Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年1月29日発行号 - 開発ドキュメントが書籍化



ネタがあまりないのと、土曜日は雪の中、UGのミーティングに行き、さらには雪掻きをしてヘトヘトになったこともあって、この土日月の発行は月曜にしました。記事にも書きましたが、その雪の中をヨドバシカメラに寄って、AirMacカードなどを買った次第です。AirMacカードは、秋葉原でもどこも\12,800だし、まあそれならポイントカードがあるところということになったというわけです。I-O Dataのアクセスポイントは、探していたのだけど、やっと実物を見たというところで、ちょっと悩んだけど買いました。というのは、やっぱりルータ機能がある方がいいかななどと考えると、いろいろありますからね。まあ、でも、今必要なものを買うというのがベストだと思うので、勝手使っています。
できれば、明日くらいから集中して、WebObjectsをWindows環境で使う話を掲載したいと思います。実は1回目はできているのですが、うちの会社のことを書くので、ちょっと根回しします(笑)。
それから、以下のようにプレゼントを行います。お待ちかね、Expoの3日間の通しで展示会を見ることができるチケットです。数が多い場合にはもちろん、抽選です。

==================プレゼント
Macworld Conference & Expo/Tokyo 2001のチケット(8枚)
―――――――――――――――――――――
申し込み方法:<msyk@locus.co.jp>宛にメールをする
 メールのタイトル:【Expoのチケット】を希望

 メールの本文には、名前、住所、郵便番号、当選時の公表名、を記載
 メールは、MDOnlineに登録のメールアドレスから送付してください
 複数のプレゼントを御希望の場合は、それぞれ個別にメールをしてください
 締め切り:2001年2月4日(日曜日)到着分まで
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


Mac OS XのKernelやWebObjects、Carbonへの移植の文書が書籍化

Appleの技術ドキュメントを書籍としてオンライン販売しているFatbrain.comで、2000年12月に以下のドキュメントが新たに公開されている。

◇Kernel Environment
 http://www1.fatbrain.com/asp/BookInfo/BookInfo.asp?theisbn=DM10006266
Inside Mac OS Xシリーズの1つとして「Kernel Environment」が2000年12月に発行されている。Mac OSあるいはLinuxやFreeBSDの知識を持ったエンジニア向けに、Mac OS Xのコア部分を理解するための解説が行われている。基盤となるシステムのアーキテクチャに加えて、カーネルの機能拡張など、カーネルレベルでの開発を行うようなプログラマ向けの情報も含まれている。104ページで、$11.50となっている。なお、PDFでも同様なドキュメントが配付されているが、2000年7月の日付となっており、ページ数は少し多い。

◇WebObjects Overview
 http://www1.fatbrain.com/asp/bookinfo/bookinfo.asp?theisbn=DM10006286
Inside WebObjectsシリーズの1つとして「WebObjects Overview」が2000年12月に出版されている。100ページで$11.25だ。WebObjectsでの開発を行うにあたって、WebObjectsで制作できるものとして4つのパターンがある。それぞれ、HTMLベースのもの、Direct to Web、Javaクライアント、Direct to Javaである。これらがどのようなものであるかということの解説が行われており、どの開発方針を取るのかということを検討する材料にもなるだろう。これに対応するPDFのドキュメントはAppleのサイトでは見つけることができなかった。

◇Carbon Porting Guide for Mac OS X
 http://www1.fatbrain.com/asp/bookinfo/bookinfo.asp?theisbn=DM10006276
Inside Carbonシリーズの中の「Carbon Porting Guide for Mac OS X」が、書籍としてFatbarin.comより販売されている。既存のMac OS向けアプリケーションをCarbon対応するにするために必要なことが記載されていて、行うべき作業についての詳細が掛れている。また、Carbon Eventモデルについても記載されている。発行年は2000年12月となっている。ページ数は166、価格は$15.38となっている。なお、同じ名前のドキュメントがCarbon SDKに含まれているが、Ver.1.1のものは52ページ、Ver.1.2のものが164ページなので、Carbon SDK 1.2にあるものと内容的には同じだと思われる。

カテゴリ:雑誌、書籍, WebObjects, Carbon/CF, Mac OS X


遅ればせながら、うちでもAirMacを導入しました。

今時…と思われるかもしれないが、筆者もAirMacを導入した。というのは、PowerBookを使いながらも移動はそれほど多くないので、圧倒的な必要性を感じなかったということがある。もちろん、去年のWWDCのときなんかにはあったらいいなとは思ったが、次のWWDCまでに買えばいいかと思った次第だ。それに、せっかく出遅れて(笑)待ちに入ったのだから、最初に買うよりもメリットが欲しい。とは言え、ワイアレス製品は仕様が固まっているから、結局は値段のメリットしかないわけだ。せめて、ベースステーションが安くなるまで待とうと思った。
AppleのAirMac BaseStationは確かに魅力的なデザインではあるが、\38,000する。どこに行ってもほぼ同じ値段だ。これに対して、コレガなどの製品は\30,000前後というのが相場だ。筆者のサイトではすでにネットワークが構築されていて、ケーブルテレビに接続してIPマスカレードし、DHCPサーバなどもすでに稼動済みである。少なくともモデムは必要はないし、ルータ機能もなくてもいいのである。だから、買うにしても、AirMac BaseStationではなく、メルコのモデムのないタイプなどとになるかなと考えていた。そこへ、I-O Dataからうってつけの製品が出たのである。「WN-B11/AXP」という味気ない製品名だが、定価は\24,800。アップル製品だからもうちょっと値引きもあるだろうと期待をする。実際、\22,800であった。ちなみに「アクセスポイント」と称している。

