Office 2001に関する説明会がNew YorkのExpoで行われたので、残念ながら取材ができず、記事を書くには至りませんでした。ちょっと悔しいですね。お知らせはいただいていたものの、「今、日本にいます」という返事になってしまったのです。しかし、Office 2001は、Mac OS 9向けに出て、Carbon対応ではないのは時期的なことを考えればちょっと残念かもしれません。
Appleは今回、ADCとしてデジタルディスプレイのコネクタとして独自のものを出してきました。ある程度は予測はついていたものの、ディスプレイの接続についてはメーカーごとにばらばらになる傾向は止められそうにもありません。ディスプレイを使いまわすようなことが少なくなりつつあると言えばそれまでですけど、むしろユーザの囲い込みということを考えれば、メーカーにとってはプラスと見れば、むしろばらばらな規格の方がメリットは大きいと見ているのかもしれません。なるようになると言えば終わってしまいますが、ここ数年、VGA端子という共通項の上に業界が動いていたメリットは捨て去られようとしています。やはり、昔に逆戻りの感はぬぐえないところです。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
新モデルのリリースに合わせ「Power Mac G4 Developer Note」が更新されている。Gigabit EthernetタイプのG4の内容が加わっているが、G4 Cubeについては記載がなく、別途Developer Noteがリリースされるものと思われる。Gigabit G4のハードウエアのスペックなどを中心に詳細な記述がある。マルチプロセッサは、Mac OSのMultiprocessing Serviceを使うことでマルチタスクに利用できる。1000BASE-Tについても、10/100BASE-Tと同じコネクタを使い自動的に認識されるが、ピン接続の違いにつても説明されている。また、1000BASE-Tはカテゴリ5ないしは6のケーブルを使うようにとの説明もある。
関連リンク:Power Mac G4 Developer Note
カテゴリ:アップルからの開発資料, Power Mac
「iMac Developer Note」が更新され、新型iMacの情報も折り込まれた。iMac Summer 2000モデルでは、FireWireを利用したターゲットディスクモードもサポートしており、iMacがFireWire接続のハードディスクのように振るまい、別のMacintoshからファイル転送などができるようになっている。このことも含めて変更点がまとめられており、また、メモリに付いての仕様なども詳細に書かれている。新しいiMacの詳細を知るには必ず目を通したい文書だと言えるだろう。
関連リンク:iMac Developer Note
カテゴリ:アップルからの開発資料, iMac
Tech Info Libraryで、2000年7月に発表されたiMac Summer 2000モデルに関する文書が掲載された。アドレスと要約は以下の通りだ。
◇58664 - iMac (Summer 2000): Technical Specifications
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58664
技術仕様書。新型モデルは「iMac Summer 2000モデル」と呼ぶことになりそうだ。
◇58662 - iMac (Summer 2000): Theater Mode Description and Use
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58662
シアターモードでのプレイバックに対応している。シアターモードとはムービーやDVDなどを全画面で表示するものだが、明るさや輝度を強調してより見やすいようにする。対応しているソフトは、QuickTime version 4.1.2、Apple DVD Player version 2.2.1、iMovie 2.0あるいはそれら以降のバージョンのものである。モニタコントロールパネルで、シアターモードに設定されないようにもできる。
◇58658 - iMac (Summer 2000): What’s New and Different
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58658
最新モデルと直前のモデルとの違いが表にまとめられている。グラフィックチップは、RAGE 128 VRから、RAGE 128 PRO 4XLになっているなど。
◇58663 - iMac (Summer 2000): Memory Specifications
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58663
利用可能なメモリのスペック。168ピンのDIMM、3.3V、PC100、ノンパリティなどとなっている。最大1GBまで搭載できる。従来のiMac用メモリとは違うので要注意。
◇58660 - iMac (Summer 2000): Apple USB Keyboard Power Button Does Not Turn on Computer
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58660
キーボードにはパワーボタンはないので、電源を入れるには本体のボタンを押す。
◇58657 - iMac (Summer 2000): How to Distinguish From Earlier iMac Models
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58657
iMac Summer 2000モデルと、それ以前のiMacとの違いがまとめられている。キーボード、マウス、そしてカラーの違い、さらには性能の向上などが、簡単にまとめられている。
関連リンク:Tech Info Library - Archive
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), iMac, Macintosh本体
Tech Info Libraryで、2000年7月に発表されたADC搭載の新型ディスプレイに関する文書が掲載された。アドレスと要約は以下の通りだ。
◇58673 - Apple Studio Display 17 (ADC): Technical Specifications
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58673
仕様書。1600×1200ドットが最高解像度で、各解像度での周波数など。
◇58672 - Apple Studio Display LCD (ADC): Technical Specifications
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58672
◇58674 - Apple Cinema Display (ADC): Technical Specifications
仕様書。1024×768ドットが最高解像度など。
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58674
仕様書。1600×1024ドットが最高解像度など。
◇58670 - Apple Studio Display 17 (ADC): Theater Mode Description and Use
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58670
QuickTime version 4.1.2、Apple DVD Player version 2.2.1、iMovie 2.0あるいはそれら以降のバージョンで、シアターモードが利用できる。シアターモードでは、明るさやコントラストが強調され、画面全体に映像が表示される。
◇58671 - Apple Studio Display LCD (ADC): Information on Touch Switch
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58671
従来型の電源スイッチではなく、タッチセンサー形式のスイッチが付いている。それによって、電源のオンオフなどを行うようになっている。人間が触れればセンスするが、ペットが触れてもセンスしないようになっている。
