Macintosh Developer Online (MDOnline)


2000年9月9日発行号 - 本体のマニュアルがダウンロードできる



今日はアップルからリリースされた文書の紹介ばかりになってしまいました。来週はいよいよMac OS Xが公開できる(はずの?)時が来ます。13日の何時ごろに販売方法などが出てくるのかは定かではありません。13日の10:00(日本では17:00)からスティーブ・ジョブズ氏のキーノートがあり、1つの基準はそのときに声明が出て、キーノート後にサイトを見ると…というところでしょうか。サイトを見たところではキーノートのWeb中継については何のアナウンスもないので、その時間に張り付く必要はないかもしれません。(もっとも、ちょうど同じ時間ごろには、都内某所で雑誌・出版社関係のみなさんとお会いすることになりそうではあるのですが…)いずれにしても、日本時間の、午後7時あたりが1つのポイントになりそうな気配ですね。ちょうどそのときは、アメリカは未明であるだけに、Webでのアクセス争いをせざるを得ない状況があると、活動時間中であるアジアやヨーロッパにとっては極めて有利な状況だと言えるかもしれません。いつも、米国でMACWORLDがあるときには日本では眠い目をこすりながらWeb中継を見ているわけですが、今回はその境遇がアメリカの人たちにふりかかるわけです。たまには交代して苦労してもらいましょう。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


TILにMacintosh本体のマニュアルPDF文書へのリンクが紹介

Tech Info Libraryに、Macintosh本体のマニュアルのPDFファイルへのリンクを集めた文書が掲載された。以下のアドレスにある。いずれも、そこからPDFファイルへのリンクがある。一部にドイツ語のマニュアルなどはあるが、基本的には英語のマニュアルだ。Power Mac G4は、Gigabit Ethernetタイプではない。「Mini Tower Manuals」は、Power Macintosh G3のミニタワー版のものである。

◇iBook Manuals
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n50014
◇iMac Manuals
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n50015
◇G4 Cube Manual
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n50016
◇Macintosh PowerBook G3
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n50017
◇Power Mac G4 Manuals
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n50018
◇Mini Tower Manuals
 http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n50019

関連リンク:TIL Archive
カテゴリ:雑誌、書籍, Knowledge Base(旧TIL)


TIL-Jにネットワーク関連のトラブルシューティングに関する文書が掲載

日本語での技術情報を提供するTech Info Library-Jに、ネットワーク関連の文書が掲載された。以下はアドレスと要約であるが、MacDNSに関する文書で内容的には新しいことではないので、文書タイトルとアドレスだけを示す。

◇60608JN:AppleShare IP 6.3: プリントキュー(プリント待ち状態)にならない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60608
プリント待ち状態にならない場合に考えられる状況が箇条書きで列挙されている。トラブルシューティングの参考になる情報だ。

◇60601JN:AppleShare IP 6.3: Web ブラウザを利用して Remote Admin に接続したときに起こる問題
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60601
タイトルにある内容のトラブルシューティング。うまく利用できない場合に想定されるさまざまなことがらがたくさん掲載されているので、この文書を見ながら1つ1つチェックすることになるだろう。

◇24887JN:ネットワーク接続トラブルシューティング
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=24887
Ethernetがうまく使用できないときの対処方法や、NetBootでは半二重にしないといけないことなどがまとめられている。

◇30068JN:MacDNS: 複数ドメインのマッピング
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30068
◇30070JN:MacDNS: ドメイン名のシリアル番号形式
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30070
◇30071JN:MacDNS: 複数のセカンダリ・ネームサーバ
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30071
◇30084JN:MacDNS: 再帰照合 (Recursive Lookup) がサポートされていない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30084
◇24080JN:MacDNS: 受信要求に追加ドメイン名が表示される
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=24080

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:トラブルシューティング, Tech Info Library-J, ネットワーク


TIL-JにMac OSに関する文書が公開、リストア時になくなる初期設定ファイルなど

日本語での技術情報を提供しているTech Info Library-Jにおいて、Mac OS関連の文書が公開された。以下はその文書のアドレスと要約である。

◇31063JN:Apple Software Restore: いくつかの初期設定が失われる場合があります
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=31063
Apple ソフトウェアリストアで、入れ替えてリストアするでは、基本的には初期設定ファイルは残るのだが、いくつかは置き換えられる。インターネット設定や、Internet Explorerのお気に入りなどがクリアされてしまうため、注意が必要だ。置き換えが行われるファイルのリストなどが掲載されている。入れ替えてリストアする前に必ず一読しておく必要がある文書だ。

