書。
◇24464JN:インターネット: 一般的なファイルフォーマット
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=24464
◇58487JN:電子メールで添付書類を送受信する
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58487
以上の2つの文書は、インターネットの一般的なことを説明したものだ。
◇30491JC:QuickTime 3: Read Me
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30491
(省略)
関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J