◇WN-B11/AXP
http://www.iodata.co.jp/products/plant/wnb11axp.htm

2000年12月に製品発表されたが、予告とおり、製品が出回りはじめたのは1月の後半のようだ。なぜこの製品が安いかと言えば、モデムもなく、ルータ機能も一切ないということなのである。他の製品よりも機能を削って安価に提供しているということだ。端的に言えば、ブリッジということだ。Ethernetと無線LANの間をとりもつだけで、単にデータは素通しするだけ。また、管理ソフトはWindowsしか用意されていない。
心配なのはAirMacカ?との接続ができるかだが、事前にいろいろなサイトをチェックしたところ、I-O Dataの製品とAirMacは接続ができるようだし、逆に言えば、暗号化を使わない限りはAirMacはほとんど大丈夫だということが分かった。まあ、それでもダメでもグレないように心に誓って、思いきって買ってみた。
さて、アクセスポイントを箱から出して、まずは小さいことに驚いた。AirMac BaseStationがあのサイズだし、コレガのアクセスポイントもひと昔前のモデム程度のサイズだから、きっとでかいかなと思っていた。だが、Palmをちょっと分厚くした程度の大きさなのである。接続も簡単だ。電源を接続して、あとは、ハブからEthernetケーブルでつなぐだけだ。他には操作するポイントは一切ない。アンテナがいろんな角度になるが、そこそこクールなデザインではないだろうか。
一方、PowerBook用にはAirMacカードしか選択肢はないと言ってもよい。値段が安い(とは言え定価の\12,800だけど)のと、専用接続ポートがPowerBookにあるからだ。設置はマニュアルを見ながらやってみたが、なんかちょっと収まりが悪いような記がするが、キーボードは元に戻ったからいいのだろうか(誰か機会があったら見て下さいな)。そして、CD-ROMからソフトウエアをインストールする。Ver.1.2の日本語版がちゃんとついている。そして再起動…なんと、もうワイアレスでつながっている。あまりに簡単すぎて拍子抜けしてしまった。AirMacの設定アシスタントがむなしく起動している。そんなことをしなくても、ちゃんとワイアレス接続されているのに。インターネットはもちろん、AppleTalkの接続もできることを確認できた。
さて、たいして広くもない我が家ではあるが、2階にアクセスポイントを設置し、1階のリビングでは、電波強度は6割ほどにはなるもの、とにかく家中で問題なく利用できた。さっそく、Windowsノートにアクセスポイントの管理ツールをインストールして設定をする。なんと、フロッピーで供給されている。Windowsでもフロッピーを使うのは何ヶ月ぶりだろうか? 少なくとも今世紀初だ(最後だったりして…)。このWindowsノートは、ワイアレスではなく、Ethernetケーブルで接続されている。つまり、EthernetでつながれたWindowsマシンからでも設定はできるということだ。もっとも、設定できる項目も少ないが、基本的な設定として、自分のPowerBookからしかアクセスできないようにはすべきだろう。ということで、AirMacソフトウエアを起動してMACアドレスを確認し、そのアドレスだけをアクセス許可とした。これで、近所から勝手に使われる心配は、ほぼなくなったと言えるだろう。ただし、WEPによる暗号化は「IEEE 40bitを使用」というオプションを使うが、これを設定するとAirMacカードはアクセスポイントを認識しなくなる。やはり暗号化はだめなのかもしれない。なお、チェクはしていないが、アクティブローミングにも対応している。
このI-O Dataのアクセスポイントだが、とにかく電源オンで使えたわけで、特に設定を変える必要がないのであれば、Windowsの管理ユーティリティを起動する必要はない。ただ、やはりアクセス制御をするのは基本だろうから、まったく設定をしないというのはあまりいいことではないだろう。いずれにしても、既存のネットワーク環境が整っているようなオフィスなどでは、無駄な出費がかさまない分だけ、こうしたシンプルなアクセスポイントのメリットも大きいだろう。

カテゴリ:ネットワーク


Disc Burnerの英語版の国際版がリリース

CD-R/RWへの書き込みソフトウエアであるDisc Burnerの英語版国際版がリリースされている。Ver.1.0なので、2001年1月初旬に公開されたバージョンからの変化は特にはないと思われる。Mac OS 9.1以降で利用でき、対応ドライブは、Apple純正のCD-R/RWドライブとなっている。

関連リンク:Z-Disc Burner
カテゴリ:周辺機器