◇58669 - ADC Displays: Compatibility
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58669
ADCタイプのディスプレイは、Gigabit EthernetタイプのPower Mac G4と、Power Mac G4 Cubeとしか現状では接続できない。ADC接続ケーブルは映像信号だけでなく、電源やUSBのケーブルも含まれている。
◇58667 - Apple Display Connector: Description
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n58667
Apple Display Connector(ADC)のコネクタ形状が図入りで掲載されている。
関連リンク:Tech Info Library - Archive
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器, Macintosh本体
日本語での技術情報を提供するTech Info Library-Jで、WebObjectsに関する文書が翻訳され、公開された。以下は文書のアドレスと要約である。
◇70155JN:WebObjects 4.5: Windows NT の Project Builder で“Control キー + ドラッグ”を有効にする
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70155
無効になっている表題の機能を機能させるようにするコマンドについて説明されている。
◇70153JN:WebObjects 4.5: Solaris の「Can’t find Xa.o」エラーメッセージについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70153
Solarisには含まれていないものがコンパイルに必要になるが、それは、Solarisのディストリビューションに含まれているので、手作業でインストールすればよい。
◇70086JN:WebObjects 4: Java アプリケーションのメモリリーク
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70086
メモリーリークに関して、ガベージコレクションに関わることと、コンポーネントに起因するものがある。それらに対する状況の説明と対処法が解説されている。
◇70157JN:WebObjects 4.5: バーチャルドメイン用のサーバ
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70157
バーチャルドメイン上で稼働するアプリケーションで、実サーバ名をクライアントのブラウザのアドレス欄に表示させないようにする方法が説明されている。
◇70109JN:WebObjects: WebObjects ガイド
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70109
WebObjectsの使い方を詳しく説明した「WebObjectsガイド」という文書がある。その説明だが、「WebObjectsガイド」自体は英語のPDFファイルとして入手できる。
◇70164JN:WebObjects 4.5: JavaLongResponsePage について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70164
処理に時間のかかるページのサンプルあるいはライブラリの紹介。従来はObjective-Cで書かれていたが、それをJavaで描き直したものが公開されている。
◇70160JN:WebObjects 4: WebObjects.conf ファイル作成に関するエラー
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70160
Windows NTあるいはWindows 2000で、「WebObjects.conf ファイルが作成できなかった」というエラーメッセージが表示される場合には、テンポラリファイルを作るフォルダにアクセス権がないから。テンポラリファイルを作るフォルダは、レジストリにあり、その確認方法が説明されている。
関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, WebObjects
iMovie 2のアップデータがさっそく公開された。英語版のみである。日本語版についてはまだ製品自体が出荷されていない。プラグインパックを使う時を含めた安定性の向上が変更点となっている。なお、iMovie 1.0.xから、iMovie 2へのアップデートは、このアップデータではできない。ReadMe文書はTIL以下のアドレスにあるがアップデートの方法等が書かれたもので、修正内容については記載されていない。
◇75086 - iMovie: About iMovie 2.0.1 Update
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n75086
関連リンク:iMovie 2.0.1 Update 2.0.1
カテゴリ:各種製品, ビデオ編集
日本での技術情報を提供しているTech Info Library-Jにおいて、2000年7月にリリースされた新製品に関する技術仕様書が翻訳され、まとめて公開された。以下はその文書のアドレスだ。TILにおいて英語の文書はすでに公開されている。
◇58673JC:Apple Studio Display 17 (ADC): 技術仕様
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58673
◇58672JC:Apple Studio Display LCD (ADC): 技術仕様
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58672
◇58683JC:Power Mac G4 Cube: 技術仕様
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58683
◇58664JC:iMac (Summer 2000): 技術仕様
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58664
◇58666JC:Power Mac G4 (Gigabit Ethernet): 技術仕様
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58666
◇58674JC:Apple Cinema Display (ADC): 技術仕様
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58674
関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, Macintosh本体
日本での技術情報を提供しているTech Info Library-Jにおいて、USBのFAQが翻訳されて公開された。以下は文書とアドレスだが、ハブとは何かなどの基本的な質問が中心となっている4つ目の文書には、エラーメッセージとそれに対する解説が掲載されている。
◇30650JN:USB についてよくお問い合わせいただく質問 (FAQ) - 1/4
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30650
◇30651JN:USB についてよくお問い合わせいただく質問 (FAQ) - 2/4
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30651
◇30652JN:USB についてよくお問い合わせいただく質問 (FAQ) - 3/4
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30652
◇30653JN:USB についてよくお問い合わせいただく質問 (FAQ) - 4/4
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30653
関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:トラブルシューティング, Tech Info Library-J, 周辺機器