◇24959JN:QuickTime: 起動時のエラーメッセージ
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=24959
QuickTimeをアップデートした時に、古いファイルと新しいファイルの両方が残ってしまい、起動時にエラーが出ることがある。この文書でその対処方法が記載されている。

◇58048JN:Disk First Aid 8.2.1: 終了時に iMac が再起動するのは正常な動作です
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58048
デスクトップのアイコンを正しく表示させるために、再起動させるようになっている。将来のバージョンでは変更はあるかもしれない。(ちなみに、Mac OS 9では、Ver.8.5.5となっている)

◇58082JN:Mac OS 8.5: ユーザ登録
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58082
ユーザ登録の意味が説明されている。また、登録アプリケーションでうまく行かない場合のために用意されているWebページへのリンクもある。購入直後に登録がうまくいかなかった場合には、このページから登録できるようだ。

◇58029JN:Mac OS: 起動時のキーの組み合わせによるトラブルシューティング
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58029
PRAMのリセット方法など、起動時に決められたキーを押すことでさまざまな操作ができるが、そのキー操作が一覧されている。この種のキー操作はそれなりに有名だが、たとえば、Commandキーを押したまま起動することで仮想記憶を使わないようになることも含まれている。

◇24881JN:Macintosh:「コマンド」+「Option」+「Shift」+「Delete」キーを使った CD からの起
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=24881
タイトルのような方法で、CD-ROMからの起動ができるのは、「C」キーを押したままにして起動ができなかった以前の機種の話である。iMacやBlue & WhiteのG3では、Cキーを押したままにして起動させる方法を使う。

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS 9, Mac OS 8


ディスクの読み書き処理を高速に行うための手法を解説した文書が改定

技術情報を提供するTechnical Notesに「File Manager Performance and Caching」という文書が掲載された。Mac OSでのファイルの入出力におけるパフォーマンスと、ボリュームのキャッシュに関する議論が掲載されている。かなり古くからある文書であり、改定版が掲載されている。ディスクからの読み込みなどでは、ブロックをある程度まとめて処理した方がパフォーマンスが圧倒的に高いことや、キャッシュとの兼ね合いで高速化ができることなどが詳しく掲載されている。アプリケーションを作成している場合には多くの場合はファイル処理は避けては通れないだろう。その意味では、ファイルの入出力を高速化したいプログラマはもちろん、ほとんどのプログラマが読んでおく必要のある文書だと言える。

関連リンク:File Manager Performance and Caching
カテゴリ:Technote, Mac OS 9


TILにプロセッササイクリングの動作を説明する文書が公開

PowerBookやiBookでは、プロセッササイクリングの設定が、「省エネルギー設定」コントロールパネルで設定できる。この機能に関する解説が、Tech Info Libraryに公開された。何も作業をしていないときにプロセッサのスピードを25%落として、バッテリーの消費を押さえるというのがこの機能の動作である。マウスやキーボード操作、ファイルの読み書きやCD-ROMドライブの利用でプロセッササイクリングの動作を中止する。プロセッササイクリングに入ると、表示していたFlashのアニメーションの動作が遅くなるといった副作用もある。

関連リンク:PowerBook, iBook: Processor Cycling
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), iBook, PowerBook


TIL-Jに公開されたハードウエア関連の文書、やはりG4のノイズレベルは高い

日本語での技術情報を提供するTech Info Libraryで、ハードウエア関連の文書が公開されている。以下はアドレスと要約だ。

◇8556JN:Macintosh Computer and LaserWriter: ノイズレベル
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=8556
本体やプリンタのノイズレベルの測定方法や測定結果が掲載されている。ただし、iMac以降、初期のG4までの結果までしか掲載されていない。ちなみに、Blue&WhiteのG3と初期のG4をくらべると6dBAの音圧差があるようで、これは感覚的には何倍かの違いがあると見て良く、初期G4のノイズレベルの高さがよく分かる。

◇6682JN:Monitors: 磁場による機能への影響
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=6682
地球磁場の影響はブラウン管式モニタにはある。北半球向けに調整されたものは、南半球では正しく表示しないこともあり、その場合には再調整が必要になる。

◇58491JN:iBook: キーボード上部にあるモールドラインは正常なものです
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58491
iBookにはボディの結合部分などにモールラインがある(文書に写真入りでその場所が掲載されている)。これは亀裂などではなく、製造上の理由でできるもので、強度などについても何の問題もない。

関連リンク:Tech Info Library - Japan
カテゴリ:Tech Info Library-J